マッサンとウイスキーと進駐軍のちょっとイイ話

朝ドラ『マッサン』劇中、破れ進駐軍がウイスキーを調達すべくマッサンの工場を訪問。これは史実に基づいたエピソードですが、劇中では描かれないマッサンと進駐軍の素敵なエピソードがありますのでご紹介します。

『マッサン』劇中でも描かれるマッサンと進駐軍の史実

戦争が集結して二ヶ月ほど経過した昭和20年(1945年)秋。進駐軍の将兵たちが大日本果汁の工場に乗り込んで来ました。目的は二つ。一つはウイスキーの調達。今一つは英国人が住んでいるという情報を入手していた進駐軍が、戦後の混乱からリタさんの身の安全を確保するため護衛用の銃を提供することでした。

ウイスキーの商談は、当初は煙草一箱とウイスキー一瓶の交換という理不尽な要求からはじまったものの、マッサンはその要求を一蹴、その後のマッサンの進駐軍との交渉によりリーズナブルな取引に落ち着いたようです。

朝ドラ『マッサン』劇中でも進駐軍の兵士がドウカウイスキーの工場に乗り込んで来る場面が描かれますが、これは上記の史実がもとになったエピソードです。

マッサンとウイスキーと進駐軍のちょっとイイ話

進駐軍が初めて大日本果汁の工場に乗り込んで来てから2年ほど経過したある日。仙台に進駐していた4人の米軍将校が、妻同伴で熊撃ちをしに北海道を訪問。リタさんの体調不良のことを耳にしていた彼ら彼女らは薬とビタミン剤を持参し竹鶴家を訪問。その御礼にとマッサンはウイスキーを2本、米軍一行に贈呈しました。

ここまででも十分に素敵な話ですが、この話にはまだ続きがあるのです。

米軍一行が竹鶴家を訪問してから半世紀以上が経過した2004年(平成16年)。マッサンの後継者・竹鶴威氏宛に米国から一通の手紙が届きます。手紙の差出人は、かつて竹鶴家にやって来た米軍一行の中の一人でした。

その手紙にはこう記されていました。マッサンから贈られた2本のウイスキーは手をつけずに本国に持って帰ったこと。1本は1997年になって初めて開け、マッサンを訪ねた一行のうち数名とともに余市とニッカウヰスキーに乾杯を捧げたこと。

手紙は続きます。贈られた2本のウイスキーのうち1本は、まだ開けずに大事に保管していること。そして手紙には、開けずに保管されているウイスキーのボトルの写真が添えられていました。

この手紙の結末部分は日本語訳の一部を引用してご紹介したいと思います。

私たちはこのウイスキーをあなた(竹鶴威氏)に送りたいと思っております。あなたのお父上(マッサン)と、貴社の伝統が私たちにもたらしてくれたこの素晴らしい贈り物をあなたと共に分かち合いたいのです。

余市町ホームページより引用
現在、手紙に記されていたウイスキーのボトルは、ニッカウヰスキー内にあるニッカ博物館に保管されています。

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