花子とアン 105話 醍醐は作家に、郁弥の恋

連続テレビ小説(朝ドラ)『花子とアン』
2014年7月30日(水)放送
第18週 第105話 「涙はいつか笑顔になる」

『花子とアン』第18週 第105回「涙はいつか笑顔になる」

1923年(大正12年)夏。花子が『王子と乞食』の翻訳をついに完成。聡文堂で翻訳完結を祝うパーティーが開かれました。席上で花子や英治、郁弥など『王子と乞食』の関係者に謝意を述べた梶原は二つの報告をします。

一つ目の報告は、世間がまだ知らない本当の嘉納蓮子の姿を書くために醍醐が退職すること。そして二つ目は、村岡印刷の平祐が代表の座を英治に譲り、英治は社長に、郁弥は専務に就任すると平祐の口から聡文堂の面々に発表されました。

パーティーのさなかに郁弥は『王子と乞食』の単行本化を提案。イギリスよりも美しい装丁の本をつくるという新たな夢に一同は顔を輝かせます。さらに郁弥は、明くる日のかよの誕生日にかよにプロポーズするつもりだと、花子と英治、そして平祐に明かします。

翌日。正午前に郁弥が緊張した面持ちでカフェードミンゴにやって来ました。その直後に店にやって来た楽団が音楽を演奏する中、郁弥はかよにプロポーズ。しかし、あまりに派手なプロポーズにかよは動揺し店を飛び出してしまうのでした。


『花子とアン』第18週 第105回 「涙はいつか笑顔になる」感想

関東大震災が発生したのは大正12年9月1日午前11時58分32秒。そして今回の終わり間際の場面、日付は大正12年9月1日。朝から暑そうなその日、カフェードミンゴにやって来た郁弥くんの時計が指し示していた時刻は午前11時50分。

その瞬間に少しづつ近づいてゆく中、今回第105話は明るい未来とかバラ色の将来という言い方がぴったりの「明日」がこれでもかというくらい発表されました。

  • 醍醐さまが自作執筆のために退職
  • 村岡印刷の代表を英治が承継、郁弥は専務取締役に就任
  • 郁哉の発案で、イギリスに負けなく美しい装丁の『王子と乞食』出版
  • そして郁弥くんがプロポーズの決意
  • 平祐が息子の結婚を快諾(但し結婚式は東京で)
全回104回から今回105回までの約一年間、聡文堂の祝賀会に集まった面々は皆さん順風満帆でここまで来たのでしょう。だから、今回発表された「未来」の明るさを誰も信じて疑わない、その輝く顔が見ていてつらかった。大正12年9月1日午前11時58分32秒に刻一刻と近づいていますからね。

特に郁弥くんの笑顔は直視するのが苦しい。そして郁弥くんの周囲の人たちの振る舞いや表情、幸せいっぱいであるほどに見ていて胸が引き裂かれそうになりました。

『王子と乞食』をキレイな装丁の本にしたいと語る郁弥くんが心から賛同した兄とがっちり握手する場面。その後、プロポーズの予定を打ち明けた郁弥の肩を嬉しそうに抱き寄せる時のミスタードミンゴの父としての喜びに満ちた顔。梶原さんが原書提供者の郁哉くんに謝意を述べた際のかよちゃんの嬉しそうな笑顔も忘れてはいけません。

そして、大正12年9月1日午前11時58分32秒へのカウントダウンをよりによって郁弥くんにさせてしまう皮肉な演出。皮肉というより残酷です。

郁弥くんが香澄さんから託されたカメオのブローチ。はじめは兄が花子と再婚することに反対だった郁弥くんが、最後は兄の背中を押すことになったその一連の物語がすべて詰まったカメオのブローチをこのタイミングで再登場させる演出。

明日、見るのが怖いです。

追記:かよちゃんの誕生日、僕と同じ日のようです。(もちろん誕生年は違います)

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