マッサン 4話 法事で一計を案じる政春

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2014年10月2日(木)放送
第1週 第4話 「鬼の目にも涙」

『マッサン』第1週 第4話「鬼の目にも涙」あらすじ

エリーを町の有力者の和尚と親戚たちに認めさせる法事の日を迎えました。法事の席にエリーが登場すると、初めて見る西洋人に度肝を抜かれた親戚たちは静まり返ってしまいます。そんな中、和尚も到着し読経がはじまりました。

焼香で転倒したエリーが和尚に倒れ掛かるなどの事故はあったものの無事に法事を済ませ、政春はエリーを和尚に紹介。そつなく挨拶するエリーでしたが和尚は椀の中の豆を箸でつかんでみよとエリーに無理難題をふっかけます。

箸を使うことが出来ず気落ちするエリー。その時、千加子の子供が喧嘩をはじめたのをエリーが巧みに仲直りさせることに成功。それを見た和尚は心から感心しエリーに好意を持ち始めます。和尚にエリーを気に入ってもらうという政春の作戦は成功目前に。

しかし、形勢が不利になった早苗は亀山の問題に口を出さないでほしいと激怒。頑なな早苗を見て結婚に反対したスコットランドの母や叔父の姿を思い出すエリー。落ち込みつつもエリーは、千加子の二人の子供たちにせがまれ『蛍の光』を歌い始めるのでした。

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『マッサン』第1週 第4話 「鬼の目にも涙」
 事前発表あらすじへのレビュー

エリーとの結婚を認めてもらうためのマッサンの立てた作戦は「和尚」という人物の親戚一同への影響力を使って、反対の声を封じ込めてしまおうというもの。なかなかの策略家ですね。後に経営者になる人ですから、こうした発想は自然に出来るのかも知れません。

ちなみに「和尚」を演じるのは神山繁さん。人徳の備わった温厚そうな風貌ながらも、一方で全員悪人を謳った映画『アウトレイジ』では、あっちの世界の怖いおじさんを演じるほど鋭い眼光が印象的な方。どんな演技を見せてくれるのか、とても楽しみです。

そして今回「千加子」という名前が初めて出てきますが、これはマッサンのお姉さんで西田尚美さんが演じます。この千加子お姉さんですが、残念ながらマッサンとエリーちゃんの結婚には反対、はじめのうちは早苗お母ちゃんと同じ立場をとるようです。

ところでエリーちゃんを演じるシャーロットさんですが、コメディエンヌとしての資質がエリー役起用の決め手となったと何かで読みました。エリーちゃん、早苗お母ちゃんに好かれようとして失敗し、「和尚」の心証を良くしようとしてここでも失敗続き。

失敗が何かと多いですが、次々しでかす失敗をコメディエンヌの資質を存分に生かして大いに笑わせてもらいたいと期待しています。


『マッサン』第1週 第4話 「鬼の目にも涙」
 朝ドラ観賞後の感想

エリーちゃんが法事の席に登場。口々に噂話をはじめる親戚たちに向かってニッコリ微笑んで挨拶。読経がはじめり焼香で熱い思いをしたり、それでも上手に焼香が出来たことを喜んだりと、一連のアクションに芝居臭さが微塵もないことにただただ驚くばかり。

読経を「歌」と思い込んで興味津々の表情なども、芝居でなく本気で興味津々になっているようにしか見えない。エリーちゃん演じるシャーロットさんの「自然な演技」なんていう陳腐な言葉で言い表せない本物の表情、回を重ねるごとに引き込まれてしまいます。

今回は、マッサンの作戦がことごとく失敗するものの、偶然のアクシデントから形勢が一気に逆転。千加子お姉ちゃんの子供の喧嘩とエリーちゃんの采配、その采配ぶりに感心する和尚さんの反応を見るのが僕は楽しみでした。そしてそれはとても素敵な出来映えに。

ヒロコちゃんのハンカチをとったマサルくんを叱るエリーちゃんの優しい叱り方。春風に吹かれるような優しい声でマサルくんに呼び掛けながらも、決め台詞だけは春風ではなく春一番くらいの強風にし、すべてが丸く収まるとまた春風にもどす巧みさ。

