花子とアン 103話 葉山家幽閉中の蓮子出産

連続テレビ小説(朝ドラ)『花子とアン』
2014年7月28日(月)放送
第18週 第103話 「涙はいつか笑顔になる」

『花子とアン』第18週 第103回「涙はいつか笑顔になる」

甲府の安東家から連れさされた蓮子はその後、実家の葉山伯爵家に幽閉。1922年(大正11年)夏、蓮子は義姉の園子によって断髪。一方で、連日葉山家に通う龍一は門前払いされる日々。花子も手紙を何通も送り続けるものの返信はありません。

しかしある日、蓮子と連絡がとれず心配する花子と龍一に、蓮子が元気な男子を出産したことを醍醐が知らせに来ました。醍醐は蓮子に取材するため連日葉山家に通い詰め、葉山家の運転手からついに蓮子の出産を聞き出すことに成功していたのです。

一方で蓮子の兄・晶貴は福岡の嘉納邸を訪問し妹の不祥事を伝助に謝罪。血気盛んな炭坑夫たちに詰め寄られる晶貴でしたが、蓮子に手出しはするな、末代まで弁明無用と伝助は炭坑夫たちを一喝。蓮子のことはこれで終わりにすると宣言しました。

その頃、葉山家の運転手に頼み込むことで花子は蓮子との再開を果たしました。蓮子が子供を取り上げられていることを知った花子の抗議により、初めて我が子を抱くことが出来た蓮子は龍一が命名した「純平」という名で赤ん坊に話しかけるのでした。


『花子とアン』第18週 第103回 「涙はいつか笑顔になる」感想

ただただ伝助さんの一喝が強烈に印象に残る第103回でした。頭に血がのぼる荒くれ炭坑夫たちを一瞬にして黙らせてしまう気迫。蓮さまを「一度は惚れた女」と一切悪く言わず「末代まで一言の弁明も無用」と言い切る潔さ。

一方で、断髪した蓮さまの髪を差し出す伯爵様に受け取りをそっと拒絶する時の伝助さんの悲しそうな眼が忘れられません。そこにいない蓮さまの悲しみを思ったのか、そんなことしか出来ない伯爵様の駄目さ加減に怒りを通り越して哀れみを感じたのか。

また蓮さまが子供を産んだと知った時に「赤ん坊が生まれたとね」。一度は惚れた女の幸福への喜びと、その幸福に自分が関われなかった寂しさが入り交じったような「赤ん坊が生まれたとね」の声色。これもたまりません。

リアル伝右衛門氏の白蓮への対応は事前に調べていたので、その場面をどのように見せてくれるのかをとても楽しみにしていたのですが、期待以上の演出、鳥肌が立つような演技でした。いいものを見せてもらいました。

もう一点、第103回でとても気になっていたのが醍醐さまがどうやって葉山家への潜入に成功したのかという点。さすが醍醐さま、目の付け所が素晴らしい。運転手「くさかべ」が人が良さそうだと見抜くや、運転手さんを集中攻撃して調略に成功。

実は策士だった醍醐さま。門前払い続きで諦めムードの龍一くんにも、葉山家陥落法を伝授してあげてほしいものです。思えば女学校時代に金沢名家の御曹司に恋した花子に経歴隠蔽を勧めていた醍醐さま。策士の才能はこの頃からあったのかもです。

さて、策士醍醐さまから運転手「くさかべ」の調略法をしっかり教わったらしい花子。花子を家に入れたことを園子さんに咎められた運転手「くさかべ」が苦しい弁解「断るとこの方が何度も騒ぎ立てる」

騒ぎ立てれば運転手「くさかべ」は簡単に落とせると、きっと醍醐さまが花子に入れ知恵したのでしょう。恐るべし醍醐さま。

<<前回102話 | 次回104話>>

Sponsored Link
Sponsored Link
いつも、当ブログ『朝ドラPLUS』をご覧頂き誠にありがとうございます。当ブログでは、誤記、誤変換、事実誤認をなくすべく努めておりますが、もし文中に誤りや表現の不明な点がございましたら、ご指摘頂けますと幸甚に存じます。今後とも『朝ドラPLUS』をよろしくお願い致します。ありがとうございました。

icon_mareicon_mareicon_mareicon_mareicon_massanicon_hanakoicon_umechicon_umechicon_umechicon_itokoicon_umechicom

関連記事

11 Responses to “花子とアン 103話 葉山家幽閉中の蓮子出産”

  1. えびすこ より:

    実際には夫は出産に立ち会えなかった(産室のそばにいなかった)のでしょうか?いくつも名前を考えていたのは白蓮を思ってのことですね。
    大正時代だと男性は出産に立ち会えないご時世だから、映画などで産室のそばでうろうろすると言う描写が多いですね。日本で夫が妻の出産に立ち会えるようになったのは平成になってからですね。
    アンアンの朝ドラ特集はご覧になられましたか?28日までならまだ書店にあると思ったのでお知らせいたしました。ページ数は少ないのですがアンアンで特集になる時期がむしろ遅いと思いました。

