マッサン 134話 余市空襲/一馬戦死公報

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2015年3月10日(火)放送
第23週 第134話 「待てば海路の日和有り」

『マッサン』第23週 第134話 「待てば海路の日和有り」あらすじ

原酒が詰まった酒樽の避難が半分ほど終ったところで空襲警報が鳴り響きました。余市上空にも米軍機が飛来、ついに空襲がはじまったのです。防空壕として準備された工場の乾燥棟に避難したエリーたちは恐怖に耐えながら朝を迎えました。

空襲の翌朝、政春のウイスキー工場は被害を免れていることを政春は確認。しかし、近隣の水産試験場が爆撃されたことを知り、次は我が身と安心していられません。一方でわずか二発の爆弾しか落とさなかった米軍を熊虎は鼻で笑い飛ばします。

その日の夕方。空襲もおさまり一同がニシン御殿に集まっていると、熊虎とハナのもとに役人が訪ねて来ました。一馬の戦死を知らせる公報を届けに来たのです。公報を受け取ったハナはその場で泣き崩れ、熊虎も言葉を失います。

エマ、そして政春とエリーらも悲しみに包まれる中、20日ほどが経過したある日。熊虎とハナは一馬の合同葬儀に参列。白木の箱になって帰って来た一馬に、やっと家に帰って来れたことをハナは静かに語りかけるのでした。

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『マッサン』第23週 第134話 「待てば海路の日和有り」
事前発表あらすじのレビューと解説

余市にも空襲!

外出が自由に出来ないストレス。特高にいつ連行されるかわからない不安。そして今度は空襲の恐怖が加わりました。体調がこわれはじめたエリーちゃんが心配です。

年齢も、エリーちゃんはこの時すでに50歳目前。もとより血液が少ない体質なので、心労がこれでもかというくらいに重なり、エリーちゃんの健康へのダメージは決して小さくないはずです。しかも、第一回の空襲では被害を免れたものの、町内の施設が爆撃されたということは明日は我が身と思わずにはいられないかと。

そして今回、一馬くんの戦死が通知されます。戦死広報を受け取るのはハナちゃん。空襲の直後のタイミングなので、一同が一箇所に集まっている中での戦死の報せになるかと思います。辛過ぎる場面になりそうですね。

しかし、戦死広報が届いた時にエマちゃんは不在。この一馬くんの戦死広報が来ていることなど夢にも思わぬエマちゃんだけ、タイミングをずらして悲しい事実を知らされます。このタイムラグによって涙腺決壊場面に二度耐えねばならなくなるようです。

『マッサン』第23週 第134話 「待てば海路の日和有り」
朝ドラ観賞後の感想

劇中では2年経過しているとは言え、一馬くんの戦死の報せをやけに早く感じたのは僕だけでしょうか。

参考までに『ごちそうさん』でヒロインの次男・活っちゃんが出征したがの第120話で、戦死の報せが届いたのが第132話で約二週間後。『カーネーション』ではヒロインの夫の出征は58話、そして第74話で戦死判明。

一方で一馬くんは第132話出征で戦死は第134話。主人公の家族と、家族になったかも知れない立場の違いなのかも知れませんが、あまりにもあっけなくて気の毒な気がします。

作劇上の問題はともかくとして、ハナちゃんが泣き崩れエマちゃんが号泣する中、実は一番深い悲しみに沈んでいるはずの熊さんが、涙をひと滴こぼしただけで悲しみを噛み殺しているさまが観ていて辛過ぎる。

マッサンが一馬くんのブレンドしたウイスキーを持って来ましたが、それを拒む熊さん。まだ息子の死を信じられないのかも知れません。一馬くんのウイスキーを飲んでしまったらそれは息子の死を受け入れたことになる。熊さんの姿、胸が痛みます。

