マッサン 76話 早苗広島へ、試作品改良

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2014年12月25日(木)放送
第13週 第76話 「急いては事をし損じる」

『マッサン』第13週 第76話 「急いては事をし損じる」あらすじ

ある日、早苗はエリーを呼びつけると懇々と諭し始めました。鴨居商店がつぶれエマを巻き込むことがないよう家族ともども広島に戻って来い。そして日本では、女は男の仕事に口出しをしてはならない、仕事の問題は仕事場で解決するものだと。

この先も、エリーを嫁として認めるつもりはないが、エマは政春の子供として自分は守ってゆくとエリーに言い残すと、早苗は広島に帰って行きました。一方の政春は4月のウイスキー発売に向けて研究室に閉じこもり、家に帰れない日々が続いていました。

その頃、鴨居はウイスキーと同時に売り出すビール事業にも着手。また、ウイスキーを派手に売り出すための宣伝文句を探し求めて、鴨居商店の幹部社員らと知恵を絞っていました。そんな中、ウイスキーとビールを売り出す春が近づいてきました。

熟成が足りない原酒だけによるブレンドに苦闘する政春でしたが、ついにブレンドを完成。鴨居もそのブレンドに納得し商品化が決定。俊夫たちとともに喜びを分かち合う政春は、樽からほとばしり出る原酒をこれまでの日々を振り返りながら感無量で見守るのでした。

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『マッサン』第13週 第76話 「急いては事をし損じる」
 事前発表あらすじのレビューと解説

国産初のウイスキー発売がいよいよカウントダウン状態になり発売日は4月に決定。国産ウイスキーというマッサンの夢がいよいよ目睫の間に迫ったものの、マッサンとしては納得の行かない発売への踏み切り方。

果たしてこの発売を夢の実現と言ってしまっていいものかどうか、マッサンとしてもエリーちゃんとしても悩ましいところかと思います。しかも、納得のゆかない状態でつくった試作品はウイスキー通から酷評。

マッサンが心から納得できる夢の成就を前にしたこの事態。もしかすると、住吉酒造の株主会議でウイスキー事業が否認された時よりも、もしかすると苦しいかも知れません。なにしろ目の前で「おあずけ!」と言われたようなものですからね。

それでも社長命令とあっては従わざるを得ないマッサン。鴨居商店に入社したことで夢に一歩近づいたようで、実はマッサンとエリーちゃんはまだまだ夢にはほど遠いところにいるのかも知れません。

『マッサン』第13週 第76話 「急いては事をし損じる」
 朝ドラ観賞後の感想

「あんた、母親になって強くなった」

今回の早苗お母ちゃんの来訪が早苗お母ちゃんとエリーちゃんの関係の転機となったようですね。上の一言はついに早苗お母ちゃんがエリーちゃんい兜を脱いだ瞬間かも知れません。相変わらず嫁として認めないと頑なではありますが、

また、このタイミングで何故早苗お母ちゃんを登場させるのか意図がよくわからなかったのですが、この瞬間を見せるためだったのかと納得です。この転機を経て、年明け放送分にて早苗お母ちゃんとエリーちゃんの新展開に持って行くようです。

さて、鴨居商店はかなりの苦境に陥っているはずですが、そんな中でも凹まず腐らず新手を次々に打つ鴨居の大将はいつもながらさすがです。でも、今回はちょっと焦りが見え隠れしないでもありません。金魚を見る眼がいつもと違っていたような。

さて、いよいよ出荷に向けて動き始めました。樽からほとばしり出る原酒を見つめるマッサンの感無量の表情。思い出すのはこの瞬間までの日々。しかし、回想で出て来たウイスキーづくりまでの場面はすべて『マッサン』初月の場面ばかり。

二ヶ月目のウイスキーづくりから遠ざかった日々は回想で登場せず。回想から省かれた回はまた視聴率が20%を割り続けていた頃と重なります。マッサンにとっても、そして『マッサン』という物語にとっても遠回りの日々でした。でも、やっとここまで来ました。

追記:国産初のウイスキーの宣伝文句は金魚のご託宣により「目覚めよ日本人!メイドインジャパンの時代到来」案が有力なようです。ちなみにリアルの「サントリー白札」が昭和7年に発売された時の宣伝文句は以下の通りです。

醒めよ人!
舶來妄信の時代は去れり
醉はずや人
吾に國産
至高の美酒
サントリーウ井スキーはあり!


