マッサン 136話 戦争終結/エリー倒れる

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2015年3月12日(木)放送
第23週 第136話 「待てば海路の日和有り」

『マッサン』第23週 第136話 「待てば海路の日和有り」あらすじ

終戦と同時に心労から倒れてしまったエリーは朝まで眠り続けました。眠り続ける間、泥坊に入って来た子供や日本軍兵士に追い詰められる悪夢にうなされるエリー。目を覚ましたエリーには戦争が終ったという実感がなかなかわいてきません。

戦争が終った虚脱感の中、熊虎やエマは一馬を亡くした悲しみに沈んでいました。悲しみに沈む人たちに手を差し伸べたいと願いつつも何も出来ないエリー。そんなエリーを元気づけようと政春は外出に誘いますが、エリーはまだ外に出る気持ちになれません。

一方、ドウカウイスキーの工場は軍需工場としての役目も終わり、その工場を人のために活かす方法はないかと政春は思案。工場の操業を停止し工場敷地を解放。畑をつくり、当座の食料をそこでつくることを政春は宣言。

工員たちが工場敷地内につくった畑で働きはじめ、皆が笑顔を取り戻したその頃、広島の千加子から家族の無事を知らせる電報が届きました。昭和20年10月、終戦から二ヶ月経ちエリーもモンペから洋装に戻ったものの、エリーの中で時計の針は止まったままです。

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『マッサン』第23週 第136話 「待てば海路の日和有り」
 事前発表あらすじのレビューと解説

今回でようやく終戦を迎えます。しかし、ほっとしたのも束の間、エリーちゃんが心労でついに倒れてしまいます。前作、前々作では終戦でちょっとだけほっとできましたが、今作は終戦を迎えても尚、息を抜くことが出来ません。

エマちゃんも終戦を喜ぶ心のゆとりなどないでしょう。熊さんやハナちゃんも、最愛の息子、最愛の弟を。マッサンは夢の跡継ぎを、俊ニイは愛弟子をそれぞれ失いました。そんな喪失感の中ですこしづつ立ち上がり始める面々の姿が描かれるのが今回。

工場敷地内で畑をつくり、そこで野菜などの食べ物づくりから戦後の第一歩を踏み出すマッサンたち。土地に這いつくばって生きて来た熊さんが、無から這い上がる強さを見せてくれるのでしょうか。

また今回、広島の実家から電報が届きます。電報の内容は不明、判明次第追記致します。亀山家一家の無事を知らせる電報かも知れませんね。ただ、すみれちゃんは嫁入りして不思議でない年齢のはず。嫁入り先で無事だったのでしょうか。すみれちゃんが心配です。

ちなみに次週あたりに政志お父ちゃんと千加子お姉ちゃんが再登場します。この二人は無事が確定です。

『マッサン』第23週 第136話 「待てば海路の日和有り」
 朝ドラ観賞後の感想

エリーちゃんの祖国の家族に宛てた手紙の形を借りたナレーションが心地よい。

戦争の時代に突入してからこの方、息の詰まるようなエピソードが続き、さすがに疲れを感じ始めていたところなので、時間が止まったかのような空気の演出。その静かな空気をエリーちゃんのささやくような優しい声が心に沁みます。

これまでの苦難に満ちた日々に一区切りつけるための緩衝剤のような虚脱感と喪失感の描写を経て、「平和の象徴:豚」が登場。『ごちそうさん』最終週「とんだごちそう」へのオマージュなのでしょうか。

「平和の象徴:豚」で、久しぶりに屈託のない笑顔を見せてくれたエリーちゃん。畑仕事をはじめた工員の皆さんも活気を取り戻して来ました。広島の家族もみんな無事。そして、モンペ姿より洋装のエリーちゃんを見たいというマッサンとエマちゃん。少しづつ平和な日常が戻りつつあります。

次回当たりから止まった時間が再び動き出しそうです。そして結末まで残り2週間、クライマックスに向けて一波乱、二波乱ありそうですね。

追記:『あまちゃん』の小ネタ探しではないですが、今回の『マッサン』のナレーションの使い方はテレンス・マリック監督の一連の映画を思い出しました。すみません、マニアックな話しで。

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6 Responses to “マッサン 136話 戦争終結/エリー倒れる”

  1. koji より:

    マッサンのファンの皆さんは気がついていると思いますが

    先週までエリーさんと呼んでいたハナちゃんが今週からエリーと呼び捨てにしていること。

    先週の一馬の出征から二年が経って二人の間の絆も更に深まったとも考えられますが

    なんだか違和感もありますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      全然、気がつきませんでした。次回、慎重にハナちゃんの台詞を聴くようにします。

  2. えびすこ より:

    昨日は東日本大震災の発生日で奇しくもマッサンでは終戦の日の放送となりましたね。重なったのは何かの奇遇か?
    終戦前後に国会議事堂の庭が畑になったと聞いたことがあります。
    終戦直後の梅ちゃん先生の序盤では買い出しの場面があったので、都市部の方が食糧事情が厳しいのでは?
    10月になったのでもう東京にはGHQの東京総本部が置かれましたね。
    今週は番組の最後に登場する国際結婚の家族で、名前が「エマ」の女の子(たぶんそうだと思います)が続きますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      > 昨日は東日本大震災の発生日で奇しくもマッサンでは終戦の日の放送となりましたね。重なったのは何かの奇遇か?

      意図して重ねたことも考えられます。エリーちゃんの手紙の中で、お互いに助け合いながら暮らす日本人の姿が語られていましたが、あれは震災後の日本人の姿を報道した海外メディアの記事を参考にしてつくったのだそうです。

  3. たいとうみほ より:

    エリーは戦災孤児に押し入られた事を
    おそらくは誰にも言ってないのでしょうね。
    子供を捕まえて済む問題ではない
    戦争が終わっても自分は今後肉親を失った人から
    永遠に敵国人と思われてしまうのを
    痛感したからではないかなと考えました。
    地元の子供とは考えにくいので
    内地から縁故疎開して逃げ出してきたんでしょうか。
    ところで横レスのような形になりますが
    朝ドラに戦後間もなく生まれた世代が登場しない理由を
    私も考えた事があります。
    ちょうど青春期が高度成長ですね。
    男性を主人公にすればいくらでも書きようがあるでしょうが
    (多くの企業小説があります)
    女性は専業主婦になって当然の世代であり
    自営起業よりも企業に就職する方が
    世渡りの主流になりますから
    尚更その時代の女性、特にサラリーマンの妻が
    自力で人生を切り開くドラマは描きにくいのではと考えています。
    可能だとすれば漫画家や芸能といった
    クリエイターの世界でしょうか。
    低成長期になればまた女性が自分の力で
    自分の道を選びやすくなる。
    平成期を取り上げた朝ドラは
    多くがこのパターンと思われます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      団塊の世代は、高度成長期を経てバブル経済期と順風満帆、逆風のない時代を過ごして来たのでドラマとして成立しにくいのかも知れませんね。
      でも、そんな順風の時代に上手に乗って走り抜けるヒロインを見てみたい気もします。かつてのリゲインのコマーシャルの女性版みたいになりそうですが。

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