マッサン 5話 愛しているなら帰国しろ

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2014年10月3日(金)放送
第1週 第5話 「鬼の目にも涙」

『マッサン』第1週 第5話「鬼の目にも涙」あらすじ

法事が終わりました。改めて早苗にエリーを認めさせようとする政春でしたが、早苗は家をとるかエリーをとるかのどちらかにしろと政春に迫ります。押し問答の末、別れたくなければエリーを妾にしろと言い放つ早苗に政春は激怒。

怒り心頭で親子の縁を切るつもりの政春は、家族を失ってはならないとエリーから諭され、ウイスキーをもって酒蔵にいる政志のもとへ。政春は政志に理解を求めました。ウイスキーづくりの夢、そしてエリーとの結婚のことを。

酒蔵で相撲をとりはじめる政春と政志。政志は酒蔵を継いでもらいたかったと打ち明けながらも、政春のウイスキーづくりの夢とエリーとの結婚を応援すると息子の背中を押します。そして、弱音を吐く政春を厳しく叱りつけ日本で初めての男になれと励ますのでした。

父の想いに涙する政春を見てエリーも涙ながらに日本人になろうと奮い立ち箸の練習をはじめます。そんなエリーに箸の使い方を教え急に優しく振る舞う早苗は、エリーに頭を下げて頼み込むのでした。政春のことを大切に思うのなら祖国に帰ってくれと。

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『マッサン』第1週 第5話 「鬼の目にも涙」
 事前発表あらすじへのレビュー

『ごちそうさん』の和枝姉さん超えの「妾になれ」場面が登場します。ここまで言うとあの和枝姉さんですら温厚に思えてきます。和枝姉さんも、め以子を嫁として認めようとしませんでしたがまだ「女中」扱いでしたからね。

早苗お母ちゃんの怖いところは、下手にも出れるところ。なんとしても破談に追い込みたい早苗お母ちゃん、「妾」発言の次は頭を下げて帰国してくれ。ある意味、和枝姉さんより手強い相手です。

『ごちそうさん』では和枝姉さんの激烈ないけずに耐えられず、途中で見続けるのを挫折してしまう人が少なくなかったようですが、『マッサン』はのっけから挫折しかねない状況に陥ってしまいます。願わくば当ブログであらすじ先読みをし、しばらく辛抱して下さい。

一方で、政志お父ちゃんとマッサンの相撲場面。第一週から涙を誘いそうです。職人気質で寡黙な政志お父ちゃん、自分の気持ちを言葉で伝えるのは不得手なのでしょう。相撲で身体を息子にぶつけながら、胸の内を伝えるようです。いい場面になりそうですね。

出来るなら自分の跡継ぎとなってほしい。一方で息子が熱く語る夢を応援してあげたい。相矛盾する気持ちに引き裂かれる父親の孤独をどんなふうに見せてくれるのか、とても楽しみです。


『マッサン』第1週 第5話 「鬼の目にも涙」
 朝ドラ観賞後の感想

早苗お母ちゃんの今回の一言は一線を超えてしまいました。マッサンも、親でも言っていい事と悪い事があるとさすがに怒ってましたが、エリーちゃんが言葉の意味がわからず嬉しそうな顔で「オメカケ?」と応じてくれたことで重たい空気を救ってくれました。

その後、母と息子の喧嘩がどれほどの事態になっているのか呑み込めたエリーちゃん、家族と一緒に満面の笑顔で写っている古い写真を見せながら家族を失うなと説得。自分が血のつながった家族を失ったからこそ、そのつらさを味わってほしくないのでしょう。エリーちゃんがマッサンを説得する言葉の重みがすごかった。

さて、楽しみにしていたマッサンと政志お父ちゃんの父と子の場面。息子と面と向かっている時は沈黙を貫き、視線をはずしてからいい子じゃないか、幸せにしてやれ。エリーちゃんについての政志お父ちゃんの発言はこれが初めてですが、こんなふうに考えていたとは。

親子の相撲も良かった。相撲でもとらなければ本当の気持ちを伝えられなかったんでしょうね、政志お父ちゃん。本当の気持ちを息子に伝えたくて、酒の力でなく相撲の力を借りる政志お父ちゃんに朝から泣かされました。また、こんな時に酒の力を借りないところは、酒づくり職人のプライドというものですね。

酒蔵を継いでほしかったと自分の気持ちを打ち明ける政志お父ちゃん。自分の本音を率直に息子に言ってしまえるところこに人物の器の大きさを感じます。そして、尻はなんぼでも拭いてやる、思いっきりやれ、日本で初めての男になれ。

父の大きさを改めて見せつけられて弱音を吐くマッサンですが、自分を大きく見せようとしないところにマッサンの人物の大きさと、そんな大きな父に見守られる安心感がよくあらわれていました。とても素敵な父と息子の場面、忘れられない場面の一つになりそうです。

父が大き過ぎることがマッサンにとっては子供の頃から負い目だったみたいですが、相撲で初めて勝ったことは、マッサンの将来の成功の暗示のようにも見え、まさそれを察したのか投げ飛ばされた政志お父ちゃんの嬉しそう顔もまた忘れられません。

投げ飛ばされたお父ちゃんを見て、ダースベイダーを倒したルーク・スカイウォーカーを思い出しましたが、マニアックな話しはやめておきます。

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4 Responses to “マッサン 5話 愛しているなら帰国しろ”

  1. koji より:

    今回は本作で初めてアバンタイトルなしのオープニングでしたね。そんなこともあり麦の唄のイントロのバグパイプの音色は本物のバグパイプの音なのか?電子音加工の疑似な音なのか?気になってしまいました。

    さてさて、政春からすすめられたスコッチウイスキーをぐい飲みして、むせていた政志さんですが、本当は美味しく感じていたから政春との相撲にうって出たと僕は思っているのですが。。。勘ぐりすぎでしょうか?(^_^)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      バグパイプですが調べてみた限りどうやら本物みたいです。
      ウイスキーを試飲したお父ちゃん、日本酒みたいに利き酒は出来ないけれど、美味いと感じたのは確かだと思います。だから、自分の倅がこの酒で日本で初めての男を目指していることを粋に感じたのでしょう。

  2. anne より:

    初めまして。前回ドラマ『花子とアン』の時から勝手にお世話になっております♪
    ところで、本日の感想の最後の一文に反応してコメントしております。まさに私もあのSWのあの場面を思い出したんです!!!同じシーンを思い出された方がいて驚きです!!!
    今日のあのシーンは見る前から目がウルウルしてしまいましたね。とっても良いシーンでした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      同じ場面を思い出された方がいらして感激です!
      SWシリーズは、父と子の確執、師と弟子の愛情と離反など、思えば実に朝ドラ鉄板のパーツが組み込まれていましたね。
      というか、SWサーガの物語をそのまま、舞台を明治から昭和にかけての日本に置き換えたらそのまま朝ドラかもです。
      それはともかく、今回の父と息子、本当にいい場面でしたね。忘れられない名場面の一つになりました。
      今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

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