マッサン 90話 政春、鴨居商店退社決断

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2015年1月17日(土)放送
第15週 第90話 「会うは別れの始め」

『マッサン』第15週 第90話 「会うは別れの始め」あらすじ

10万円の資金調達のメドが立たないまま、政春は退職届を提出するために鴨居を訪問。鴨居かは、政春の理想は鴨居商店で実現させてやると引き止めにかかります。しかし、自分が理想とするウイスキーを鴨居商店ではつくれないと言い切る政春。

すると鴨居は厳しい口調で政春の経営者としての覚悟を問い質しはじめました。経営者は家族と従業員を幸せにするためなら、どんなことをしてでも利益を出さなければいけない。お前にはそれが出来ないと政春に厳しい言葉を浴びせかける鴨居。

鴨居は続けました。何故、自分に土下座してでも足りない10万円を貸してくれと言わないのだと。それは筋が違うと反論する政春を、筋などと言っている場合でないと一喝する鴨居。ついに土下座する政春の姿を見て鴨居は、即座に10万円の小切手を切りました。

10万円は退職金、返す必要はないと言う鴨居は独立を祝福すると政春とエリーを送り出しました。二人が帰宅すると英一郎が「ウヰスキー研究室」の看板を携えて訪問。政春の退職に立腹していた英一郎は思いを改め、二人への感謝を延べ新たな門出を祝うのでした。

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『マッサン』第15週 第90話 「会うは別れの始め」
 事前発表あらすじのレビューと解説

前回に引き続き出資を求める交渉回。リンゴジュースで運転資金を稼ぐというアイディアが出資交渉が成立する突破口に。渡さんは出資に応じてくれるみたいです。ちなみに野々村さんも渡さんと一緒に出資してくれるみたいです。

ちなみにお嬢さんの騒動に引き続き二回目の登板となる野々村さんはリアルの芝川又四郎氏(芝川ビルディング当主)がモデルと思われます。芝川氏はリアルのマッサンの帝塚山時代の家主で、ご令嬢たちはリタさんから英語を教わっていたそうです。

また野々村さんが紹介してくれた実業家の渡さんのモデルは、大日本果汁の筆頭株主だったこともある加賀証券の創業者・加賀正太郎氏ではないかと思います。大日本果汁の出資者はマッサンを含めて4人。あとの一人の出資者は学者とのことで、渡さんのモデルではなさそうです。

話しを朝ドラ『マッサン』に戻します。マッサンの出資金の一部を自分で調達するよう求められていますが、マッサンが調達するように言われた10万円は現在の5000万円ほどの金額だそうです。マッサンがこの10万円をどうやって調達するのかは不明です。

『マッサン』第15週 第90話 「会うは別れの始め」
 朝ドラ観賞後の感想

鴨居の大将は最後までかっこ良かった。

マッサンが調達出来ずにいた10万円の小切手を退職金として渡す即断もさることながら、鬼気迫る表情でマッサンの経営者として覚悟を問い質した時のその言葉の重み。退職金を渡す価値のある男なのかどうかを厳しく責め立てることで見極めていたのかも知れません。

経営者は家族と従業員を幸せにしなければならない。そのために石にかじりついてでも利益を出さなければならない。たとえ無様であっても恥をしのんで会社のために頭を下げなければならない。

これらの言葉、これから先のマッサンにとっては10万円の小切手以上に価値あるものになるかも知れません。

ある評論家の先生がマッサンをご覧になって、マッサンの「商品主義」、鴨居の大将の「営業主義」という聞き慣れない言葉で二人を分類していましたが、その先生、今回の鴨居の大将が語った経営者の責任という観点が抜け落ちていたのかも知れません。

これまでマッサンが理想のウイスキーを追求する妨げになっていたのは、住吉酒造の専務や株主、鴨居商店の大将、みんな自分以外の何者か。でも、これから理想の妨げになるのは他ならぬ自分自身になるかもです。

家族と従業員を食べさせてゆくためには、理想を追求する自分を自分で封印し、妥協の道を自分で決断する必要が出て来ることもあるでしょう。これからが本当の闘いですね。

追記:鴨居の大将が、会社のためなら頭を下げることも辞さないのが経営者だとマッサンに言い放ちましたが、その時、鴨居の大将の念頭には住吉酒造の田中社長の姿があったのかも知れません。田中社長、素敵な方でした。もっと見せ場が欲しかったです。