    • hublog より:

      コメントありがとうございす。
      リアルでは夫は立ち会えなかったようです。更に離ればなれになっている時に夫は病気になっていたりもします。
      朝ドラ特集が載っているアンアン、買ってきました!当ブログで、過去作品の全話掲載は困難としても各作品ごとの概要レベルの情報を充実させてみようかなと、特集記事を見て考えはじめています。

  2. いちファンT より:

    皆さんが既におっしゃっている通り、伝助さんの男らしさに惚れ惚れしてしまう&伯爵様の言動にイライラした回でした。
    あと、一つ気になったのは、伯爵様夫妻には跡継ぎがいないんでしょうか。
    花子が「赤ちゃんと母親を引き離すなんて云々」と声を荒げた時のお義姉様の表情が微妙だったように感じた(自分で子どもを生んでいないので、母親の気持ちがいまいちわからない?)のと、これまでそういうエピソードがなかったので、もしかしたら伯爵様は蓮さまの子どもを無理やり取り上げて、伯爵家の跡継ぎとして育てさせるつもりだったのかなぁと邪推してしまいました。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      伯爵様のモデルになったリアル伯爵様には子供が二人いましたが二人とも女の子だったため、長女に婿養子を迎えたようです。
      『花子とアン』の劇中の伯爵様には子供がいる気配がなさそうなので、仰る通り跡継ぎにしてしまおうという展開があっても面白いかも知れませんね。

  3. cecil より:

    いつもありがとうございます。
    皆様と同じく、伝助氏のかっこよさ&男っぷりに痺れました。お兄様には申し訳ないですが、先日の土下座に続き今日はさらに嘉納「様」 なんとも情けない伯爵さまです。加えて、今日は少しだけ園子義姉様を見直しましたが、伯爵様お一人をとことん?貶める演出でしょうかねぇ。 女性が主人公のお話ということもあるでしょうが、この時代、男は体面に生きる生き物、性を感じました。
    ところで、冒頭「歩君、大きくなりましたね」と大きいリアル歩君の台詞。悪戯心溢れる演出も楽しかったです。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      cecilさんのおっしゃる通り、今回は伯爵様ただ一人いいところが一つもない残念キャラが際立つ演出でしたね。結末までに少しでも救いがあるといいですが。
      それから「歩君、大きくなりましたね」・・・言われてはじめて気がつきました。こんな遊びをさりげなく仕込むなんてなかなか粋ですね。

  4. cecil より:

    いつもありがとうございます。
    皆様と同じく、伝助氏のかっこよさ&男っぷりに痺れました。お兄様には申し訳ないですが、先日の土下座に続き今日は+嘉納「様」 なんとも情けない伯爵さまです。加えて、今日は少しだけ園子義姉様を見直しましたが、伯爵様お一人をとことん?貶める演出でしょうかねぇ。 女性が主人公のお話ということもあるでしょうが、この時代、男は体面に生きる生き物、性を感じました。
    ところで、冒頭「歩君、大きくなりましたね」と大きいリアル歩君の台詞。悪戯心溢れる演出も楽しかったです。

  5. Ryo より:

    伝助さんの「蓮子に手出しをするな!」の一喝、本当にカッコよかったですね。
    炭坑夫をいさめると同時に、金の代わりに妹を断髪、尼寺へやって自分の体面を保とうとする伯爵にも一喝、「末代まで弁明無用」とは産まれた子にも咎めが及ばないようにという意味かな?と思いながら観ていました。
    ただ、あの伯爵に伝助さんの心意気が汲み取れるかは心配です。奥様の方は案外話が分かる方なのかもしれないと今日ちょっと期待してしまいました。

    見逃した日に内容が知りたくてこちらのサイトにたどり着きましたが、今では管理人さんの感想が毎日楽しみです!これからも楽しみにしています。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      今回の伝助さん、『花子とアン』全話を通して忘れられない名場面の一つになりそうです。ご指摘の通り伯爵様の奥様はひそかに蓮さまと花子を会わせたりして、話しの通じる方みたいですね。でも、伯爵様は伝助さんの大きさはまるで理解できなかったかと。
      暑い日が続きますがご自愛下さい。今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

  6. つまぴょん より:

    伝助さん、格好よかったですね!!「一度は惚れた女だから」と、荒くれ坑夫たちに一喝するところは男の中の男です。蓮さま、こんないい男に惚れられていたのに…もったいない…
    それに比べて蓮子の兄の器の小さいこと。
    ただ、この兄貴と伝助さんを同時に出すことにより、一層伝助さんの器の大きさが際立たせるという演出なんでしょうけど、あまりにも器が違いすぎましたね。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      一喝の場面、本当に惚れ惚れしましたね。蓮さまの髪を差し出された時の、そこにはいない蓮さまを哀れむような伝助さんの表情もたまりませんでした。

コメントを残す

サブコンテンツ

ページトップへ