相手のしゃべる日本語も、自分がしゃべっている日本語も理解が十分とは言えない中で、これだけ言葉の調子を演じ分けられるシャーロットさんの抜擢は大成功だったなと、この場面の芝居で確信しました。シャーロットさんを選んだ方に感謝します。

和尚さんもいい味出してました。エリーちゃんの采配を見て素直に感動。エリーちゃんの本質を見抜く慧眼、にじみ出る人徳。朝ドラの定番のひとつ、こんな人が身近にいたら幸福だなと思うキャラクターですね、和尚さんは。再びの出番はあるのでしょうか。

形勢不利に陥った早苗お母ちゃんはついに激怒。部屋で一人になった時に涙を流していましたが、あれは亀山家のご先祖様方に対して責任を感じた涙なんでしょうか。そして今週のサブタイトルにもなっている鬼の目の涙?

そんな騒動の中、政志お父ちゃんは一言も発言しませんでしたね。何も言わないところに婿養子という立場の悲哀と、且つ、些事に動じない器の大きさを感じました。明日は政志お父ちゃんのマッサンの見せ場が準備されているのですが、政志お父ちゃんの人と成りがようやく明らかに。楽しみです。

さて、いつも明るく笑顔を絶やさないエリーちゃんも早苗お母ちゃんの本気の剣幕に、さすがに涙を流していましたが、子供たちにせがまれたキレイな声で歌った『蛍の光』が心に沁みました。早苗お母ちゃん、エリーちゃんの歌声を耳にして何を思ったんでしょうか。

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5 Responses to “マッサン 4話 法事で一計を案じる政春”

  1. koji より:

    大正時代の自宅での法事の会食シーン。個人的には懐かしさを感じました(笑)。昨今は読経は自宅であげても会食は外食が当たり前になりましたが、僕が子供のころの昭和50年代前半あたりまでは今回のシーンと同じように自宅の座敷にお膳を並べての会食で台所方も女性の親類縁者が仕切ってましたね。

    さて、マッサンの姉の千加子さん役の西田尚美さんと妹のすみれちゃん役の早見あかりちゃんですが、まるで本当の姉妹のような容姿に風貌だと思うの僕だけでしょうか?(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      法事の場面は僕も懐かしさを感じました。大正と昭和は途中で大戦を挟んだりもしますが、つながっているんですね。逆に昭和と平成は大きな断絶がありますね。何が生活様式をここまで変えてしまったのか不思議でなりません。
      千加子お姉ちゃんとすみれちゃん、似た系統の顔かもです。マッサンは顔立ちこそ違いますが姉妹と息がピッタリあっていて本物の家族みたいだとただただ感心させられています。

  2. えびすこ より:

    すいません。いまドラえもんでのび太のママの声を担当している人と、吹き替えのエリーの声の担当の人とは別の人でした。声質が似ていたのでもしや、と思いましたが違いました。
    「蛍の光」はマッサンが生まれる前に「日本語作詞」が行われた歌なんですね。今年の紅白のエンディングで2人が出場者らと、蛍の光を歌う可能性もありますね。

  3. えびすこ より:

    今週は登場人物の氏名が折に触れてテロップで出ますね。
    マッサンの姉妹の名前は1回目で出てました。
    ナレーターを務める松岡洋子さん。
    エリーの母親の声の吹き替えも兼任していますね。
    吹き替えでのエリーの声を担当するのは、いまドラえもんでのび太のママの声の人ですね。
    良く考えてみたらマッサンの母親役の泉ピン子さんは、朝ドラで「主人公の母親役」を2回しているんですね。30年前のおしんの時以来でしょうか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      いつもコメントありがとうございます。
      エリーちゃんの吹き替えの方がのび太くんのママということ、初めて知りました。さすが、お詳しいですね。
      泉ピン子さん、調べてみたところ1992年の前期朝ドラ『おんなは度胸』でヒロインの義理の母役で登場されています。本作は見た事がないのですが、ヒロインと義理の母の対立が物語の軸になっているようなので、かなりの大役かと思います。

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