追記:一方で敵機が来週した際に一同が逃げ惑う中、たった一人ライフルを持って応戦する熊さんがいかにも熊さんらしい。そんな熊さんの威勢の良さが、その直後の熊さんの悲しみを際立たせていたのも事実です。

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10 Responses to “マッサン 134話 余市空襲/一馬戦死公報”

  1. ※※宏彌(※※ヒロミツ) より:

    わたくし80歳男性です。異色の朝ドラ毎朝見ています。20年前まで海外旅行帰りに免税店などで購入したウイスキーをたしなんでいましたが、「まっさん」を見ていたらまた飲みたくなり、今度は「ニッカ」を飲んでいます。
    まだ「まっさん」朝ドラは終わっていませんが、一馬君の死報は非常に悲しく、誤報だったとして頂けたらと願っています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      一馬くんは本当に残念でなりません。
      彼には夢を追い続けてほしかったと思います。
      誤報であると嬉しいですね。

  2. koji より:

    僕も、一馬の戦死公報は早過ぎだと思います。

    話数的に出征から僅か二話後に戦死と言うのはファンとしては実にやりきれない気持ちでイッパイです。。。

    さて、今回、あることに気がついたのですが

    オープニングのタイトルバックで馬が黄金色に実った麦畑を駆け抜ける映像がありますよね。

    あれは、もしかしたら

    一馬を表現しているのかな?

    と思いました。

    更には、出演者のテロップが出る直前の鳥が羽ばたいて通る映像は

    もしかしたら英一郎を表現しているのかな?

    とも思いました。

    マッサンのタイトルバックはホント奥が深いかもしれません(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      鋭い洞察ですね!
      本当に『マッサン』のオープニングは主題歌とともにいつになく深いなと思います。

  3. より:

    今日は、「マッサン」放送終了後数分でyoutubeで観ることが出来ました。
    とうとう一馬は帰らぬ人になってしまいました。
    ハナ、エマと熊虎さんの悲しみを観るのが辛かったです。
    エリーの顔色は悪くなり、以前のような元気さは全くなく、
    今どん底ですね。
    もうこれ以上悪いニュースが無いといいのですが。。。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      エリーちゃんの顔色の悪さは本当に心配になるほどです。
      白木の箱になった一馬くんに、ハナちゃんが優しい声で家に帰ったよと呼び掛けるところが悲し過ぎました。

  4. たいとうみほ より:

    一馬の遺書を出立前に読んだ事で
    熊さんは「こんなかけがえのない息子を失いたくない」との
    切実な思いに駆られて
    「何をしてでも生きて帰ってこい」と最後に言えたのでしょうね。
    もし、一馬が行ってしまってから読んで
    結局戦死広報が来てしまったら
    帰ってこいと言えなかった自分をどれほど悔いたでしょう。
    マッサンの差し出したウィスキーを拒否した熊さんの心に
    どんな思いが去来していたのでしょう。
    英一郎が亡くなった時の大将がそうだったと私は思っていますが
    親としてあれもしてやりたかった
    こんな事を言ってやりたかった、など…

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      出征の時にはハナちゃん以上にボロボロ泣いていた熊さんですが、息子の死にあたっては感情を表に出すのをぐっとこらえ続ける。その様がかえって熊さんの悲しみの深さを現していて辛い。
      鴨居の大将の時もそうでしたが、一番悲しいはずの父親が、亡き息子のために自分を失わないように耐える姿が涙を誘います。

  5. ココロ より:

    朝ドラを毎日観ています。ごちそうさんの頃、このサイトを見つけそれからずっと続きが気になってはのぞいています。
    今日のお話はとてもとても切なくてうしろで流れる音楽が余計に切なく感じました。
    普段、滅多にドラマで涙は出ませんが今日は不覚にも涙してしまいました…

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      『マッサン』の音楽の挿入のしかたはいつも絶妙ですね。
      さすが、膨大な数の映画を見て劇中音楽をマスターした富貴晴美さんのことだけはあると思います。
      今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

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