ところで、ウイスキーのの字がカタカナのでなく井戸のですが、リアルでマッサンがニッカウヰスキーを登記した際「ニッカウスキー」で申請したところが却下され、に代えてとよく似たを用いた説があると、何かで読んだことがあります。

またそもそもウイスキーのの字がカタカナのでなく井戸のにした理由ですが、水がウイスキーの命だから井戸のにしたという説と、の字源がだからこの字を採用した説があるそうです。ご参考までに。

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10 Responses to “マッサン 76話 早苗広島へ、試作品改良”

  1. えびすこ より:

    サントリーが最短3年。ピュアマイルドは25年ですか。
    今日の蒸溜期間の長短にも方針が反映されていますね。
    シャーロットさんが東証大納会の「鐘つき」をします。
    先日「外国人特班員記者クラブ」で会見もしましたね。
    株式市場の鐘つきはアメリカだと毎日している(今は機械で音を出している?)ようですが、日本だと大発会と大納会の2回だけです。
    ところで竹鶴威氏の訃報で番組関係者の誰かがコメントを出していないようですね。昨日までの時点ではスポーツ新聞芸能面にも載っていなかったです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      竹鶴威氏の訃報、亡くなった日と最初の報道との間に数日間の差がありますので、プレス向けに伏せていたのかも知れないですね。

  2. koji より:

    しかし今回やっと出荷まで漕ぎ着けたものの明後日の27日放送分では俊ニイたち職人のクーデターがあるんですよね。

    この急展開も楽しみでもあり心配でもあります。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      今週後半の急展開は前例にないほどのスピード感ですね。年明けの回も慌ただしそうです。

  3. koji より:

    なるほど、井戸の「井」ですか!。

    もうひとつ、鳥井の「井」にも掛けていたのかもしれませんね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      鳥井の「井」。指摘されてはじめて気がつきました。

  4. boston より:

    いつも見せて頂いてます。

    サントリー白札の宣伝ポスターは今でも山崎工場に展示されていますね。しかも解説には評判はもう一つとまで正直に。この会社の精神を見るようです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      山崎工場は行ったことがありませんが、失敗を直視し隠そうとしない態度は本当に立派ですね。

  5. えびすこ より:

    どうにか納得できる味になったようですね。
    今のウイスキーは蒸留から販売するまで最低何年かかりますか?
    エマの登場で会話の構図が「マッサンとエマ」、「エリーとエマ」、「両者とエマ」と3つ増えましたね。
    確かに(実家を離れた場合)家での会話が夫婦のみでは味気なかったかも。
    皮肉なことに大河ドラマでは主人公夫婦のみの会話の構図(家庭では)しかないことが最近多い…。
    どうやら来年も後半はそうなりそうです。親や兄弟がいない状態だとそうなりますね。
    昨日の会話に出てきた甥の勝は法事の回にいた子供ですね。
    16歳になって成長した姿を見たいのですがどうなるでしょうか?
    「ヰの字」についてのトリビア。
    記載ありがとうございます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      エマちゃん、来年2月頃には思春期に入るかと思われます。その頃になると会話の内容も家族関係もより複雑になりそうですね。
      ところでウイスキーの製造期間ですが、サントリーの最短の熟成期間が3年のようです。サントリーの一番人気の山崎12年はその名の通り12年。また、注目を集める竹鶴25年ピュアモルトは25年。マッサンが理想した熟成期間ですね。

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