花子とアン 16話 五年ぶりの故郷・甲府

連続テレビ小説(朝ドラ)『花子とアン』
2014年4月17日(木)放送
第3週 第16話 「初恋パルピテーション!」

『花子とアン』第3週 第16回「初恋パルピテーション!」

かつて、小学校の級友たちと別れを告げた故郷の道を歩いて来るはなは路上で朝市と再開しました。朝市は家まで重い鞄を運んでくれるものの黙り込んだまま。はなの目には怒っているように映る朝市、実ははながあまりに奇麗になって声が出ないのです。

はなは家に着きました。見違えるようなはなの姿のに「てっ!」としか言えない家族でしたが、母・ふじの手料理を喜んで食べるはなを見てようやく心を和ませる家族。しかし、手土産に持ってきたクッキーを渡すことをためらってしまうはな。

夜。はなは妹のかよに修和女学校に給費生として編入することを勧めるも「お姉ちゃんは呑気でいいずら」とかよを怒らせてしまいました。兄の吉太郎もはなと打ち解けようとはせず、はなはかよと吉太郎の二人との間に壁を感じるのでした。

翌朝、川に水汲みに来たはなは朝市と会いました。帰って来なかったほうが良かったのかも知れないと打ち明けるはなに、朝市は他言無用と言われたあることをはなに話します。それは、かよが年明け早々製糸工場の女工になるということだったのです。


『花子とアン』第3週 第16回 「初恋パルピテーション!」
 感想

5年前の、顔も服も汚れていたはなそのままに今も変わらず顔も服も汚れている家族。5年の歳月で顔も服も別世界の人になったはな。この両者が途中に緩衝剤をまったく入れられず、突然一つの画面に収まてしまうギャップ。

小作農の人たちの顔をちょっとやり過ぎじゃないかと思うくらい汚していたのも、5年ぶりという長い歳月のギャップを演出するためだったのかと納得。そしてある意味残酷なギャップですが、家族みんなが「てっ!」と固まってしまうユーモラスな反応が残酷さを打ち消してくれました。

ギャップが大き過ぎてはなだと気付かなかった者も一人。武くん。汽車の中ではなの姿を見た武くん。はなをはなと認めた上で、あまりの変貌ぶりに驚いてソワソワしだしたのかと思っていたらそうではなかった。

どこぞのご令嬢と勘違い。しかも一目惚れ。家の者に居場所を探し出して来いと命じた矢先に、お父ちゃんから二学期になって落ちた成績を突きつけられ「勉強しろし!」の一喝でしょんぼり。武くん、いい味出してます。勘違い間抜けキャラとしてどんな成長を果たすのか今から楽しみです。

ふざけた話しはこれくらいにして。

はなが帰郷した夜、はなが脱いだ着物の袖に腕を通してみる妹のかよちゃん。部屋に入って来たはなと目が会ってあわてて脱ぎ捨てたその仕草が切な過ぎて胸がヒリヒリしました。

恐らくはなみたいに本を読みたいとか英語を勉強したいとかそっち系の願望はあまりなさそうなかよちゃんですが、年齢から言ってもあんなにキレイな着物を着飾ってみたいという願望は強烈にあるはず。むしろその点ははな以上かも。

はなの子供時代、奉公に出ようと決めた時、男前朝市くんが自分が心から好きな事ができるのは今日が最後なのだからと教会の図書室に連れて行き、はなも過酷な日々を目前にして束の間ながら甘い夢を見ることができました。

かよちゃんがはなの着物の袖に腕を通した瞬間も、かよちゃんにとっては娘時代の最後の甘い夢を見ていたのかも。そして脱ぎ捨てたあの瞬間、自分には甘い夢が再び巡って来ることはないくらいの気持ちだったかも。

その時はかよちゃんが年明けには製紙工場の女工になるなど知る由もないはなでしたが、自分の居場所がない事に浮かない顔のはなが朝市君から真相を知らされてしまったショックはどれほどのものか。自分の居場所の有る無しなんていうレベルでない窮地にかよちゃんが立たされていたのだから。

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4 Responses to “花子とアン 16話 五年ぶりの故郷・甲府”

  1. えびすこ より:

    武はまだはなの成長した姿に気づいていないようですね。はなも武に気づいていないのかも?あの時代の15歳は精神的には今の15歳よりも大人であると思います。大河ドラマを見ていてもそう思います。体格的には今の15歳の方が「大人」ですが。
    汽車で甲府へ移動していますが、明治末期の時点ではまだ「東京駅」がないので新宿駅からの下り汽車ですね。新宿駅も平成になってからも大変貌しております。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      武くん、汽車で出会った女の子がはなだっと17話でやっと気がついたみたいですが、はなと知るやいきなり態度が偉そうになる武くん。相手を見て態度がころころ変わるコミカルキャラの成長がますます楽しみになってきました。

  2. 祥子 より:

    やっと帰郷できたのに、はなは苦しいところに。折角のクッキーも出せず、晴れ着も必要なかったですね。自分だけが特別な扱いをされているのに、やっと気づいたはな。家族ははなの成長ぶりを喜んでくれるけれど、はなの心境複雑。私の嫁に来た家族も、そういうKYな人いらっしゃいます。特別扱いしているほうもされているほうも、全く気づいていないので、兄弟たちは不幸ですね。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      毎年帰郷していればこんなギャップも感じずに済んだのでしょうね。10歳から15歳は環境順応性が高いので良家のお嬢様レベルの暮らしがはなには当たり前の日常。5年もの歳月をかけて女学校での生活に慣れてきたので、ギャップがあることがわからなくなったのかも。でも、今回の帰郷はちょっと痛々しかったですね。

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