マッサン 143話 三級酒づくり始める政春

連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』
2015年3月20日(金)放送
第24週 第143話 「一念岩をも通す」

『マッサン』第24週 第143話 「一念岩をも通す」あらすじ

三級ウイスキーづくりに取り組む政春でしたが、試行錯誤を重ねても納得のゆくスモーキーフレーバーを得ることが出来ず、政春は行き詰まっていました。夜遅くまで作業を続ける政春を案じる政志は「まず肝を決めてそれをつかめ」と助言。

政志は、自分にとっての「肝」は米だった。まず米を決め、それに合わせて麹を探したという自分の経験を政春に披露。政志の酒づくりの知恵を聞かされ、政春は原酒に混ぜるアルコールではなく原酒こそが肝だと悟りました。

政春はキーモルト探しをはじめからやり直すことを決意。蒸留してから5年以内の香りの強い角のある若い原酒のテイスティングを開始。そしてキーモルト探しをはじめて三日目、ついに政春はキーモルトになり得る3年ものの原酒を発見。

二十倍に薄めても十分にスモーキーフレーバーを効かすことが出来るほどに角のとれていないその原酒の樽を見て俊夫は言葉を失います。その原酒は、一馬がウイスキー用に品種改良した大麦を仕込んだ原酒だったのです。

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『マッサン』第24週 第143話 「一念岩をも通す」
 事前発表あらすじのレビューと解説

前回に引き続き、政志お父ちゃんとマッサンの父子の物語です。三級酒づくりを決断したものの、その制約下で満足の行く風味をなかなか出せないマッサン。そんなマッサンの苦悩を察知する政志お父ちゃんの父親愛が泣かせます。

さすがに二人ともそれなりの年齢なのでもう相撲をとったりはしないでしょうが、朝ドラ『マッサン』劇中で最後となる、父から息子に仕事の肝を伝える場面。マッサンは政志お父ちゃんから最後は何を学ぶのか。

政志お父ちゃんの「味の肝」をつかめという深い言葉に何か気づきを得たらしいマッサン。テイスティングのやりなおしで「味の肝」を見つけるのでしょうか。「味の肝」とは何か。劇中で説明されることと思いますが、マッサンが見つけたものが何なのかが気になります。

また、テイスティングをやり直す中でとりわけ香りの濃厚な原酒をマッサンは発見。その原酒を仕込んだ人が特別な人なのだそうですが、誰の原酒なのかはまだ明らかにされていません。ただ、恐らく一馬くんの仕込んだ原酒なのではないかと予想しています。

『マッサン』第24週 第143話 「一念岩をも通す」
 朝ドラ観賞後の感想

行き詰まっていた、美味さと安さを両立させる三級ウイスキーづくりという難題に突破口が開かれました。

突破口を開くきっかけをつくったのは政志お父ちゃんの酒造りの経験を積み重ねて来た知恵でした。そしてその知恵を政志お父ちゃんにもたらしてくれたのは、今は亡き早苗お母ちゃん。両親の知恵と想いを注がれマッサンは突破口を見いだす。

さらに、政志お父ちゃんと早苗お母ちゃんが授けてくれた知恵に具体的な形を与えたのは一馬くんがウイスキー用に品種改良を重ねていた一馬くんの夢が詰まった大麦。そして、そもそもこの三級ウイスキーづくりの扉を開いたのは悟くん。

多彩な原酒をブレンドすることで風味の豊かな味わい深いウイスキーがつくられる過程そのもののように、マッサンを支える人たちの夢や想いがブレンドされ、三級ウイスキーが完成に向かって行く物語。実にいいものを見せてもらいました。

追記:酒造りを愛してやまない政志お父ちゃんが自分の酒造りの経験を語る時の表情がいい。ものづくりに真っすぐな愛情を注ぐ人の表情そのものでした。

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10 Responses to “マッサン 143話 三級酒づくり始める政春”

  1. よしと より:

    なんか批判めいた意見もあるようですが、エンジニアの端くれの私にとっては、今週は大変見ごたえのある週に感じます。
    市場の要求、難しい課題、開発の苦悩、師からの助言
    史実とは違うところもありますが私はマッサンにはこのようなドラマを最初から期待していました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 市場の要求、難しい課題、開発の苦悩、師からの助言
      これは『プロジェクトX』!

