梅ちゃん先生 137話 陽造が行き詰まりを白状

連続テレビ小説(朝ドラ)『梅ちゃん先生』
本放送:2012年9月7日(金)放送
再放送:2015年3月13日(金)放送
第23週 第137話「みんなの宝物」

『梅ちゃん先生』第23週 第137話「みんなの宝物」あらすじ

深夜の幸吉への怒鳴り込みは陽造への抗議でした。食堂「みかみ」で陽造から労働者の権利を焚き付けられた職人たちが工場でストライキをはじめたのです。労働者が汗水流して働いて得た利益のほとんどを資本家は搾取してしまうという陽造に木下は同意。

しかし光男は陽造に反論。陽造は労働の一面しか見ていない。労働とは崇高なもので自分の仕事に誇りを持てるかどうかが大切だと説く光男は、幸吉の依頼で職人たちを説得。光男の演説により、職人たちは働く士気を大いに高めるのでした。

反省した陽造は額に汗して働き美味そうに酒を飲む職人たちが羨ましかったと梅子に告白。仕事が忙しいというのも実は嘘で、仕事もなくなり行き場を失った陽造が下村家に厄介になるための口実だったのです。その頃、陽造は完全に行き詰まっていました。

胸の内を明かして心が軽くなった陽造はギターを弾いて唄を歌い近所の子供たちを楽しませました。そしていつも無口で仲間に入らない少年を人生には浮き沈みがあると励ます陽造。一方、梅子は休診を決意。その時、芳子の絶叫する声が。太郎がいなくなったのです。

『梅ちゃん先生』第23週 第137話「みんなの宝物」感想

陽造叔父さんの「いい話し」はやっぱりロクな話しではなかった。

当時吹き荒れた思想の聞きかじりをやったようです。職人さんの世界ではこの思想は広がらなかったのか、それともこの当時は広がる直前だったのか。それはともかくそんな聞きかじり思想に対して、じさまの薫陶を受けた光男くんの反論の老成していること。

あなたの意見は世の中の一面をとらえただけだ。労働は崇高なもの。自分の仕事に誇りを持てるかどうかが大切。使う側か使われる側かはさしたる問題ではない。考え方も立派なら、演説も上手。職人さんの士気を高めてしまうなんて、光男くんは人の上に立つ器かも。

さて、悪気は一切なかったのに結果として迷惑をかけることになった陽造叔父さん。素直に詫びた上で、行き詰まっている身の上を白状。もともと行き詰まっていたところに、更に人様に迷惑をかけた上にその尻拭いを息子ほどの少年にしてもらう。落ちるところまで落ちたといったところでしょうか。

しかし、落ちるところまで落ちた上ですべてを白状してしまった陽造叔父さんは、隠し事が一切なくなり、明るく晴れやかな気持ちで、実に気持ち良さそうに唄を歌います。夕陽に照らされシャボン玉が飛び交う中、元気な子供達に囲まれた陽造叔父さんの至福の時。

優しい家族に囲まれて優しい気持ちになった陽造叔父さんが、安岡医院にたびたびやってくるもの言いたげな無口な少年を気遣う優しさが美しい。人生には良い時と悪い時が何年周期でやってくる。君の人生には良い時がまだ来ていないだけ。

半分は自分に言い聞かせた言葉でしょう。しかし半分は自分の経験に基づいた心のこもった言葉。言葉の意味は少年にはわからなかったかも知れません。でも、言葉に込められた陽造叔父さんの優しい気持ちは十分に少年に伝わったかと。陽造叔父さんも、そろそろ良い時を迎えることが出来ますように。

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