花子とアン 107話 放心状態のかよが家に戻る

連続テレビ小説(朝ドラ)『花子とアン』
2014年8月1日(金)放送
第18週 第107話 「涙はいつか笑顔になる」

『花子とアン』第18週 第107回「涙はいつか笑顔になる」

大地震から三日後の大正12年9月4日。行方不明になっていたかよを連れて英治が村岡家に戻ってきました。無事だったかよを花子は喜んで抱きしめるものの、放心状態のかよは郁弥からプロポーズされたことをつぶやくのがやっと。

英治の帰りを待っていた平祐に英治が告げました。郁弥は火災に巻き込まれて逃げ切れなかったこと。かよが避難所となったお寺で郁弥の埋葬を見届けたこと。事実を受け入れられず動揺を隠せないでいる平祐を英治は一喝しました。

「父さん、郁哉はもういないんです!」

その頃、甲府の徳丸家では徳丸が救援物資を集めているところでした。東京の状況を教えてもらいに来た安東家の面々に、銀座界隈は一面焼け野原になったと告げる徳丸。かよが心配でならない吉平は救援物資運搬に名乗りを上げます。

震災の五日後、両親が戻らない一組の兄妹のために花子は物語を語り聞かせ、笑顔を取り戻す大切さを説くものの、横で聞いていたかよは「笑えるわけない」とつぶやきます。そんな中、大量の救援物資を運ぶ吉平、朝市、武が到着。吉平は花子の無事を喜ぶのでした。


『花子とアン』第18週 第107回 「涙はいつか笑顔になる」感想

「お姉やん、郁弥さん結婚して下さいと言ってくれただ。おら嬉しかった、おらのこと女神だと言ってくれた。それなのにおら恥ずかしくて店飛び出した・・・おら、なんではいって素直に言えなんだずら」

茫然自失の状態で帰って来たかよちゃん。泣く事も涙を流すことも忘れるほどのショックを受けた演技に戦慄しました。花子が初めにその姿を道のむこうにみとめた時のかよちゃんの姿、特にあの姿、表情は可哀想というより怖かった。

ここで泣くだけの演出にせず、泣けなくなるほどの演出に自然災害の恐さと重さが心に突き刺さってきました。それにしてもかよちゃん、せめてプロポーズに「はい」と応えていれば少しは救われていたかも。あの時「はい」と言えなかったことをこれから引きずって生きることになるのかと考えると気の毒でなりません。

ミスタードミンゴの子を亡くした父親の反応も直視できないほど。普段、常に冷静沈着、泰然自若した紳士だけにあのうろたえぶりに胸が痛みます。子を亡くす親の場面『花子とアン』にはまだ出て来ますが、これほど見ていてつらいものはありません。

一方で甲府の徳丸さん。有事の際にこういう人がいると本当に安心出来ますね。ドラマの中の話しなのに、徳丸さんみたいな存在が安心感を与えてくれるから不思議です。救援物資運搬に名乗りを上げた朝市くん。学校をどうするんだと心配するリンおかあに、校長からは俺から言っておくと言い放つ姿が男前。

救援物資を届ける準備の進捗を報告に来た武くんも今日は妙に凛々しいのが印象的。有事で頼りになる父親の遺伝?と思ったのも束の間。武も東京に行けと父から言われ「てっ!」。東京・大森で救援物資を運ぶ武くんはいつも通りの残念な武くんでした。

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3 Responses to “花子とアン 107話 放心状態のかよが家に戻る”

  1. 祥子 より:

    ごめんなさい、かよでした。うちまちがいかな。

  2. 祥子 より:

    ちよの、なんであの時ハイと言わなかったのか、の気持ちが心に深くつき刺さります。郁弥に素直にハイと返事すればよかった単純な気持ちだけではない。
    どうしてあの場を離れたのか、一緒にいれば、おそろしいけれど自分も死んでいたかも知れない。でも、郁弥を一人で行かせることにはならなかった。等々。
    複雑な思いが交錯します。いずれ脚色にせよ、リアル村岡話とはずれますから。
    涙は笑顔にはなりません。いつか笑顔は取り戻せても、涙は涙のままです。
    こちらは宮城県です。あの地震の傷は癒えません。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。

      > いつか笑顔は取り戻せても、涙は涙のまま

      重たい言葉ですね。東京在住の自分ですら震災の場面を心穏やかに見ることは出来ませんでした。まだショックが残っているようです。「涙は涙のまま」です。東京在住でこれですから、まして直接の被害を受けられた方の心の中は察するにあまりあります。

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