ウイスキー初出荷後、余市の工場は海軍監督工場に【マッサン】

朝ドラ『マッサン』第19週でついに記念すべき初出荷の日を迎える余市でつくったマッサンの第一号ウイスキー。一方で忍び寄る戦争の影。困難な時代にマッサンのウイスキー工場はどこへ向かうのかをまとめました。

ウイスキー初出荷後、余市の工場は海軍監督工場に

リアルでは昭和15年(1940年)10月に、余市でつくられた大日本果汁の第一号ウイスキーは初出荷の日を迎えています。そして、初出荷の直後よりウイスキーは統制品となり余市の工場は海軍監督工場に指定されています。

『マッサン』第19週劇中でも史実に基づき海軍監督工場に指定されるエピソードが登場するようですが、海軍監督工場に指定されると一体どういうことなのか、どんな状態になるのか。概略をまとめました。

海軍監督工場に指定され原酒の仕込みは継続

戦争が激化する中、海軍が軍隊に必要な物資の調達(軍需調達)を安定させるため、それら物資(軍需品)を製造する工場を海軍が監督。ところで『マッサン』第19週の劇中の時代、ウイスキーの国内最大の消費者は海軍。海軍にとってウイスキーは軍需品のひとつだったので余市の工場は監督工場に。

海軍の監督工場に指定され、しかも戦局が悪化して来るとウイスキーに限らずあらゆる業態の監督工場は様々な負担を強いられ経営は苦しくなったようですが、一方で軍需品の安定調達という目的もあったので原料は安定して供給され、製造した製品も確実に売れるというメリットもありました。

同じ時代を描いた『ごちそうさん』や『花子とアン』では、登場人物たちが建築資材などの物資不足に苦悩する場面が登場しましたが、『マッサン』では当時入手が困難を極めた大麦の調達に便宜が図られるため、原酒づくりは継続。少なくとも物資不足の悩みとは無縁の日々が劇中で描かれるようです。

その頃、鴨居商店は

鴨居商店のモデルの寿屋も海軍の監督工場に指定され、航空燃料や『イカリ印』という名の特製ウイスキーを製造。海軍から様々な負担を強いられ経営は苦しかったようですが、大麦が供給され続けたことで原酒づくりは戦時中も継続。

そして戦時中に仕込んだ原酒からつくられたウイスキーが、終戦から8ヶ月後の昭和21年(1946年)4月に『トリス』という名で発売。寿屋の経営を支える製品の一つに。こんな史実を基にした鴨居商店のエピソードは残念ながら登場しなさそうです。

ところで、これは日本の話しではありませんが第二次世界大戦の時代を描いた映画『シンドラーのリスト』の冒頭でも、軍の監督工場の指定を受けるべく主人公のオスカー・シンドラーが軍の将校たちを調略する場面が延々と描かれていましたが、国を問わず事業者にとって軍の監督工場になることは旨味があったようです。

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