カーネーション 127話 だんじり/小原糸子72歳

連続テレビ小説(朝ドラ)『カーネーション』
本放送:2012年3月3日(土)放送
再放送:2014年8月30日(土)放送
第22週 第127話 「悔いなき青春」
花言葉の花「クロッカス」

『カーネーション』第22週 第127回
「悔いなき青春」あらすじ

昭和48年(1973年)9月14日。早朝からだんじりの準備に張り切る糸子のもとに、優子と直子の姉妹、木岡、木之元らの年寄り組、北村や三浦、そしてサエと店の従業員たち、糸子の親しい人たちが次々と集まって来ました。

その年のだんじりは、直前にテレビで紹介された効果で全国から例年になく大勢の見物客がが集まりました。ジョニーや白川ナナ子などの糸子と縁のある芸能人や優子と直子の恩師・原口も東京から、そして斉藤源太はパリから岸和田に駆けつけて来ました。

朝早くから皆で賑やかに過ごした祭りの夜。糸子は自分の大切な人たちに囲まれながら生まれ故郷・岸和田への愛情を再確認。北村と優子からの東京行きの誘いを断り、極楽も地獄も見てきた岸和田で生きてゆくことに決めたと北村に告げるのでした。

歳月は流れて昭和60年(1985年)10月のある日の早朝。外装もすっかり現代的に変わったオハラ洋装店。朝帰りした優子の次女・里香に「ばあちゃん、朝!」と起こされ目を覚ました糸子は72歳になっていました。


『カーネーション』第22週 第127回
「悔いなき青春」感想

尾野真千子出演の最終回ということもあり、全編を通した最終回レベルと行っても過言ではないような情感豊かな回でした。尾野真千子演じる糸子は今回で60歳。還暦という人生の節目を迎えこの日まで走り抜けて来た糸子を、糸子の大切な人々が祝福するかのようにだんじりに日に集まってきました。

糸子が幼かった頃から可愛がってくれた年寄り組、青春の日に張り合いながらも誰よりも理解し合う仲となったサエ、商売が軌道に乗ってから知己を得た三浦さんや北村さん。そして三人の娘たち・・・ただし聡子はロンドンから泣き声だけの登場でしたが。

直子の店で知り合った芸能人やら原口先生、斉藤源太くんや直子の同窓生たち。これまで糸子と深く関わって来た存命であろう人は奈津を除いてほぼすべて出て来たのではないでしょうか。オールスター夢の共演、本当に楽しかった。

その中でもボケはじめた千代お母ちゃんが善作お父ちゃんと「再会」した場面。あれは僕にとって全編を通して忘れられない名場面となりました。千代お母ちゃんを善作お父ちゃんともう一回会わせてあげるなんて粋な計らいの脚本、心優しい演出。

そんな騒ぎの後、静かになっただんじり祭りの夜に、家の窓から人生の宝が詰まった岸和田の街を眺めてしみじみと「極楽やな」。

北村さんは、宝は一つづつ消えて行く、人は死んで行く。それに一人で耐えないといけないと考える。人が死んだだけで何もなくならないと糸子。これまでも善作お父ちゃんが死に、泰蔵と勘助が死に、玉枝おばちゃんが死にました。でも確かに宝はなくならなかった。

「極楽も地獄も全部この窓から見て来た、うちの宝は全部ここにある」

極楽だけでなく、死別の地獄も今の糸子には宝のうちなのかも知れません。そんな宝がいっぱい詰まった故郷を持っている糸子、そこで宝を抱えて生きていける糸子が心からうらやましい。第127回は神回でした。

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4 Responses to “カーネーション 127話 だんじり/小原糸子72歳”

  1. maki より:

    千代と善柞の場面は本当に感激しました。

    善柞の盃にお酒を注ぐ千代の手には徳利がないという、描写の細やかさも素晴らしい場面でした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      この場面はいまだに瞼の裏に焼き付いて離れません。本当に美しい神がかり的な場面でしたね。

  2. はなちゃん より:

    はじめまして。こちらのサイト様はいつも楽しく拝見させて頂いております^^ドラマを見た後、感動をもう一度味わうことが出来て非常にありがたいです。

    さて、この日の感想に「八重子さんを除いて」と記載されているのですが、この回に八重子さんも出ていましたよ。先ほど録画で確認しました。
    だんじりの日の朝に、赤ちゃんを抱いて小原家に来て、糸子さんがこれは誰の子かと尋ねると「三郎の子やし」と返事していました。

    • hublog より:

      コメント&ご指摘ありがとうございました。
      八重子さん、登場してましたね!しかも冒頭に。今、確認しました。
      この回の最終回並みの感動に圧倒され記憶がとんでしまったようです。
      早速、訂正させて頂きました。
      今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

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