マッサン 128話 政春が一馬に最後の指導

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2015年3月3日(火)放送
第22週 第128話 「親思う心にまさる親心」

『マッサン』第22週 第128話 「親思う心にまさる親心」あらすじ

政春は一馬が出征するまでのわずかな間に、ブレンド作業を教えることにしました。政春はものづくりを極める面白さを心を込めて語り、一馬も政春の口から出る言葉一つ一つに真剣に耳を傾けました。

そんな中、工場で働いている女性工員が一馬の無事を祈ってお守りを作って持って来てくれました。夫にも同じお守りをつくったという女性工員でしたが、その直後に夫の戦死広報が届き、一同は戦争の過酷な現実を直視させられます。

その夜、一馬のために宴会が開かれました。集まった面々が一馬を「祝福」する中、一人押し黙っているエマ。その宴会のさなか、熊虎は用意していた映写機で一馬の幼い頃の姿を写した映像を映写し始めます。

この戦争は負けられない戦争。必ず勝てと熊虎は一馬に檄を飛ばしました。それを聞いていたエマは激昂し、一馬が心配ではないのかと熊虎に反論。宴会が後味の悪い終り方をしたその夜、一馬はついに遺書を書き始めようとするのでした。

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『マッサン』第22週 第128話 「親思う心にまさる親心」
 事前発表あらすじのレビューと解説

一馬くんの出征を数日後に控え、突然、一馬くんにウイスキーのブレンドを教え始めるマッサン。生きて帰って来て欲しいという願いを込めて教えるのか、この機会を逃せば金輪際教えられなくなるという一種の諦念から教えるのか。

ウイスキーのブレンドの神秘をウイスキーへの愛情をたっぷりと込めて語るマッサン。そのマッサンの言葉を一言一句聞き逃すまいと神妙な面持ちで耳を傾ける一馬くん。そんな場面を想像しただけで涙腺が決壊しそうです。

マッサンの胸中を思うとあまりにも辛過ぎるブレンド指導。前週には一馬くんを跡継ぎにしようと俊ニイたちと話し合っていたことも、今となっては遠い昔の出来事のように思えてなりません。

一馬は大丈夫だ、生きて帰って来る。きっとマッサンは、そう自分に言い聞かせながらブレンドの指導をするのでしょう。そんな中で工場で雇っている工員の女性のご主人の戦死の広報が、マッサンを厳しい現実に直視させることに。

話し変わって、森の熊さんは一馬くんのために映写機を用意。一体何を見せてくれるのか。

『マッサン』第22週 第128話 「親思う心にまさる親心」
 朝ドラ観賞後の感想

女性工員の一人が一馬くんに、夫にもつくったというお守りを渡す。その直後に夫の戦死広報が届く皮肉。その女性が泣き崩れる姿も痛々しいですが、それ以上に母親の突然の異変にパニック状態に陥る二人の小さな子供の反応が辛い。

出征が死と背中合わせという厳しい現実を目の前で見せられた中での宴会。前回から森の熊さんが映写機を修理しはじめたのは宴会の席での、一馬くんの幼少期を記録した映像を皆に披露するためでした。

皆に披露するためというよりは、出征する一馬くんに息子への愛情を上手に言葉で伝えられない不器用な父親が、かつて自分が幼い息子をどれほど可愛がっていたかの「証拠」を見せることで、言葉に出来ない思いを表現したかったのでしょう。

また、亡き母の姿も見せ自分がどれほど親から愛されていた存在だったかを改めて分からせることで、生きて帰って来いと伝えたかったのかも知れません。熊さん、不器用なだけにその稚拙な愛情表現が心に沁みます。

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10 Responses to “マッサン 128話 政春が一馬に最後の指導”

  1. つまぴょん より:

    熊さんの息子を思う心、それを言葉に出来ない歯痒さが痛いほど伝わってきました。それに対してエマのただ自分の感情だけをぶちまけるだけで熊さんの本当の思いを感じとれない幼さ。その対比が際立ちましたね。
    こうなることを予想して、エリーが反対した時に「大丈夫」と言ってたのに…きっと一馬だけは戦争に行かないですむとでも思ってたのでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      エマちゃんは大人になったように見えて、実はまだまだ子供ですね。
      今後、成長することを期待したいと思います。

  2. より:

    東海岸月曜日夜10:16

    未だ誰もマッサン128をyoutubeにアップロードしてくれてませんので、一体今日のエマ、一馬がどう振る舞いか期待して待っています。

    もうすぐ観れると思います。

    このマッサンの出演者全員素晴らしい役者ですが、
    僕は熊虎さんの大ファンになりました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      今週は熊さん週。僕もますます熊さんファンになりました。

  3. カッサン より:

    「負けたら賊軍となってしまう。だから絶対に負けるな。」という熊さんの言葉の裏側にも「生きて帰ってこい」という本心が見え隠れしている気がしました。
    息子の出征を誰よりも喜んでいるように見せかけて、行かないで欲しい、せめて無事でいて欲しいと願う熊さんの心情を描写する巧みな演出と演技には唸らせられました…。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      次回あたりから熊さんの本心が吐露され、涙なしには観ていられなさそうです。今週は熊さんの見せ場ですね。

  4. たいとうみほ より:

    熊さんが映写機を引っ張り出したのは
    熊さん自身が一馬の思い出を振り返るよりも
    あのフィルムにシノさんが映っているのを思い出して
    お母さんの記憶のない一馬に
    母親に愛される姿を見せてあげたいと
    思ったからかもしれませんね。
    フィルムを回していたであろう熊さんの笑顔も目に浮かびます。
    現代も子供の入学式や学芸会に
    お父さんはビデオカメラを持参し
    やがて結婚式でそれらが流されたりして。
    現代の親が子供に対して思う事は
    機器の発達していない昔だって
    当然親達が抱く
    「親思う心に勝る親心なのでしょうね」
    縄文時代には子供の手形入りの土器というのが
    作られていたそうです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      映写機、言葉で気持ちを伝えられない不器用な熊さんらしい愛情表現でしたね。熊さんが息子をどれほど深く愛していたのかが伝わってくる名場面でした。

      > 縄文時代には子供の手形入りの土器というのが
      > 作られていたそうです。

      実はこれの真似をして子供の手形入り陶板を焼いたことがあります。発想が縄文人レベルですね。(恥)

  5. えびすこ より:

    今週はエマにとってツライ週になりますね。
    さて、マッサンは最終盤になっても女性週刊誌で取り上げられております。もうじき春休みで余市にも観光客が増えそうですが、「ニッカの工場でウィスキーの試飲をすると、自動車の運転が不可能になる」というネックがあり、自分1人だけだと自家用車での移動ができない人がいます。
    シャーロットさんは今日から放送されるCMがありますが、これが全国放送としてのCMデビューです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      シャーロットさん、『CHICAGO』以降もCM出演が増えるかも知れませんね。報道によれば数社からオファーがあるとの由。ただ気がかりなのは、スピンオフが制作されるとして出演する時間を確保出来るのかということです。

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