マッサン 113話 ウイスキーの売上伸びず

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2015年2月13日(金)放送
第19週 第113話 「万事休す」

『マッサン』第19週 第113話 「万事休す」あらすじ

発売したウイスキーは一向に売れず資金繰りに窮する中、俊夫らは自分たちの給料は後まわしにしてもらって構わないと申し出、政春を励まします。しかし、ほどなくして大阪の野々村から電話が入りました。政春は大阪に呼び出され出資者のもとへ足を運びます。

結果を出せないことを詫びる政春に渡は、負けという結果はもう出た、会社をたためと言い放ちます。野々村は会社をたたむまでに6年分の原酒を別製品にして一銭でも多く売上を上げた上、今いる社員の人数を半分にすることを要求。

社員削減はのめないと食い下がる政春でしたが、野々村は政春の懇願を一蹴。儲かってこその商売、それが出来なければ会社から政春に出て行ってもらうと宣言。追い詰められた政春は、かつて鴨居から言われた経営者の心得を噛み締めるのでした。

政春が余市に戻って来たある日のこと、思いがけない来客が政春のもとを訪れました。住吉酒造の社長、田中大作です。大作との再会を喜び合う政春とエリー。大作が窮地を脱する知恵を授けてくれることを、エリーは期待せずにはいられませんでした。

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『マッサン』第19週 第113話 「万事休す」
 事前発表あらすじのレビューと解説

鴨居商店の時もウイスキーが売れない苦しみを経験したマッサンですが、あの時はウイスキーが売れなくても自分も同僚も給料はもらえる。鴨居の大将一人が苦悩していた筈ですが、鴨居の大将の苦悩する場面は申し訳程度にしか登場しませんでした。

あの当時のマッサンには鴨居の大将の苦悩は理解出来ていない。それを表現するための鴨居の大将の苦悩場面の省略だったと僕は理解しています。そして今回、鴨居の大将が抱えていたであろう深い苦悩をマッサンも経験することに。

またかつてマッサンは鴨居の大将から、ウイスキーの美味い不味いを決めるのは自分でなく客。客あっての商売。そこを見誤ると家族と従業員を幸せには出来ないみたいな意味のことを繰り返し説かれていましたが、ついにその言葉が現実に。

渡さんと野々村さんの二人の出資者が実に手厳しい。積み上がった在庫のウイスキーをつかって別の商品を開発して売り出せというのはまだいいほうですが、従業員の半分を辞めさせろというのは、これはマッサンにとっては厳しい決断を迫られそうです。

『マッサン』第19週 第113話 「万事休す」
 朝ドラ観賞後の感想

会社はたたんでもらう!

ついに死刑宣告にも等しい言葉が渡さんの口から言い渡されてしまいました。野々村さんからも社員と工員の半数を削減するか、それが出来なければ自分が去れと非常に厳しい要求。劇中では社員削減かマッサンの去就がクローズアップされていましたが、実は事態はもっと深刻かと。

一見、延命措置に見える野々村さんの提案。社員の半数削減後、残された社員らがやることは仕込み続けて溜まった原酒を別製品にして一掃すること。すなわち、残された半数がこれからやる仕事は自分たちの職場を清算する仕事。自分の墓穴を自分で掘る仕事です。

社員の視点から見れば去るも地獄、残るも地獄。マッサンにしても、溜まった原酒をすべて売り切ったその先には何もない。あるとすれば、すべての業務を終えた工場と土地を一銭でも高くどこかに売却すること。その後には再生の希望もない、完全に何もない。

ドウカウイスキーは完全に詰んだ状態といっても差し支えないかも知れません。

ちょっとだけネタバレになりますが、今回久しぶりに登場した住吉酒造の田中大作社長が、人員削減やむなしとマッサンに告げるそうですが、削減してもその後に希望を見いだせない状況についてはどのように扱われるのか。明日が待ち遠しいです。

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4 Responses to “マッサン 113話 ウイスキーの売上伸びず”

  1. えびすこ より:

    経営不振は周囲の人にも影響が出るので自分1人だけの問題ではないですね。
    最近マクドナルドが諸問題により売り上げが大きく落ち込んでいると聞き、この番組の序盤にあったワイン瓶破裂問題を思い出しました。
    今回のケースはウィスキーという商品が世間になじみがなく、世間に浸透しにくいということなので、いつの時代にも経営の危機はありますね。田中社長もかつてワイン瓶破裂問題の余波で、経営危機に逢っているので14日の放送での言葉に注目です。

    お詫び 
    「昼顔」で木南さんが演じた役を間違って記載してしまいました。
    別の女優と間違えてました。お詫びいたします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      田中社長がこれまで経験された浮き沈みの量も質もマッサンとは比較にならないほどでしょう。
      長年の経験に基づいた深いアドバイスを期待しています。

  2. たいとうみほ より:

    野々村さんってもしかして黒田如水並みの策士?
    とすら思えてきました。
    帳簿で気が付いた時点で政春に忠告していたら
    渡さんの反対に遭ってウィスキーが作れないか
    作った結果に野々村さんも責任を問われる事になるかです。
    出資話に当初乗り気でなかった渡さんを
    野々村さんが引きずり込んだ以上
    後で渡さんに責められるのは避けたい。
    6年間渡さんにも相談せず黙認していたことで
    成功したら利益は入り
    失敗したら無断で事を進めた政春に
    全面的に責任をかぶせる事が出来る。
    せっかく作ったんだから売りましょう、と
    野々村さんが渡さんに説いていたのは
    決して政春への助力ではなく…
    いくら何でも考えすぎ、と思いつつ
    現実のビジネスはその位熾烈な戦いが
    方々で飛び交っているんだと思い知りました。
    さながらお人好しの政春はビジネス戦争の中で
    手駒にされて泳がされていただけになりますが。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      鋭い読みですね!
      ご高察の通り、野々村さんの動きを整理してみると、自分の負う傷を最小限にとどめようと立ち回るしたたかさが見え隠れしています。

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