まれ 3話 封印したケーキ職人の夢

連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年4月1日(水)放送
第1週 第3話 「魔女姫バースデーケーキ」

『まれ』第1週 第3話 「魔女姫バースデーケーキ」あらすじ

徹の無礼な振る舞いが元治と文を怒らせてしまったのを見た希は、家族が家を追い出されてしまわぬよう心を砕いていました。そんな子供らしからぬ希を案じる元治は、希に尋ねました。大人になったら叶えたい夢はないのかと。

夢はないとキッパリ答える希。しかし、実は希にも夢はあったのです。6年前、父が買って来たバースデーケーキの美味しさに感激した希はケーキ職人を夢見ます。しかし、夢を追う徹が職を転々とするに従い貧乏になる様を見て、希は夢を封印してしまったのです。

一方、津村一家を自分の家から追い出したい一心の文。そんな文に、一家をもうしばらく置いてあげてもいいのではと説得する元治。元治は希と交わした会話で心を動かされていました。文は元治の説得に否とも応とも言いません。

一方、希に嫌いと言われてしまった徹は深く落ち込んでしまいました。これまでの生き方を反省した徹は、これから地道に働くと家族に約束し心から詫びました。そんな父の姿を見た希は、能登でのやり直しを期待せずにはいられないのでした。

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『まれ』第1週 第3話 「魔女姫バースデーケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

1話、2話を通して描かれたヒロイン・希の子供らしからぬ堅実さ、地道さ。塩田の作業の普通の人なら気が遠くなるような地道さに心酔してしまうというあり得ない希のキャラクターを形作った秘密が今回明かされます。

それは5年前、希が5歳の誕生日。父の徹が買って来てくれた美しい誕生日ケーキのデコレーションに一目惚れした希は、この感動がきっかけでケーキ職人を夢見ることに。また、この時の出来事は幸福だった日々の象徴として、成長後の希の心の支えとなってゆきます。

またこの場面では第1週のダブタイトルにもなっている「魔女姫」の人形が登場します。この魔女姫人形はこの先、希の夢の象徴として、また家族の絆の拠り所として重要な役割を担って登場。第6週では魔女姫に隠された秘密が明かされます。

ところで、朝ドラ『まれ』の製菓監修・辻口博啓氏がパティシエを目指すきっかけになったのも誕生日ケーキでした。小学二年生の時に友人の誕生会で生まれて初めて食べたショートケーキの美味しさに感動した体験が夢のもとになったのだそうです。

その後、辻口博啓氏が尊敬していた和菓子職人の父の店が倒産。その思い出のいっぱい詰まった店を使って辻口博啓氏が最後につくったお菓子も、友人に頼まれて手がけた誕生日ケーキ。初めて洋菓子コンクールに挑戦した時の出品作のテーマも「バースデイ」。

朝ドラ『まれ』の「バースデーケーキ」のエピソードは、辻口博啓氏が強い思い入れを持つ「バースデー」をヒントに創作されたようです。

『まれ』第1週 第3話 「魔女姫バースデーケーキ」
 朝ドラ観賞後の感想

文さんと元治さんの息の合い方が素敵だ!

希ちゃんに心をつかまれた元治さんが、津村一家を追い出したい一心の文さんに、もうしばらく一家を置いてあげてもいいのではないかと説得。文さんはYesとも言わないけれどNoとも言わない。その文さんの態度が何を意味するのか熟知しているらしい元治さんのかすかな微笑み。地味な場面ながら二人の息の取り方は神レベル。朝からすごいものを見ました。

徹さんのダメお父さんぶりもたまらない。自分のダメさを自覚しながらも、その自覚の仕方そのものがまたダメお父さん。そこまでダメなのに深刻にならず飄々としているところがまたダメです。でも、ダメもここまで極めるとある種の爽やかさを感じるのもまた事実。

ただ、ダメながらも立派だなと思うところが一点。二人の子供たちからもダメだとハッキリ言われながら、父親ぶって虚勢を張るようなことをせず、子供たちからのダメだという指摘を素直に受けれてしまうあたり、案外、器の大きな人物なのかも知れません。

ヒロインの成長もさることながら、このダメなお父さんの今後の成長が楽しみでなりません。結末近くではどんなお父さんになっているのか。やっぱりダメなままなのか。それとも地道にコツコツの積み重ねで成功を収めるのか。徹さんの行く末が気になります。

さて、今回はじめて『まれ』の物語のお題となっているケーキが登場。そしてそのケーキの夢を封印するに至ったダークサイドの側面も解説。1回、2回は人物説明と状況説明に終始しましたが、いよいよ希ちゃんの物語に一歩踏み込んで来ました。

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4 Responses to “まれ 3話 封印したケーキ職人の夢”

  1. koji より:

    『少女まれ』の松本来夢ちゃん

    第1話から

    「この子、誰かに似てるなぁ」

    と、思っていたのですが。。。

    なんとなく


    満島ひかりちゃんに似てる感じがしませんか?(^_^)。

    らむちゃんの出番は今週限りのようなので、目に耳に焼き付けたいと思います(^o^)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 満島ひかりちゃんに似てる感じがしませんか?
      全く同じことを考えていました。

      > らむちゃんの出番は今週限りのようなので、目に耳に焼き付けたいと思います
      今、観ている場面も夏の終わり頃には思い出の一場面。大切に観てゆきたいですね。

  2. えびすこ より:

    劇中では今の時点で1994年夏(土屋さんはまだ生まれていない)なので、当時は携帯電話がまだ世間にあまり浸透していない時代。
    第1回のくだりを見て思いましたが、あの辺りではよそから来た人が連絡を取るにも一苦労でしたね。
    先日土屋さんが「私は案外アナログ」と言っております。
    「魔女姫バースデーケーキ」の意味が分かりました。最初「魔女姫とは主人公のニックネームか?」と思いました。
    主人公一家と数日限りと見られていた桶作夫妻と今後長い付き合いになりそうです。
    30日の1回目の放送。近所の人が周りにいましたね。
    朝ドラの第1回であんなにたくさんの人が出るのはそうないですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      1回目の放送の登場人物の多さはじめ、情報量の多さには圧倒されました。あの大人たちはじめ、いつになく多い幼馴染たち。これだけの大人数とこの先ずっとつき合いが続くみたいです。

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