マッサン 第1週 鬼の目にも涙

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2014年9月29日 〜 10月4日放送
第1週「鬼の目にも涙」

『マッサン』第1週「鬼の目にも涙」あらすじ

1971年(昭和46年)5月、ドウカ(北海道果汁)のウイスキー「スーパーエリー」が名誉ある賞を受賞。その祝賀会の席で77歳のドウカ社長・亀山政春はウイスキーボトルと並べて飾られた青い瞳の女性の遺影を眺め、その女性と歩んだ日々を思い出していました。

半世紀ほど前の1920年(大正9年)、スコットランド。ウイスキーづくりの技術を本場で学ぶために留学していた政春は、現地で恋に落ちて間もなく結婚したスコットランド人女性エリーの手をひき夜明け前の道を港を目指して一目散に走り続けていました。

スコットランドで学んだ技術によって日本初の国産ウイスキーをつくる夢を追うために、エリーの母・ローズマリーから結婚を猛反対された二人は駆け落ち同然に日本へ向かいます。一ヶ月以上の船旅で日本に着いた二人は新しい人生をスタートさせました。

しかし、政春がエリーを連れて広島の実家に行くと政春の母・早苗は息子が外国人と結婚したことに激怒。早苗のあまりの猛反対に一度は帰国すら考えるエリーでしたが、政春の愛の深さを知り日本人として政春と人生を歩んで行く決意をあらたにするのでした。

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『マッサン』第1週「鬼の目にも涙」
 事前発表あらすじへのレビュー

第1週第1話のあらすじは、8月に発表された段階では大正9年にマッサンとエリーちゃんが日本に到着。マッサンの実家に到着するやいなや、マッサンとお母ちゃんの早苗さんとの壮絶なバトルが勃発するところからとなっていました。

しかし、実際には77歳になった晩年のマッサンが、自身が創業した北海道果汁株式会社(通称:ドウカ)のウイスキー「スーパーエリー」が、なにやら舌を噛みそうな長い名前の立派な賞を受賞。その祝賀会の場面から始まるようです。

「スーパーエリー」という名はもちろんエリーちゃんの思い出にちなんで名付けられた名前です。そして「スーパーエリー」のボトルと並べて飾られたエリーちゃんの遺影に視線を注ぐ老マッサンが、エリーちゃんとともに歩んだ夢を追う人生を回想。

それから時代は半世紀ほど遡り、マッサンとエリーちゃんの二人の物語がはじまる、そんなオープニングになるのでしょうか。エリーちゃんがすでに遺影の中の人になっているところが、のっけから泣かせるオープニングですね。

立派な賞を受賞するくらいだからそのウイスキーはきっと渾身の製品なのでしょう。そんな夢のウイスキーが出来上がるまでの日々をともに歩んできたマッサンとエリーちゃんの人生の道のりの物語のはじまりです。

ところでサブタイトルの「鬼の目にも涙」。「鬼」のようにおっかない早苗お母ちゃんが二人の結婚に反対しまくった挙げ句の果ての泣き落とし戦術。この時の「涙」がサブタイトルになっているみたいですが、諺とはずいぶん異なるまさかの「鬼の目にも涙」です。

ひと芝居打った泣き落とし戦術の「鬼の目にも涙」になるようですが、泉ピン子さんがどんな「涙」を見せてくれるのか、僕はここが楽しみでなりません。

追記:北海道果汁株式会社(通称:ドウカ)のモデルはニッカ。創業時の社名は大日本果汁株式会社。社名に果汁がつくのは最初の製品が「ニッカ林檎汁(アップルジュース)」だったことによるそうです。売りやすいジュースで資金力をつけたみたいですね。


『マッサン』第1週「鬼の目にも涙」
 一週間のエピソード観賞後の感想

自社のウイスキー、国産のウイスキーが本場からも認められ、政志お父ちゃんの言葉を借りれば「日本で初めての男」になれた老マッサン。その老マッサンがエリーちゃんの遺影を見つめながら思い出すのはエリーちゃんと夢を追った日々。

エリーちゃんの遺影と遺影を見つめる懐かしさと寂しさが入り交じった老マッサンの表情からはじまる第1週は、6話がすべて回想場面のように見えて来る一週でした。そして回想場面に見えたせいなのか映像の一つ一つが愛おしくて食い入るように見てしまいました。

第一週のレビューを記すにあたり1話から6話まで通しで改めて見直してみたのですが、わずか一週の間に亀山家の家族の個性、家族関係、そして家族の過去がしっかりと描き込まれ実に濃密な一週間でした。

政志お父ちゃんとマッサンの父と息子の関係は改めて見直しても心を打たれるものが。婿養子としての悲哀を感じさせつつも、養子故に目指すところは亀山家の暖簾の外。広島一の男になるという一念で酒造り一筋に歩んできた職人人生。

お父ちゃんが家の暖簾を超えて広島一の男を目指していたからこそ、マッサンも日本一を目指すことが出来たのだろうと納得のゆく父と息子の関係。一方で大き過ぎる親父の背中を尊敬しつつもプレッシャーにも感じる息子の複雑な心境も胸がヒリヒリするほど伝わって来ました。

そんな父と子の深い心のつながりを見てしまったエリーちゃん。祖国との母の別れの悲しみも重なり、マッサンと両親を引き裂くわけにはゆかないと、早苗お母ちゃんの涙の説得に折れてしまうのも納得のゆく流れでした。

そして何よりエリーちゃんの表情や仕草のひとつひとつが、見ていてただただ楽しい。特に初めて知る言葉や風習へのリアクション、演技とは思えないほどの瑞々しさは何度見ても見飽きることがありません。

さて、来週からいよいよ『マッサン』の物語・前編のホームグラウンドたる大阪に舞台を移します。予告映像ではエリーちゃんが「アホ」とか「おおきに」とか大阪の言葉をしゃべりはじめていましたが、エリーちゃんの大阪弁が楽しみです。

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2 Responses to “マッサン 第1週 鬼の目にも涙”

  1. 朝蔵(あさぞう) より:

    コメントありがとうございます。
    川や海への転落。今のところ確認できません。思えば『ごちそうさん』では、め以子は二度も落ちましたね。
    『マッサン』では、スコットランドから駆け落ちするエリーちゃんが港に向かって走る時に転倒する場面があるそうなのですが、これが単なる転倒か、どこかに落ちるか詳細は不明ですが、可能性があるとすればここくらいでしょうか。ちなみにこの場面、恐らく明日に登場すると思います。

  2. えびすこ より:

    いよいよ明日からですね。週刊朝日に書いてあったんですが玉山さんは4か月で体重が10キロも減ったようです。ちょうど撮影序盤が夏場と言うせいもありますね。
    マッサンは連休後に北海道で撮影を開始したんですが、その時の北海道が季節外れの猛暑で、「ロケ地にいる関係者は大丈夫か」と気になったんです。これは以前の記事の投稿にも書いてあるのでご存知だと思います。
    第1週目に「ニッカ」(=20%台)の週間最高になれば上々の滑り出しです。
    朝ドラ15年ぶりとなる期間最高での「サントリー」(=30%台)を目指してほしいですね。

    さてマッサンでは誰かが川や海などに落ちる場面があるでしょうか?
    「毎作必ず」ではないですが、朝ドラでは川や海に落ちる「お約束」の場面があります。
    今の所マッサンかエリーが川などに落ちる場面があるとは聞いてないです。
    花子とアンでは第1週目に花子がため池に落ちました。

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