      今週は『プロジェクトX』みたいでしたね。

    • より:

      「プロジェクトX」の場合、僕は大体どのエピソードにも感動を覚え、学ぶことが一杯あり、日本人の素晴らしさ、
      先人から教えられることが満載で、僕個人にはある意味で教育的で、勇気ずけられNHKの大傑作でした。
      「マッサン」は少なくとも5年、10年後にしか結果が出ない物、ほんの限られた消費者用な物なので「冒険」に近い、
      或いは何年か前に仕込んだ源酒が不良品などであると、また最初から始めるある程度「博打」的な超長期プロジェクト、
      それとマッサンには経営能力が如何に欠けていたかを感じました。
      その点、本田宗一郎は自分には金には弱い、経営能力は不足を自覚して、会社経営を一切任せるプロをパートナーにし、
      自分は開発、製造に全力を尽くせるようにして、ユニークで誰もが買いたがる、素直にお客さんの不平を聞き改良する、
      ゼロからスタートして物凄いスピードで何十年も経った今でも誰も真似できない世界一の「スーパーカブ」を造りました。
      「プロジェクトX」的観点かすると、僕は「マッサン」には苛苛させられ通しでした。

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        コメントありがとうございます。
        マッサンの前半は、絵に描いた餅ばかりでつらいものがありましたね。でも、前半の停滞も後半の隠し味になったと思います。

  2. koji より:

    やはり、一馬だったのですね!。

    肝とキー・モルト。

    「きも」「きーも(ルト)」

    果たして偶然か?演出か?。

    想像がをかき立てられます(笑)。


    そして。。。

    肝でありキーモルトとなる原酒を一馬の原酒であることに真っ先に気がついた義理の兄の俊ニイ。

    ホント泣かせてくれますね。。。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      >「きも」「きーも(ルト)」
      確信犯のような気がします。

      今回の俊ニイの号泣ぶりを見て
      一馬くんを心底可愛がっていたんだなって
      改めて思いました。

  3. より:

    「マッサン」はここ暫くあまり期待し過ぎているのか、どうも面白くない、がっかりです。
    もう涙腺崩壊的感動させられないし、英一郎、一馬に比べて悟は面白くない。
    熊虎、ハナ、エマの出番はなく、政志は鴨居大将、熊虎ほど見栄えしない。
    こう感じるのは僕だけでしょうか?
    ここ暫く脚本家、演出家の技量不足を感じます

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      終戦を迎えるまでの演出が激しかった反動もあるのか、この2週の演出は淡々としているなと僕も思っていました。

  4. たいとうみほ より:

    ウィスキーの仕事は自分が亡くなった後で真価が出る。
    マッサンのその言葉を、図らずも
    一馬が現実のものとしたのですね。
    ただしマッサンの言葉は
    「天寿を全うする」「やりたい事をやり尽くす」と
    前提としたものですが。
    若すぎて個性が強すぎる原酒
    (革新的な若者)も
    醸造用アルコール(大人の常識、現実への妥協)の
    サポートを受けて
    世が振り向いてくれるものとなって
    やがては時を経て自らが熟成して
    すぐれた酒(人物)となっていくのですね。
    あの原酒が15年、30年と熟成したら
    どうなっていくのかも見てみたいです。
    番組が終わってしまいますが…

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      竹鶴17年が栄えある賞を受賞したとのニュースがありましたが、長期熟成した原酒でウイスキーをつくるマッサンたちの円熟期の物語を観てみたい。竹鶴17年の記事を読みながらそんなことを考えていました。

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