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10 Responses to “マッサン 90話 政春、鴨居商店退社決断”

  1. あめ より:

    私も住吉酒造の社長の姿を思い出しました。あの時大将に頭を下げた社長、カッコよかったなぁ。
    マッサンはリアルのマッサンより大分うじうじしてて優柔不断で情けなくてエリーなしではどうしようもない男に見えますが、男の弱さと可愛げがありますね。これからそこに強さが備わって、日本で初めての男、になっていく様を見たいと思います。
    ああしかし大将、ホントにカッコイイ!もう見れなくなるのがすごく残念です。またひょっこり絡んでくれないかしら。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      マッサンも前半の一時期、残念な男に成り下がっていただけに後半の凛々しい姿が際立って見えますね。2月、3月の放送回あたりでは、鴨居の大将みたいな男に成長していてほしいと切に願っています。

      ところで鴨居の大将の登場場面が追加されたらしいので、もう一回くらいはお目にかかれるかも知れません。

  2. ウイスキーはハーモニー より:

    今日は見ていて、秘密基地でのシーンを思い出しました。マッサンと大将が向かい合い熱く語り合う、離れたところから二人を見守るエリー。同じシチュエーションで真逆の結果(結束→決別)。大将とマッサンの距離が段々近づいて行く(机と椅子越し→机越し→あいだに何も無し)のも面白かった。12月に追加で撮影されたと言う大将の出番が、3人の再会シーンだといいなぁ。お邪魔しました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      サーバーが不調で返答が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
      鴨居の大将の追加場面、是非とも素敵な再会であってほしいですね。

  3. えり より:

    鴨居の大将、本当にかっこいい。
    出会いの時も別れの時も、いつも。
    そして本当に優しい方ですね。
    言い尽くせないくらいです。
    マッサンで描かれる様々な別れのシーンで一番泣けました。
    悲しいシーンになると思いましたが感動の涙になりました。
    英一郎くんも明るい最後でよかったです。
    マッサンを慕う英一郎くんが気に入っていたので英一郎くんロスになりそうです。
    もっと見たかったな。
    今日はエマちゃん含めても出演者5名。
    その分、じっくり丁寧に描かれていて素晴らしかったです。
    マッサン本当にこれからですね!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございました。
      マッサンと鴨居の大将、出会い(秘密基地)も別れも、忘れようにも忘れられない名場面でしたね。特に今回の鴨居の大将の断腸の思いを噛み殺してマッサンを祝福する姿は男の中の男でした。
      鴨居親子、またどこかで再会させてほしいですね。

  4. えびすこ より:

    「各々がいい商品を販売することで競い合って(業界全体が)発展する」という観点が今のビジネスに欠いているのでは?スポーツ界を見ても「競い合いの効果による人気上昇・発展」がうまくできていません。
    餞別に10万円の小切手を渡すとは粋な計らいですね。住吉酒造を半ば強引に追われた時には餞別を受け取っていないので。
    あの時も経営悪化が一因でした。
    最近、マッサンが独立しなければサントリーが今日なかったかもしれないと思いました。マッサンが残留していればニッカはなく、当時の壽屋も戦中の「贅沢禁止令」をしのげなかった可能性もあるので。
    この独立が戦後の国内の洋酒卸売業界の発展につながりました。
    鴨居父子が出るのは今日で最後かも?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      競い合うにはとんがった人材が必要ですが、そんな人材がいたとしてもいづらい環境が競争力を失わせているのかも知れませんね。iPhone以上のスマホを開発してもおかしくなさそうな某社が先を超されてしまったのも、そんなところに原因があると言われているようです。返す返すも残念です。

  5. yuri より:

    これまで第15週に終わりますね。

     前編→第1週~第15週=済

     後編→第16週~第25週=あと10週ぐらい

     追伸:エリーは先週(84話)外国人として初めて花嫁衣裳の姿のシーンが登場して、着物がかわいかったよね。キレイだった。
     びっくりしました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      花嫁衣装、きれいでしたね。よく似合ってました。ブロンドの女性で着物姿が美しく見えたのはこれが初めてです。

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