梅ちゃん先生 9話 竹夫が大学中退宣言する

連続テレビ小説(朝ドラ)『梅ちゃん先生』
本放送:2012年4月11日(水)放送
再放送:2014年10月8日(水)放送
第2週 第9話「かがやく未来」

『梅ちゃん先生』第2週 第9話「かがやく未来」あらすじ

ふさぎこむことが多くなった竹夫を梅子と松子が案じる中、家の掃除をしている時に梅子は竹夫の質札を見つけてしまいます。松子にそのことを相談していると二人の会話を盗み聞きした幸吉が女が出来たに違いないと断言し、梅子と松子を困惑させます。

竹夫の質札は建造にも見つかってしまいました。幸吉は建造にも竹夫が女に入れ込み借金したと断言。息子に落胆する建造に対して、幸吉はこれが自分の息子なら赤飯を炊いて祝ってやるところだと言い放ちます。

竹夫が帰宅しました。気まずい空気の中、建造と竹夫は向かい合って話しはじめるものの、話しが噛み合いません。建造は竹夫に女が出来たと思い込んでいたのですが、実は建造が借金したのは学費を払えなくなった級友のためだったのです。

竹夫の口から真相を聞かされ安堵する下村家の面々。しかし、自分も話しがあると言って口を開いた竹夫の言葉にその場は凍り付いてしまいます。竹夫は医者になるのをやめ、大学も中退すると言い出したのです。


『梅ちゃん先生』第2週 第9話「かがやく未来」感想

竹夫くんの借金が発覚。いつも信郎くんに対して腹を立てている場面しかなかった幸吉さんがはじめて笑顔を見せました。竹夫くんが質屋にね、これ意外だな。最近元気がない、若い男がふさぎこむ。なるほどね、これに決まってる。

…と、小指を立てる幸吉さん。下品まるだしの野卑なキャラをユーモアを交えて愛情を注ぎ込んで描き出す脚本の筆力と鶴太郎さんの演技力がすごい。一歩間違えたらこういったキャラは見るに耐えない嫌味な人物になりかねない。でも面白おかしく見せることに成功。

薄っぺらな脚本や演技であれば、こんなキャラに対して生真面目キャラの建造さんは嫌悪感を見せるだけで終わってしまいますが、嫌悪感をちょっとだけ見せつつも幸吉さんの下卑た推測を素直に信じ込んでしまうリアル。

世間知らずの竹夫くんの父親もまた世間知らずなところがあるのかも知れません。とりわけ質札だの女だのといった分野は建造さんが不得手とする分野。一方、その方面では明るそうな幸吉さん。簡単に鵜呑みしてしまうところが実に愛らしいと思います。

また、上品な建造さんと下品な幸吉さんという単純な対立として描かないところに本作の懐の深さを感じました。ガチガチの堅物の建造さんも、真逆の幸吉さんも、等しく愛情を注いで愛すべきキャラとして描いているところにちょっと感動です。

さて、あらぬ疑いをかけられた竹夫くんの「心外です」の言葉に建造さんが素直に「失敬」と謝ってしまう建造さんの人物の大きさが素敵です。その建造さんに「父さんを責めてるわけではない」と間髪を入れずフォローする竹夫くんの父親への敬意も立派です。

登場人物たちのスピーディーな会話の応酬が本作の魅力の一つですが、矢継ぎ早に交わされる言葉の一つ一つが、相手への思いやりと敬意に満ちていて会話を心地よく聞いていられるのも助かります。

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