花子とアン 27話 ロミオ役の蓮子の狙い

連続テレビ小説(朝ドラ)『花子とアン』
2014年4月30日(水)放送
第5週 第27話 「波乱の大文学会」

『花子とアン』第5週 第27回「波乱の大文学会」

蓮子の言う復讐の対象は蓮子の家族でした。はなの父のように自分を思ってくれる存在が一人もいない上に、この学校に入れられたのも体のいい幽閉と語る蓮子。自分がここにいることをおおっぴらにして世間体をぶち壊すことが蓮子の言う復讐でした。

そんな蓮子にはなは説得を試みますが、芝居が成功しようが失敗しようがどうでもいいことと開き直る蓮子に、はなはうっかりひねくれていると口を滑らせます。ひねくれているの一言で蓮子は完全に心を閉ざし、はなの説得は逆効果となりました。

その頃甲府では、地主の徳丸が連隊長を接待する席を設ける話しを武から聞きつけた吉太郎が、武の制止を振り切り連隊長に入隊志願の直訴を始めます。しかし二十歳の徴兵検査までは長男として親孝行に励むよう連隊長に諭されてしまう吉太郎。

遅々として進まない稽古。しかし、はなは徹夜し明け方に台本を完成。その朝、偶然早起きして来た蓮子に、このままではジュリエット役を降ろさせることになるとはなは挑発。はなは完成したばかりの台本を蓮子に読むよう押し付けるように渡します。


『花子とアン』第5週 第27回 「波乱の大文学会」
 感想

修和女学校関係者の前では涼しい顔を保っていた蓮子様でしたが、今回、はなを前にして涼しい顔がついに保ち切れなくなりました。復讐を語る蓮子様が一言「あなたのお父さまのように思ってくれる存在が一人もいない」。

やっぱり、吉平お父ちゃんが娘のために土下座までして真剣にブラックバーン校長先生に謝っていたあの姿、蓮子様には相当ショックだったようですね。生まれてこの方、周りにあんな人はいなかったのでしょう。

と言って、そういう存在を求めていたかというと意識しては求めていなかったかもしれません。そもそも家族が家族のことを思うなんて想像すら出来なかったかも知れません。でも、自分には何かが決定的に足りないという漠然とした思いはあったかも。

その漠然とした足りない何かを、吉平お父ちゃんのプライドをかなぐり捨てて娘のために謝るあの姿を見て気付いてしまったんでしょう。自分に足りていなかったものがはっきりして揺らぎ始めた蓮子様。

はなに「あなたのお父さまのように思ってくれる存在が一人もいない」と、そのことを口にしてしまってからセーブがきかなくなる蓮子様。蓮子様を見ていて今回ほど痛々しいことはありませんでした。

涼しい顔が崩れたと同時に弱点も露呈。はながうっかり口を滑らせた「ひねくれている」に蓮子様激しく反応。これまで家族から散々言われて来た言葉なのか珍しくこの言葉に気色ばむ蓮子様。

はなの説得は成功するものとばかり思っていましたが、この「ひねくれている」発言で説得は完全に失敗。

意想外の展開でしたが、最後の最後、早朝に偶然出て来た蓮子に放った一言「このままだとジュリエットの役降ろされますよ、舞台に立てなくなってもいいのですか?」これはちょっとばかり効き目があったようです。

<<前回26話 | 次回28話>>

Sponsored Link
Sponsored Link
いつも、当ブログ『朝ドラPLUS』をご覧頂き誠にありがとうございます。当ブログでは、誤記、誤変換、事実誤認をなくすべく努めておりますが、もし文中に誤りや表現の不明な点がございましたら、ご指摘頂けますと幸甚に存じます。今後とも『朝ドラPLUS』をよろしくお願い致します。ありがとうございました。

icon_mareicon_mareicon_mareicon_mareicon_massanicon_hanakoicon_umechicon_umechicon_umechicon_itokoicon_umechicom

関連記事

8 Responses to “花子とアン 27話 ロミオ役の蓮子の狙い”

  1. 祥子 より:

    一つ不自然な感じが…。校長先生の言葉をはなが通訳しますが、他の女子たちも英語はわかるはずですよね。毎金曜日には英語しか使えないほどの英語に力を入れている女学校。
    大文学会の演目も、本来なら、英語劇でもいいくらいではないでしょうか。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      はなぐらい熱心に勉強してないと週一回英語漬けでは足りないかも知れません。ずいぶん昔に短い間語学留学したことがあるのですが、一週英語漬けでも英語を聞き取れずに終わったという人をたくさん見ました。

    • なな より:

      祥子さん
      はなが通訳をするのは、卒業式に来ている父兄の皆さんのためではないですか?

      • hublog より:

        コメントありがとうございます。
        目からウロコのご指摘でした。もっとシンプルに考えれば良かったんですね。
        今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

      • 祥子 より:

        ななさんへ

        私が、はなが通訳しているのが不自然と言ったのは、大文学会でロミオとジュリエットをすると決まった後に、蓮子様が全く練習に来ず、皆さんがもめている所に、校長先生が居合わせた場面です。
        17日の卒業式の場面ではありません。
        女学校の生徒たちだけですから、保護者もいませんでした。

        • hublog より:

          コメントありがとうございます。
          今日が卒業式だったので卒業式のことと思い込んでました。文学会の頃のことだったんですね。大変失礼しました。

  2. 祥子 より:

    醍醐様役の女優さんは、舞台ご出身なのでしょうか。ロミオの台詞が実に生き生きと、素晴らしいです。

    単純に生きたほうがいいとはなそのもの発言。はなは、吉高由里子さんにぴったりのキャラ。逆かな。

    はながひねくれていると言った蓮子さん。人を傷つける発言は、しばし図星のことがあり、それにより互いの関係性をわるくすることがあります。それでも蓮子さんとはなは、腹心の友になるのですから、蓮子さんの心の中には、聞く耳をもつ柔軟性は損なわれてはいないのでしょうね。
    復讐や憎しみは、愛情の裏返しともいいますし。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      醍醐様を演じている女優さんは数年前にイランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督の映画『ライク・サムワン・イン・ラブ』で主演をつとめていました。この映画、呼吸するのを忘れるくらい圧倒されました。

コメントを残す

サブコンテンツ

ページトップへ