マッサン 132話 一馬の遺書/一馬の出征

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2015年3月7日(土)放送
第22週 第132話 「親思う心にまさる親心」

『マッサン』第22週 第132話 「親思う心にまさる親心」あらすじ

壮行会が行われた夜、熊虎の『オールドラングサイン』を聞いた一馬は晴れやかな笑顔をたたえて遺書を書き上げました。夜中、ニシン御殿で一人で酒を飲む熊虎に、一馬は出発後に読んでほしいと書き上げたばかりの遺書を手渡します。

遺書には31年間自分を育ててくれた熊虎とハナへの感謝の言葉。ニシン漁師の網元だった父を誇りに思っていたこと、熊虎の息子として幸福だったこと。そして帰って来れたら熊虎の故郷・会津に連れて行ってほしいと記されていました。

出征の日の朝。自らの手で一馬の頭を丸める熊虎は、臆病者と呼ばれても生きて帰って来いと本心を自分の言葉で一馬に伝えました。一方、一馬を見送る覚悟は出来ていると笑顔を見せるエマ。そんなエマを優しく見守る政春とエリー。

出発の時。一馬は家族と政春たちに別れを告げます。エマから『オールドラングサイン』の歌詞を収めたお守りを手渡された一馬は、帰ってきたら伝えたいことがあるとエマに言葉を残しました。熊虎に抱擁され、一馬は戦地に旅立って行くのでした。

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『マッサン』第22週 第132話 「親思う心にまさる親心」
 事前発表あらすじのレビューと解説

本当の気持ちを一馬くんに伝えて欲しいという再三にわたるエリーちゃんの要請に、ついに森の熊さんも心を動かされ、最愛の息子との再会への祈りを込めて『オールドラングサイン』を英語の原曲で歌います。

ちなみにこの時、周囲の人たちは日本語で『螢の光』を合唱し、熊さんの英語の歌が外に漏れないようにするようです。

父親の本当の気持ち、「親思う心にまさる親心」を聞かされた一馬くんは「親思う心」を遺書にしたためます。かつて、ニシン漁の失敗をあれほど責め立てていた一馬くんでしたが、実はニシン漁の網元として大勢の漁師たちから慕われていた父親の姿を、一馬くんは誇りに思っていたのです。

一馬くんにとって父親はずっとヒーローだった。そしてそんな父親の息子であったことの喜び、今日まで育ててくれた感謝の気持ち。もちろん、母親代わりに面倒を見てくれたハナちゃんへの感謝を一馬くんは忘れません。

そして、エマちゃんから尋ねられた、一馬くんのエマちゃんに対する想い。恐らくそれを帰って来たら伝えると含みを残し、一馬くんは旅立ってゆくのです。

ここまで書いて『マッサン』前半の頃を思い出していました。こんな辛い場面が後に用意されていようとは、マッサンがプー太郎だったあの頃、想像すら出来ませんでした。マッサンが「ミスター辛気臭い」だった古き良き時代が懐かしいです。

『マッサン』第22週 第132話 「親思う心にまさる親心」
 朝ドラ観賞後の感想

父親への敬意に満ちた言葉づかいの一馬くんの遺書が泣けます。一馬くんの美しい遺書全文を文字起こしして、このブログ上に残しておきたいほどです。著作権の問題があるので、残念ながらそれは出来ませんが。

朝ドラ『マッサン』劇中で、確執を抱えた父と息子の和解で思い出すのは鴨居父子。鴨居父子の確執も根の深いものがありましたが、誰の目にも明らかな和解の場面が描かれ、父子の確執は克服されたと実にわかりやすかった。

一方で森野父子のケース。森野家の土地譲渡の場面で、マッサンが熊さんと一馬くんを強引に握手させ父子の関係は落着。二人が心から和解したのかどうかすっきりしないままだったのが実はずっと気になっていました。

しかし今週の物語のために二人の和解を残してあったのかも知れません。和解というより、実は一馬くんは父に複雑な感情を抱きつつも、実は尊敬していた。感謝し続けていた。そんな一馬くんの意外な本心を、森野父子のクライマックスまで隠し通していたのでしょうか。

覚悟は出来ていると気丈に振る舞い笑顔を見せるエマちゃんも立派でした。

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6 Responses to “マッサン 132話 一馬の遺書/一馬の出征”

  1. yuririn より:

    エマのヘアはカチューシャ風三つ編みを見えました。かわいいですね(^-^)

    エリーは若い時、エマと同じように似いていた。

    似合いましたね!

    まるで母娘のヘアが似合いていた様子に見えましたね!

    かわいいね!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      母と娘の仲の良さが髪型によく現れていたと思います。

  2. たいとうみほ より:

    今日は小さな場面や以前登場した設定などにあれこれ
    思いを巡らせて感極まっていました。
    一馬はマッサンにあいさつした後何秒か
    エマを愛おしそうに見ていましたね。
    彼女の声を待っているかのように。
    昨日の最後に登場した、歌詞を記した垂れ幕は
    もしかして映写フィルムを映した幕でしょうか。
    同じ布?が懐かしい人のビジュアルを映した翌日に
    再び会いたい人への想いを言葉で綴る。
    そうであったら本当に泣きます。
    風間さんの歌はさすが
    ミュージカルなども経験なさった方の
    堂々たるものでした。
    公的式典の場で国家独唱しても様になるかも。
    一馬の大麦と、「進学させたかった」
    「農業の勉強をしたかった」(進さんの台詞)
    この陰に大きなドラマを感じます。
    熊さんはきっと一馬に漁師を継いで欲しくて
    農耕に向かない土地で苦労して百姓をしなくてもと
    思ったかもしれませんね。
    一馬はそんな土地に住んでいるからこそ
    自分が農業技術を開発してこの土地を豊かにしたいと。
    酒造用大麦の生産が軌道に乗れば
    それは北海道の農家にとっても安定した収入源になるでしょう。
    (現在は輸入品に押されているかもわかりませんが)
    それは酒造現場にいて尚且つ農学の世界も知った
    一馬ならではの仕事だったでしょう。
    工業学校出身のマッサンなら工場内で行う技術には詳しくとも
    バイオ方面の知識はそれほどないのかもしれませんし。
    酒造に向かない広島の水と米で酒を仕込みたいとの
    俊兄の言葉をどこかで聞いて憧れたのかも。
    いつになく長文で申し訳ありません。
    今日は作品世界に寄せる思いがとどまりません。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 昨日の最後に登場した、歌詞を記した垂れ幕は
      > もしかして映写フィルムを映した幕でしょうか。
      > 同じ布?が懐かしい人のビジュアルを映した翌日に
      > 再び会いたい人への想いを言葉で綴る。
      > そうであったら本当に泣きます。

      いつもながら鋭い洞察ですね。
      物資不足の時代、十分考えられます。
      そしてその幕に映写された映像が今回はリアルな回想場面として登場。

      今回、森野一家の歴史のすべて、歩んで来た過去と失われた未来が
      わずか15分ほどの間に詰まっていたような気がします。

  3. カッサン より:

    今週はエマちゃんが大人になった瞬間でもありましたね。

    また今回は、熊さんが一馬くんの髪を刈る場面のときに外で号泣してる俊兄の姿に泣かされました。
    普段のお調子者とのギャップもあり、たった数秒の場面なのに胸に迫ってくるものがありました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      俊ニイの人目を忍んで号泣する姿、あんな俊ニイを見るのは初めてだったので本当に辛いものがありましたね。あの姿が忘れられません。

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