カーネーション 100話 優子美大をやめ洋裁学校へ

連続テレビ小説(朝ドラ)『カーネーション』
本放送:2012年2月1日(水)放送
再放送:2014年7月30日(水)放送
第18週 第100話 「ライバル」
花言葉の花「ロベリア」

『カーネーション』第18週 第100回
「ライバル」あらすじ

昭和30年(1955年)2月、美大受験日を二日後に控えた優子は自分はどうすれいいのかわからず、ついに糸子に泣きつくものの、自分のことは自分で考えろと糸子は優子を手厳しく叱りつけ突き放します。

しかし明くる朝、糸子の目をぬすんで千代がこっそりと優子を送り出します。その様子を襖越しにうかがっていた糸子は、口とは裏腹に内心ひと安心。同じく口では優子を悪く言う直子も優子が出発してほっとするのでした。

しかし優子は駅まで行くと東京行きの汽車には乗らず北村を訪ねました。自分は画家になるつもりはなく、絵を描くことで糸子にほめられたかったと北村に打ち明ける優子。結局、優子は美大は受験はせずに家に帰って来てしまいます。

その年の4月、優子は大阪の洋裁専門学校に通うことに。糸子は高校、中学に進んだ直子と聡子にプレゼントを贈ります。赤い鞄をもらい大喜びする直子でしたが、優子が自分より上等な鞄をもらったことを知り姉に対してライバル心を燃やすのでした。


『カーネーション』第18週 第100回
「ライバル」感想

「優子は甘ったれ、お爺ちゃんに甘やかされたせいで阿呆になった」

相変わらず優子に対して喧嘩腰の直子。身体が成長した分だけ口の悪さも成長しましたね。幼少時の「猛獣」が成長したらこうなるんだろうという納得の配役、納得の台詞、そして納得の演技。

三姉妹の学校の成績の登場。その成績が三姉妹それぞれの性格を雄弁に物語っていて面白い。善作おじいちゃんに大事に育ててもらった優子はまんべんなく良い成績。絵の才能に小さな頃から自信満々だった直子は図画工作だけ突出した成績。

そして、二人の姉と違って放任されて育ちいつもマイペースな聡子は体育以外はほとんど何も出来ない。そこまでひどい成績なのに、ぷっと吹き出しながら三人の遺影に悪い成績を見せびらかす糸子のおおらかさ。普通のお母ちゃんなら顔色変えてるところです。

聡子のとんでもない成績で笑った直後に、夕食の席ではそんな成績なんて完全に忘れてわけのわからない馬鹿話をひとりでし続ける聡子。浮かない顔の優子が気になってしょうがない直子に対して、聡子はここでもマイペース。

三姉妹、それぞれいい味が出て来ました。

さて、千代おばあちゃんに「東京に行って試験受けちょいで」と送り出された優子ですが、結局、東京には行かずに北村さんのところへ。美味しいものを食べさせるだけのおっちゃんかと思ってましたが、案外頼りにされているんですね。

結局、優子が絵を描くのが好きだったのは絵画が好きだからではなく、絵を描くとお母ちゃんにほめられる、もっとほめられたい。それだけのことでした。とてもじゃないけれど画家にはなれなかったでしょう。

美大をやめて洋裁専門学校に進んだのはどういうわけか。洋裁屋を継ぐという意思表示?その意思表示があったからこそ、お母ちゃんは優子を認めて上等な鞄を入学祝いに贈ったのでしょうか。

その上等な鞄を見てしまった直子。自分がもらった鞄の安っぽさにがっかり。そして直子に対するライバル心もメラメラ。このライバル心が引き金となって、直子も負けじと洋裁の道にすすむことになるのでしょうか。

では、マイペースの聡子はどんな道をどういう理由からたどるのか。予測不可能なだけに目が離せません。

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2 Responses to “カーネーション 100話 優子美大をやめ洋裁学校へ”

  1. 巨炎 より:

    初めまして。

    この時期から「カーネーション」は作品を「線」で捉えないと
    情報をどんどん取りこぼしてしまいますね。

    優子の深層心理がまず描かれています。
    直子の「お爺ちゃん」云々のツッコミに加え「三つ編み」「セーラー服」
    生前の善作が優子を膝に抱っこして糸子を睨んでいた(66回)
    場面との共通の項目。自然と足が北村の所に向かう優子。
    「お爺ちゃんが生きとったらウチの味方になってくれるのに」的
    意識が優子にはあり、「ぶっきらぼうだけど優しいお爺ちゃん」の
    イメージにダブる北村が受け皿になっている。
    今後も糸子と優子の対立に北村が絡んでいきますが、これが伏線。

    一方、直子ですが前回の母と姉の経緯の時には下校していなかったのに
    「本気で画家になるきもない癖に」と突っ込むのは
    前々回の喫茶店でのやり取りを受けての事。
    姉妹喧嘩というコミュニケーションを通じて
    優子を理解する事に関して糸子の一歩先をいっている直子。これも伏線。

    そして最も糸子似と思われる直子も糸子とは性格が違う。
    千代「あれ、アンタもほっとしたんか」
    直子「しょうもなーと思っただけや!」
    糸子「あー、ほっとした」
    直子は糸子より意固地で言葉に出せない本音を抱えているが
    それを察してやれるのは現時点で千代さんだけ。
    そしてナレを務める糸子が小難しい性格の娘の本音を代返する脚本。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      実に精緻な伏線の読み、登場人物たちの心の有り様への深い洞察力。大変、勉強になりました。この先、「線」で捉えるながら慎重に物語を読み解いてゆこうと思います。
      今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

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