マッサン 53話 鴨居の秘密基地での誓い

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2014年11月28日(金)放送
第9週 第53話 「虎穴に入らずんば虎児を得ず」

『マッサン』第9週 第53話 「虎穴に入らずんば虎児を得ず」あらすじ

家主の野々村が化学教師の就職口を政春に持って来ました。月給100円という驚くような好待遇を提示され迷う政春。こひのぼりの春は何を迷うことがあると政春に就職をすすめ、キャサリンたちも政春がその職を得るべきだとエリーを説得。

一方の鴨居は、欧州事情に明るい島田物産の山之内という人物に会っていました。山之内の口から出て来たのは政春の名前。スコットランドのウイスキー業界でも有名な「亀山政春」とうい男の話を聞くだけの値打ちはあると、山之内は鴨居に助言。

政春はついに化学教師になる決断。しかしその決断はエリーを怒らせ二人は大喧嘩。そこに鴨居が姿を現し4000円分の札束を政春の前に置くと鴨居商店の人間になれと説得をはじめました。政春の技術と頑固さが自分には必要だと鴨居は迫ります。

答えに窮する政春を、鴨居は「秘密基地」と呼ぶ倉庫に案内。ウイスキーの専門書や古い酒樽などの鴨居の夢が詰まったその場所で、ついに政春と鴨居は国産ウイスキーで新しい時代をともにつくろうと誓い合い、固い握手を交わすのでした。

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『マッサン』第9週 第53話 「虎穴に入らずんば虎児を得ず」
 事前発表あらすじへのレビュー

今や世界を席巻するジャパニーズウイスキーのことは、前回の事前レビューの中でちょっこし触れましたが、このジャパニーズ・ウイスキーの歴史がはじまる瞬間がついに今回描かれます。この分野がお好きな方にはたまらない場面かもです。

でも、その直前には好待遇の就職口がマッサンに舞い込んで来ます。化学の先生になっていても給料もいいし、マッサンの得意分野みたいだし、それなりに平穏な暮らしは出来たはず。でも退屈な人生になっていたことも確か。あやうく道を踏み外すところでした。

『マッサン』のいずれかの回のレビューにも似たようことを記しましたが、劇中の時代の大卒者の平均初任給が50円。帝大卒の高級官僚の初任給が70円ほど。『ごちそうさん』の西門悠太郎が東京帝大を出て大阪市役所に入庁したのもこの頃。初任給は75円でした。

そんなわけで化学の先生の月給100円というのはこの当時のマッサンの年齢から考えてもかなりの好待遇。鴨居の大将が札束で持って来た年棒は4000円。月額333円。現代の貨幣価値に換算するといくらくらいになるんでしょうか。

『マッサン』第9週 第53話 「虎穴に入らずんば虎児を得ず」
 朝ドラ観賞後の感想

やっとマッサンが動き始めました。

物語の約三分の一の時間を費やしてのスタート。第一回で登場すたエリーちゃんの遺影と並んで飾られていた「スーパーエリー」につながる半世紀に渡る道にやっと入りました。正直長かった、しかし長かっただけに感激もひとしお。

来週からウイスキーづくりの道を歩み始めるマッサンですが、実話にある程度忠実に話しがすすめば、エリーちゃんの悲劇、鴨居の大将との決別、独立後の艱難辛苦、そして戦争と、これまでののんびりした『マッサン』とは異なる物語のような展開になるはず。

物語がどこまで語られるかは不明ですが「スーパーエリー」までの約半世紀、ようやく一歩を踏み入れた夢の道はまた茨の道にもなりそうです。「スーパーエリー」が栄えある賞を受賞した1971年まで描けばエリーちゃんとマッサンの死別も避けては通れませんしね。

これは僕の願いですが、鴨居の大将とマッサンが手を組んで建てた山崎工場でつくられたウイスキーが2014年に「世界一」と認められ「世界中をあっと驚かす」快挙。その快挙によって、天国で再開したマッサンとエリーちゃんの夢に向かって駆け抜けた人生を讃えてほしいなと思いっています。

結末の話しはそれくらいにして、4000円の札束の山をテーブルの上に広げ、目にもの見せる鴨居の大将には心底しびれました。

そして、わてにはお前の技術が必要、その頑固さが欲しい、未来の鴨居商店はますますおもろい会社になる、MADE IN JAPANの新しい時代を造ろう、等々。鴨居の大将の言葉はひとつひとつが心に突き刺さって来ます。

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4 Responses to “マッサン 53話 鴨居の秘密基地での誓い”

  1. koji より:

    いよいよマッサンと大将が本格的に動き始めましたね。

    先月、興味本意ですがニッカウヰスキーの竹鶴と余市。

    そしてサントリーの主力のオールドを飲み比べてみたのですが、やはり竹鶴と余市のスモーキーフレーバーは格別でしたね。


    さて、そう言えば、これから登場する大将のご子息の「英一郎」。史実での名前は「吉太郎(よしたろう)」だそうですね。

    読みこそ違いますが、花子とアンの「兄やん」と同じでこんなところにも前後作との共通点があるようですね(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      前後作の名前の共通点でふと気になって『まれ』をチェック。
      またしても「はる」さんがいました。ちなみに『まれ』のはるさんは女性です。

  2. さや より:

    今日の話は感動しました。史実通りに化学教師になってもよかったのですが、話が進みませんもんね……(^_^;) 野々村さん、もっと早く就職話を聞かせて欲しかった……(^_^;)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      残念なマッサンの姿よりも、化学の先生として生徒たちに慕われながらもウイスキーづくりの夢が片時も忘れられずに苦悩するマッサン。そんな姿を見たかったと思います。本当に野々村さんにはもっと早くに話を持って来てほしかったです。

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