マッサン 第11週 子に過ぎたる宝なし

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2014年12月8日 〜 12月13日放送
第11週「子に過ぎたる宝なし」

『マッサン』第11週「子に過ぎたる宝なし」あらすじ

広島から呼び寄せられた蔵人の俊夫も加わり山崎工場の操業の準備が開始された夜、鴨居が政春のもとを訪問。長男の英一郎を政春に弟子入りさせたいと言う鴨居。突然の頼みに戸惑う政春、しかしエリーは英一郎を引き受けてしまいました。

そんなある日、エリーの妊娠を知ったキャサリンが祝の席をもうけます。集まった皆がエリーの子供を心から祝福する様子を見て英一郎は感激。エリーに心を開き始めた英一郎は、病床の母を顧みず仕事ばかりしていた父との確執を語り始めます。

英一郎が政春とエリーに心を開き始めた頃、エリーの妊娠を知った鴨居が英一郎を連れ戻しに来ました。英一郎は父と口論をはじめ2階の部屋に閉じこもってしまいます。英一郎が心配なエリーは2階へ。その時、エリーは階段を踏み外し転落してしまうのでした。

エリーは流産してしまいました。責任を感じて涙を流して謝罪する英一郎。英一郎は悪くないと慰める政春とエリーでしたが、政春はエリーを診た医師から悲しい事実を宣告されてしまいます。エリーの体質は、今後妊娠しても出産は出来ないというのです。

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『マッサン』第11週「子に過ぎたる宝なし」
 事前発表あらすじへのレビュー

どんな宝物も子供には匹敵しない。人生の至宝、「子に過ぎたる宝なし」といわれる子供がテーマとなる第11週では、二人の子供が初登場。初登場といっても厳密に言えば一人はまだ登場していません。エリーちゃんのお腹の中にいますので。

もう一人の子供は鴨居大将の長男・英一郎くん。将来どうしたいのかも定まらず学校に入れても授業をちゃんと受けない息子にシビレを切らした鴨居大将が、息子をマッサンの家に預けて「弟子入り」させてしまいます。

さて、まだお腹の中にいる一人目の至宝。成長したら混血児としていじめられるのではないかという懸念に、キャサリンさんや街のお巡りさんなど隣近所の愉快な面々が危急の際は率先して助けると宣言。生まれる前から至宝扱いです。

そんな人の心の暖かさに感激してしまう英一郎くん、実は父親の鴨居大将のことを心の底から憎んでいます。事前情報によれば、病床の母を見舞うことなく仕事に没頭していたことを恨んでいるようで『ちりとてちん』の草若師匠と倅の小草若の関係を思い出します。

息子から憎まれていることを重々承知の鴨居大将ですが、鴨居大将にとっても英一郎くんは至宝です。だから憎まれていることを受け入れつつ、息子の将来を案じてマッサンに至宝を託す。それが間接的なきっかけとなって至宝を失うマッサンの運命の皮肉。

そうです。マッサンは至宝を失います。第1週冒頭の早苗お母ちゃんとの正面衝突からはじまり、毎週これでもかというくらい試練続きだったマッサンとエリーちゃんでしたが、今度の試練は超えるのがかなり困難な試練です。

しかも、流産という試練に加えて出産は出来ない体質と医師から宣告されてしまうような過酷な試練まで。第11週の前半は「子に過ぎたる宝なし」と浮かれるマッサンが描かれますが、後半は「子に過ぎたる宝なし」故に失った宝の価値の大きさにつぶされそうな苦しい展開になりそうです。

『マッサン』第11週「子に過ぎたる宝なし」
 一週間のエピソード観賞後の感想

鴨居の大将の長男・英一郎くんの存在にわずか一週にして心をつかまれました。無口で無表情、しかも唐突な登場なので家主の野々村さんみたいな単発サイドストーリーのキャラの一人くらいの認識でいました。観る前までは。

しかし、今週初登場どころかずいぶん前から亀山家に住み込んでいるような錯覚さえ覚えるほど馴染んでしまった英一郎くん。最愛の母を亡くして以来凍り付いてしまった彼の心もエリーちゃんの優しさでアッと馬に溶解。これも若さというものでしょうか。

そんな英一郎くんを持て余す鴨居の大将。商売は飛ぶ鳥を落とす勢い、しかも至って陽性の性格ながら実はこんな苦悩を抱えていたとは。しかし、こんな苦悩を抱えながらも、これまであれほど破天荒に振る舞ってきたのはすごい。

そしてマッサンとエリーちゃんを襲った悲劇。あの悲劇の直前の、夕空を見上げながら家族三人でスコットランドを旅する夢を見る、縁側で寄り添うマッサンとエリーちゃんの後ろ姿が瞼に焼き付いて離れません。輝く未来に一点の曇りもなかった最後のひと時。

誰の言葉か忘れましたが人生は刺繍の裏表みたいなものだとか。前半は刺繍の表面のキレイなところしか見えない。後半は刺繍の裏面のキレイさが微塵もない現実、でも複雑にからまりあったものがすべて見える。

『マッサン』の間もなく前半が終わりますが、今週来週あたりは刺繍が表面から裏面に反転するタイミングなのかも知れません。

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