カーネーション 71話 吉田屋の苦境と奈津の夜逃げ

連続テレビ小説(朝ドラ)『カーネーション』
本放送:2011年12月23日(金)放送
再放送:2014年6月27日(金)放送
第12週 第71話 「薄れゆく希望」
花言葉の花「アネモネ」

『カーネーション』第12週 第71回
「薄れゆく希望」あらすじ

昭和19年(1944年)4月、大日本婦人会の澤田が戦死した次男の葬式行列を出しました。その頃、安岡髪結い店はパーマ機を供出して閉店。仕事を失った八重子はオハラ洋装店で働くようになりました。

そんなある日、糸子は奈津に呼び出されました。かつて糸子の祝言を挙げた部屋に通された糸子は、奈津から吉田屋の屋敷と土地の購入を持ち掛けられます。多額の借金を抱えた奈津は、吉田屋を売ろうにも買い手を見つけられないでいたのです。

何故、こんなになるまで誰にも相談しなかったのかと詰る糸子。しかし夫に逃げられた上に、母は病弱の身という奈津の苦境を八重子から聞かされる糸子。早速、神戸の祖母に吉田屋購入の相談をするなど奈津を救おうと糸子は奔走します。

しかし店の営業を出来ない時代に料理屋を欲しがる人はいません。せめて奈津を雇おうと考えた糸子は吉田屋に足を運ぶものの、すでに奈津は母を連れて夜逃げした後でした。奈津が逃げてしまったことを糸子は泣いて悔しがるのでした。


『カーネーション』第12週 第71回
「薄れゆく希望」感想

商店街の店が次々に閉まる中でついに安岡髪結い店も閉店。食い扶持を稼ぐため、八重子さんはオハラ洋装店で働くことになりました。折柄だんじりの季節、八重子さんのご主人・泰蔵さんは、その昔大工方として活躍し格好良かったと糸子。

泰蔵さんの大工方姿を見て自分も大工方になりたかったと語る糸子に、昌ちゃんがすごいツッコミ。大工方の奥さんになりたかったのでなく、大工方そのものになりたかったのかと。昌ちゃんの言う通り普通は大工方の奥さんになりたがるでしょう。

さて、その「普通」の人から珍しく電話がありました。大工方の奥さんにずっとなりたいと願っていた(でもなれなかった)奈津です。呼び出されて糸子が出向いたのは珈琲太鼓。でも営業していません。

珈琲太鼓が営業できないで閉店というのは伏線で、料亭吉田屋の閉店という事態で伏線を回収。かつて糸子の祝言を挙げたあの賑やかだった部屋は、もはや人の気配はなく、店の調度品も白い布で覆われた状態。

かつて幸福の絶頂を迎えたのと同じ場所だけに、静まり返ったその空気は残酷なほど。そんな残酷な空気の中で、料亭吉田屋の苦境、奈津の苦境がはじめて明らかになります。負債の返済が滞り二進も三進も行かない経営難。

そこまで追い詰められても素直に頭を下げられず突っ張り続ける奈津。その強気が、軍需景気に湧いた頃はプラスに働いたかも知れません。借金してでも強気に出れば順風に乗って借金も回収し、儲けることが出来たかと。

でも逆風の中、その強気がマイナスに働いてしまったようです。頭を下げてでも苦境を乗り越えなければならない状況も、頭を下げずに突っ張り続け負債を雪だるま式に増やしてしまったのかと。そこまで行ってもまだ突っ張る奈津の硬直な思考。

突っ張るだけ突っ張ったのに、硬直故にもろかった。ポキッといとも簡単に折れてしまった奈津は夜逃げ。糸子が再び料亭吉田屋に足を運んだ時は、屋敷はもぬけの殻で踏み倒された債権者のおっちゃんが二人いるだけ。

「ぼけ、どあほ、逃げてどないする」と泣き叫ぶ糸子。奈津が逃げてしまって歯ぎしりして悔しがる糸子の表情は鬼気迫るものがありました。最後の最後まで、見かけは仲の悪かった奈津のことを自分のことのように想う糸子の胸中、察するにあまりあります。

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