マッサン 133話 北海道空襲への備え着手

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2015年3月9日(月)放送
第23週 第133話 「待てば海路の日和有り」

『マッサン』第23週 第133話 「待てば海路の日和有り」あらすじ

昭和20年(1945年)7月。本州の諸都市と同様に北海道も米軍に空襲されるのではないかという噂が余市でも囁かれ始めていました。その頃、エリーは外に出られなくなってから3年が経過。不自由に耐える生活はエリーの健康を蝕みつつありました。

そんなある日、海軍から北海道空襲の可能性は排除出来ないとの情報を得た政春は、空襲から家族と工員、ウイスキーの原酒を守るための準備に着手。熊虎たちの協力を仰ぎ、ウイスキーの原酒が入った酒樽の避難作業に取りかかり始めます。

軍需工場のため狙われる危険のあるウイスキー工場から女性と子供だけ進の家に避難させようと考える政春。しかし、ハナ、エリー、エマは進の家への避難を拒みました。ハナは俊夫と、エリーとエマは政春から離れないと決意。

酒樽を避難させる乾燥棟の補強工事や酒樽の移転作業がはじまりました。男手の不足を補うべく、進は町の老人たちを連れて来ました。余市の人たちの温情に触れ感激するエリーでしたが、ついに余市の町にも空襲警報が響き渡るのでした。

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『マッサン』第23週 第133話 「待てば海路の日和有り」
 事前発表あらすじのレビューと解説

第23週で終戦の年を迎えますが、当然のことながら劇中の登場人物たちは終戦が迫っていることなど知る由もなく、むしろ本州の都市が次々と空襲を受け、北海道も空襲されるという噂を耳にし恐怖の中で日々を暮らしています。

そんな中、エリーちゃんの体調がおもわしくありません。投石事件や特高による連行騒ぎなどで外出が出来なくなったエリーちゃん。エマの恋愛騒動の際にも「籠の鳥」状態のエリーちゃんのストレスに言及される場面がありましたが、「籠の鳥」のストレスに加え空襲の恐怖などがエリーちゃんの健康をついに蝕み始めます。

今の段階では、エリーちゃんの体調不良が具体的にどように描かれるかは不明です。また、今回のエピソードはエリーちゃんの実在のモデル・リタさんが体調を損なった史実をもとにつくられたものと思われますが、それについては別途記事にまとめる予定です。また、北海道空襲や、空襲に備えての酒樽の避難も史実に基づいたエピソードですが、これらについても別途まとめます。

さて、間もなく終戦。半年間続いた朝ドラ『マッサン』は終戦を経ていよいよクライマックスに向かいます。今週を含めて残すところ3週。マッサンとエリーちゃん、そして登場人物たちはどこに向かって行くのでしょうか。

『マッサン』第23週 第133話 「待てば海路の日和有り」
 朝ドラ観賞後の感想

海軍士官から空襲の可能性を示唆されたマッサンの焦燥感が観ていて辛い。

ドウカウイスキーの工場は軍需工場。軍隊の施設ということで米軍の空襲の標的にされる可能性は極めて高い。しかも、手塩にかけて育てて来た原酒はアルコール故に燃えやすい。焼夷弾を一つ落とされれば瞬時に全滅することもあり得る。

そんな差し迫った状況下、俊ニイを驚かせた原酒避難計画。空襲の可能性をほのめかされてから一晩で作り上げたのでしょう。大急ぎで原酒の避難計画を作り上げたものの、その原酒を動かす人手がない!肉体労働に耐え得る若い男性はほとんどいない。

劇中ではマッサンの焦燥感はそれほど深く描かれることはありませんでしたが、この時のマッサンの焦燥感は筆舌に尽くし難いものがあったかと思います。そんな中、進さんが連れて来た余市じいちゃん軍団の頼もしいこと。

一方、エリーちゃんの体調不良が心配です。シャーロットさんの「憑依」レベルの演技力は体調不良の芝居でも存分に発揮され、演技でなく本当に具合が悪そうに見えるからすごい。そのやつれ方は真剣に心配してしまうほどでした。

そんな苦境の中でも、日本に住み続けることにした自分の選択を悔いるどころか、感謝し続けているエリーちゃんの生き様が美しい。祖国の家族への手紙という形で語られたエリーちゃんの独白が心に沁みる133話でした。

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9 Responses to “マッサン 133話 北海道空襲への備え着手”

  1. でぃおん より:

    朝蔵さん 充実したブログをありがとうございます。
    毎日マッサンを見た後に、ここの記事を読むことを楽しみにしています。 
    シャーロットさんの演技へのコメント、私も全く同感です。 彼女は、最近のミニストップのCMでもいろいろな「だいじょうぶ」を表現しています。 長年の演技トレーニングのたまものなのでしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      シャーロットさん、回を重ねるごとに演技が素晴らしくなって来ましたね。ミニストップの「だいじょうぶ」で表現される安心感もすごいものがあります。芸に円熟味が増した何年か先に、また朝ドラの中で再会出来ればと切に願っています。

  2. カッサン より:

    「情けは人のためならず」という言葉、今日の放送回で久しぶりに聞きました。
    初期の頃の週タイトルがクライマックスに近いタイミングで、エリーの言葉で再び言及されたことで、このドラマのこれまでの歩みが思い出された瞬間でした。感慨深いです…!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      > このドラマのこれまでの歩みが思い出された瞬間でした。
      これまでの歩みの蓄積を踏まえた、今回のエリーちゃんの手紙の形を借りた独白が心に沁みましたね。

  3. えびすこ より:

    確かに若い男性が周囲からいなくなりましたね。
    太平洋戦争開戦前の段階で従業員に若い男性がいない(もともとこの番組自体に20代の若い男性の俳優自体が少ない)のは気になっていましたが、改めて女性と男性年配者だけになってしまいました。
    小学生時代のエマちゃんをからかった同級生の男の子も兵隊にとられたのでしょうか?最近気になっています。
    玉山さんが50歳過ぎの人の様に見えてきました。ひげを生やしているせいでもありますが、今30代半ばの人で50歳過ぎに見えるように演じられるのは、今の50代の俳優の30代当時の時期よりも難しいので。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      仰る通り、玉鉄さんの中年の貫禄は目を見張るものがありますね。
      前半の残念マッサンの時は、あのまま年を重ねてしまった中高年マッサンを想像し心配していましたが、それも懐かしい思い出です。
      最終回、老マッサンを演じた後、再び初週の頃の若マッサンが登場。この若マッサンは追加撮影なので、老マッサンを演じた後の玉鉄さんが若マッサンをどんな風に演じてみせてくれるのか楽しみでなりません。

  4. たま より:

    134話が見れない

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      申し訳ないです。今、このブログの裏側のシステムが不安定な状態になっています。復旧を急いでいますのでもうしばらくお待ちください。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      お待たせしました。やっと復旧しました。
      ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

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