花子とアン 144話 蓮子と純平の最後の晩餐

連続テレビ小説(朝ドラ)『花子とアン』
2014年9月13日(土)放送
第24週 第144話 「生きている証」

『花子とアン』第24週 第144回「生きている証」あらすじ

花子が『Anne Of Green Gables』の翻訳を始めていた頃、宮本家には純平が帰って来ていました。特別休暇で帰って来たと語る純平でしたが、特別休暇の意味するところを察した蓮子は息子との最後の晩餐のために、食料を分けてもらいにかよの店に足を運びます。

一方の純平はその頃、村岡家の花子のもとを訪ねていました。危急の際には母を助けてほしい、そのことをお願いしたかったと花子に頭を下げる純平。花子は吉平がつくった葡萄酒を持たせ、母親のために必ず帰って来なさいと告げ純平を送り出しました。

その夜、宮本家では蓮子と純平、そしてふじ子が最後の晩餐を囲みました。葡萄酒が甲府のものであることを察した蓮子に、花子のもとを訪ねたことを白状する純平。翌朝、涙ながらに「武運長久を祈ります」と声をかける蓮子に敬礼し、純平は旅立って行きました。

1945年(昭和20年)4月15日、夜。花子が『Anne…』の翻訳を進めていた時、空襲警報が鳴り響きました。夜空には無数の敵機が来襲し焼夷弾を降り注いでいます。花子は辞書と『Anne…』の原書を抱え、美里の手を引き避難をはじめるのでした。


『花子とアン』第24週 第144回「生きている証」
 事前発表あらすじへのレビュー

純平くんの登場です。軍人さんになった純平に「休暇」が出て、蓮さまが「休暇」の意味を察知ということですが、いよいよの出征を前にして一旦、家族のもとに帰し、最期の挨拶をさせるというやつですね。

そう言えば龍一くんはこの週では「和平工作」で家を離れているらしいので、今回、宮本家が登場しますが龍一くんは出て来ないかも知れないですね。登場がなければ父と息子の対立は回避できるかもです。この期に及んで親子の喧嘩は見たくありません。

さて、今回は純平くんの母親思いぶりが涙を誘う号泣回になりそうです。宮本家に帰って来たものの友人に会いに行くと家を出た純平くん、実は村岡家へ。もしもの時には母を守ってほしいと花子に頼むそうで、孝行息子に泣かされそうです。

ところで、母のことを頼むと頭を下げに来た純平くんに、花子は「葡萄を絞った滋養のお薬」を持たせるそうですが、腹心の友の思い出の葡萄酒を手に蓮さまはどんな表情を見せてくれるのか。

生きる道は違うと決別してしまった腹心の友ですが、少しは凍った心は解けるのでしょうか。そうあってほしいものです。


『花子とアン』第24週 第144回 「生きている証」
 朝ドラ観賞後の感想

純平くんが帰って来ました。食べさせてやるものが何もないとかよちゃんの店まで足を運び頭を下げる蓮さま。食べ物を分けて欲しいと頼む時、蓮さまは「恥ずかしながら」と切り出しましたが、この時蓮さまは二重の意味で「恥」を感じていたかもです。

ひとつは食べ物がないという「恥」。華族出身、実家が一時期経済的に困窮していたこともありましたが、それでも食べ物がなくなるという経験などしたことなかったでしょう。それが物乞いみたいなことをしなければならなくなった。

もうひとつの「恥」は、歩む道の違いから袂を分かった花子。その妹で花子以上に歩む道が真逆のかよちゃんに頭を下げなければならない。しかも、かよちゃんの店にある食料品は蓮さまが目の敵にしている軍から融通をつけてもらったもの。

そんな二つの恥を忍んでまでも蓮さまが頭を下げたのは相応の覚悟があったのでしょう。覚悟とは純平くんは帰らないかも知れないということ。実際、「恥ずかしながら」と頭を下げた時の蓮さまの目つきには鬼気迫るものがありました。

一方で、純平くんの訪問を受けた花子。「何かあった時は母を助けてやって下さい」と頼む花子が珍しく厳しい口調で「お母様のために無事に帰って来なさい」。こんな言い方、普段はしない花子なので余計に言葉の重みを感じました。

1945年(昭和20年)4月15日。「曲がり角を曲がったさきに・・・」第1話の冒頭の場面に物語が戻って来ました。結末が近いことを告げるかのような、第144話のエンディングでした。

追記:久しぶりに第1話の冒頭を見てみました。美輪さんが「勇ましいおばさん」と花子のことを表現。今のところ「勇ましい」という形容詞が似合わない花子ですが、来週から結末にかけて勇ましさを獲得して行くのでしょうか。

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8 Responses to “花子とアン 144話 蓮子と純平の最後の晩餐”

  1. 杉原 より:

    冒頭で花子が見ていたページは “Anne of Green Gables” 出版100周年を記念し当時の装丁で復刻された本にモンゴメリの孫娘のケイトさんが2007年の秋に寄稿した序文です。本はこちらの物です。
    http://www.amazon.ca/dp/0670067806

    これで月曜にチビはなから「全部エイゴじゃんけ、花子、これ全部読めるだけ」と聞かれていますが、これでは「英語は一切、読めません」と答えなければいけなくなります。

    また、愛犬をも供出させられる程の物不足で、紙は貴重品で花子も供出させられています。密かに隠した虎の子の原稿用紙に訳したのですが、村岡訳の赤毛のアンに省略部分があるのは、正確な理由は今となってははっきりしませんが、原稿用紙が尽きたため、という説が最有力です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      リアル村岡花子さんの『赤毛のアン』には省略が多いという話しをいろんなところで読みましたが、原稿用紙不足という説ははじめて知りました。大変、参考になりました。

  2. いちファンT より:

    第1話の冒頭(だけではなく、初期のオープニングで何度か描かれていた晩年の花子)はかなり老けメイクをしていたように思いましたが、結局本編では吉高さん初めメインキャラの多くの方は髪の毛に白髪が混じる程度しか年齢を感じさせるメイクをされませんでしたね。
    最近の朝ドラの流れなんでしょうが、年月の流れ方がちょっとわかりにくいなぁといつも思いながら見ています。
    花子も実際は50歳近い歳になっているんですよね…

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございました。
      第1回ではかなり念入りに、老けメイク以上の特殊メイクを施してましたが、第1回冒頭ということで力を入れたのでしょう。
      登場人物たちの年齢がよくわからなくなって来る中、吉平おじいやんだけはとってもわかりやすいですね。

  3. りつ より:

    「ごちそうさん」のときにもありましたが、今回「花子とアン」の終了後にもスピンオフがあるようですね!『朝市の嫁さん』だそうで、リン母さんファンの私としては楽しみな限りです。
    本編もいよいよラストに近づいて来ましたね。楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメント&貴重な情報をお寄せ頂きありがとうございました。
      朝市くんの嫁を見ることが出来るのかとずっと気がかりだったので、これは朗報です。誰が嫁を演じるんでしょうね。

  4. はるこ より:

    BSプレミアムの夜の再放送を観ました。

    美里ちゃんも、出征の秘密を知ったショックから立ち直って、以前どおり、花子をお母ちゃまと呼んでいて、ほっとしました。

    細かい話では、せっかく途中まで訳した原稿用紙が燃えてしまったようで、残念です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございました。
      原稿用紙は燃えてしまったものの、9月15日の花子の「何十回爆弾を落とされても」発言は力強いものがありましたね。

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