マッサン 110話 ウイスキー通作家の上杉

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2015年2月10日(火)放送
第19週 第110話 「万事休す」

『マッサン』第19週 第110話 「万事休す」あらすじ

ウイスキー通を自称する作家の上杉龍之介が政春を訪ねに亀山家に来訪。政春が鴨居商店を辞めたことも知っていた上杉は、政春に会うために東京から北海道までやって来たのです。上杉は政春のウイスキーをハイランドケルトに似ているとその完成度の高さを絶賛。

日本で様々なウイスキーが発売され互いに切磋琢磨するべきと持論を語る上杉は、ジャパニーズウイスキーの歴史をつくって欲しいと政春を励まし去って行きました。その数日後、政春のウイスキーを賞賛する上杉のコラムが新聞に掲載。

その上杉の励ましの言葉とコラムに勇気づけられた政春は出資者に黙ってウイスキーをつくり続けていたことを報告し、ウイスキーづくりの談判をすべく野々村を訪問したい旨、電話しました。しかしその数日後、野々村と渡が余市にやって来てしまいます。

政春は6年前からウイスキーを作り続けて来たことをついに出資者に白状し謝罪。野々村は帳簿を見ておおよその察しはついていたものの、寝耳に水の渡は怒り心頭。その二人に政春は頭を下げました。りんご製品をやめてウイスキー一本で勝負させて欲しいと。

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『マッサン』第19週 第110話 「万事休す」
 事前発表あらすじのレビューと解説

かつてエリーが内助の功をはたす場面が幾度も登場しましたが、今回は成長したエマの親孝行の姿が描かれます。熊さんか進さんあたりに相談したのでしょうか。自称ウイスキー通の上杉という名の作家をエマが自宅に連れて来ました。

さて、この上杉という人物。演じるのは北大路欣也さんです。当ブログでは朝日麦酒社長をモデルにした人物を演じると予想していましたが、またしても予想は大きく外れてしまいました。尚、この上杉という作家の実在にモデルがいるかどうか、現在調査中です。

ところで、マッサンが仕込んでいた原酒が実は出資者の渡さんと野々村さんに内緒だったことが判明。リアルでは、出資者に隠れて原酒の仕込みを進めていたという説と、そんなことはあり得ないという説があるそうです。ドラマでは前者の説を採用したのでしょう。

リアルの前者説では、渡さんのモデルになった方がマッサンのやり方に激怒。しかし、マッサンをあたかも息子のように思っていた野々村さんのモデルが、渡さんオリジナルを説得しピンチを切り抜けたようです。

『マッサン』第19週 第110話 「万事休す」
 朝ドラ観賞後の感想

作家の上杉龍之介氏がマッサンのウイスキーを飲み「美味い!」

これに対するマッサンの反応で、マッサンがどれほど迷っていたのかが今回よくわかりました。住吉酒造でも、こひのぼりでも、小樽での行商の際にも、そして森の熊さんのヤン衆たちからも不味いと言われ続けてきたことがこれほどこたえていたとは。

上杉龍之介氏の「美味い!」の一言。「ハイランドケルトに似ている」という讃辞。マッサンにとっては干天の慈雨のような言葉だったかと。思えば劇中でマッサンと味覚が一致するのはエリーちゃんや俊ニイなど身内を除けばこれが初めてかも知れません。

自信を取り戻したことが出資者にすべてを白状する決意につながったのでしょう。

ところで出資者を欺きウイスキーを「密造」したのはマッサンの生涯を題材にした小説に登場するのですが、これには諸説あり「密造」はあり得ないという説も存在します。当ブログ管理人も「密造」はあり得ないと考えています。

こちらの記事で記したのですが「密造」はあり得ないと考えるのは、大日本果汁創業半年ほどで原酒を担保にして銀行から融資を受けていること。

さらに今回、野々村さんが帳簿を見てもしやと思った旨の発言をされましたが、確かに帳簿を見れば在庫の不自然な増え方。在庫回転率が悪化を辿ることなどから足がつくかと。製造量が微量であったり帳簿操作を巧みに行えば欺き通せないこともないでしょうが、やっぱり「密造」説は無理があるかなと野々村さんの発言で改めて思ったことでした。

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6 Responses to “マッサン 110話 ウイスキー通作家の上杉”

  1. やばこ より:

    いつも分かりやすい解説をありがとうございます。
    なんとなくマッサンは1話からずっと録画しているのですが、職を失った頃のマッサンと今朝の彼を比べたらもう完全に別人ですね…玉山さんの演じ分けにも脱帽です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      本当に同じ人とは思えないですね。
      仰る通りすごい演じ分けだと思います。
      そして今のマッサンになってから視聴率も急回復をしてますね。

  2. たいとうみほ より:

    確かにフロー(資材買入、出荷高)に比して
    ストック(棚卸在庫)が不自然だったらバレますよね。
    商品ごとの原価率だって見る人が見ればわかりますし。
    税務署やプロの監査人はこの辺りを
    ちゃんと見ているのでしょうね。
    現代でも株主には配当や時価にしか関心のない人と
    財務諸表を見ただけで
    経営状態の分かる人がいるよなあと感じてしまいます。
    一方では株式公開会社よりオーナー企業の方が
    短期利益にとらわれずリスクを取っての
    新機軸事業に挑戦して革新的な結果を上げやすいと
    聞いた事もありますので
    野々村さんの様な方は世の中全体にとって
    貴重な存在かもしれません。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      劇中では野々村さんも渡さんも投資家にして経営者。特に渡さんは飲食店を何店舗も経営しているので財務諸表状の在庫の異変にはすぐに気がつくかと思います。でも、自分の経営している飲食店はシビアに見ても出資先については「配当や時価にしか関心のない人」なのかも知れませんね。
      異変を察しながらも、リスクを承知でマッサンに任せっきりにする野々村さん。ご高察の通り「世の中全体にとって貴重な存在」にして、器の大きい人物かも知れません。

  3. えびすこ より:

    玉山さんは「上杉」に縁がある人だと思います。天地人では上杉謙信の養子・姪婿の上杉景虎役でした。「景虎」は上杉謙信の若い頃の名前でした。
    上杉龍之介氏は北大路欣也さんが演じているだけに北大路魯山人がモデルかと思います。魯山人氏も食に関しての著書があります。
    新聞のコラムでウィスキーが高評価をいただいたのは幸いです。
    第1回から20年がたち、マッサンも40代後半になりました。ひげを生やして貫録が出ました。
    亀山家の人たち、特に甥の悟くんの近況も気になります。大阪の好子さんの最近の様子はどうなんでしょう?先週は姿がなかったですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      上杉龍之介は魯山人。時代も同じなので考えられますね。『ごちそうさん』の室井さんのモデルとなった作家(名前を失念)が、魯山人と大喧嘩を繰り返した人だったので、食をテーマにした『ごちそうさん』に魯山人をモデルにした人物の登場を期待したことを思い出しました。

      マッサン、貫禄が出て来ましたね。森の熊さんも髪の毛がかなり白くなり、今日久しぶりにお目にかかった野々村さんも白髪が増えてました。皆さん、年をとりましたが広島の政志お父ちゃんはどうしたんでしょうね。亀山家の家族も気になります。

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