カーネーション 70話 キレイなものを知らない娘達

連続テレビ小説(朝ドラ)『カーネーション』
本放送:2011年12月22日(木)放送
再放送:2014年6月26日(木)放送
第12週 第70話 「薄れゆく希望」
花言葉の花「アネモネ」

『カーネーション』第12週 第70回
「薄れゆく希望」あらすじ

昭和18年(1943年)9月、街中で戦死者の葬式行列を見かけるようになり戦局はいよいよ厳しくなってきました。オハラ洋装店でも庭で野菜を育て、肌着や靴下をつくって縫い子たちに農家をまわらせ食料と交換するようになります。

軍国少女の真似が大好きな優子は近所の子供たちと軍事教練ごっこに夢中です。そんなある日糸子は優子と直子を連れて、映画を見に行きますが戦争場面ばかりなのが退屈で三人揃って途中で出て来てしまいます。

もっと楽しくてキレイな映画を見たいという優子。戦争ばかりでキレイなものを見る機会がまるでない娘たちを不憫に思う糸子。せめて自分でキレイな絵を描けるようにと、糸子は優子に高価な色鉛筆を買って与えるのでした。

そして近づいてきただんじり祭りの日。木之元と木岡もだんじりの寄り合いに出かけます。何があってもだんじりはひかないといけないものだと強く思う糸子。しかし、若い男がいなくなったその年のだんじりのひき手は年寄りばかりでした。


『カーネーション』第12週 第70回
「薄れゆく希望」感想

肌着や靴下をつくっては農家をまわって食料と物々交換。『ごちそうさん』の西門家では着物や家財を農家で交換し、交換するものがなくなったら干上がってしまいました。その点、物々交換するものをコンスタントに調達出来る小原家はいいですね。

商店街のお店は次々と閉まってしまい食料などの配給量も減少の一途。一方で子供たちは軍事教練ごっこに夢中。ということは大人たちの軍事教練が盛んになってきたんでしょう。内政が混乱すると外敵を求めるという定石通りの世の中の動きです。

そんな中、執拗に食い下がる優子に根負けし糸子は娘たちを連れて近所の集会所の映画会へ。上映される映画は士気高揚を目的としたらしい国策映画『勇ましき決戰』。でも戦闘場面ばかり延々と続くだけの退屈な映画に飽き飽きして退出。

もっと楽しくてキレイな映画見たいと女の子らしい願望を口にする優子の言葉を聞いて糸子は気付きました。少女時代にキレイなものにうっとりする機会が娘たちにはないこと。特に直子は生まれてこの方ずっと戦争で「キレイ」とは無縁の日々。

気付いたその時に起こった騒ぎ、あれは政治犯の捕り物でしょうか。あまりに物騒な騒ぎを怖がる優子と直子。キレイなものを見る機会がないばかりか、こんな物騒な現場を幼いうちから見なければいけないとは。

糸子が幼い頃、日本は豊かで、朝早くだんじりにワクワクしながら目を覚ましたり、大工方がだんじりの上で舞う姿に惚れ惚れと見とれたり。また、美しい着物をこよなく愛する善作お父ちゃんに「美」の手ほどきを受けたり。

心が豊かになる機会に恵まれていた自分自身の幼い頃を思い出す時、不自由な暮らしを強いられる自分の娘の不憫さは筆舌に尽くしがたいものがあったかと。しかし、そんな時代のせいにして我が身の不運を嘆く糸子ではありません。

オハラ洋装店の番頭さん・昌ちゃんを激怒させるほどに高価な色鉛筆を優子に買い与える糸子。機会がないと嘆くのでなく、自ら機会を作り出してしまう、突破力。当時ほどではないにせよ、この困難な時代を乗り切るためにも真似したいものです。

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