まれ 7話 希は高校三年生/徹失踪

連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年4月6日(月)放送
第2週 第7話 「告白シュークリーム」

『まれ』第2週 第7話 「告白シュークリーム」あらすじ

平成13年(2001年)初夏。津村一家が外浦に来て7年。希は通学前に村内放送と文の農作業の手伝い、輪島朝市のアルバイト。片道一時間かけて通学し、放課後には朝市の中にある食堂「まいもん」でまたアルバイトする毎日を送っていました。

6年前、津村一家が能登に来て二年目の秋。秋と冬は塩田の仕事がなくなるため、徹は東京に出稼ぎに行きました。春には帰ると言って家を出たものの、能登を発ってから6年間もの間、徹は家族のもとに一度も帰らぬままでした。

その頃、希の通う高校では進路指導がはじまりました。希の志望する進路は輪島市役所への就職。決して倒産せず安定して給料をもらえる市役所勤めに子供の頃から憧れていた希は、やっとその日がやって来ることに喜びを隠しきれません。

ある日曜日の朝、希が朝市で働いていると一子が訪ねて来ました。朝市は初めてという一子を希が案内していると、輪島塗の店先で思いがけない人物と再会しました。小学生の時に外浦から金沢に引っ越してしまった圭太でした。

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『まれ』第2週 第7話 「告白シュークリーム」
 事前発表あらすじのレビューと解説

希は高校三年生に。いよいよ希の物語が本格的にはじまります。そして、物語の本格的なスタートのタイミングで既に徹は行方不明。のっけから語られる非常事態は、今後の徹の不安定極まりない人生を暗示するかのようです。

その頃、徹は出稼ぎに出たにも関わらず仕送りもなし。やむなく藍子が女手一つで希と一徹を養うようになってから6年。希も母を支え働き詰めの日々の中、堅実・地道志向がますます磨き抜かれて来ています。

そんな中、希の通う高校では進路指導の季節がやって来ます。劇中の季節は初夏。多くの高校三年生たちが将来の進路に悩む中、希はバラ色の将来を思い浮かべてワクワクがとまらない、そんな日々が今週の前半に描かれます。

何故それほどワクワクなのか。希の志望する進路は早々に確定。それは公務員になること。安定した公務員生活は、不安定を極めた生活を余儀なくされて来た希には夢にまで見た憧れの暮らしです。

一方、同級生の一子は嫌いな故郷を離れて東京に行くことが夢。『あまちゃん』のユイちゃんに似た立ち位置です。そして、この一子の夢が、堅実な道こそ善なりと信じる希に、自らの夢を思い出させ、希の心を揺り動かすことになるのです。

『まれ』第2週 第7話 「告白シュークリーム」
 朝ドラ観賞後の感想

前週の最後、夏祭りが終った後で圭太くんが希ちゃんに本心を打ち明けた時の記憶は、希ちゃんにとっては子供の頃の楽しい思い出以上の価値を持ったものになっていたらしい。恋の自覚はないかも知れないけれど、単なる思い出の一コマでもない。

あの時の光景を思い出す希ちゃんのうっとりするような表情を捉えた、今後の希ちゃんと圭太くんのフラグめいたカットを経て、圭太くんとのまさかの再会。高校生希ちゃん登場初回から飛ばしますね。

飛ばしながらも、前週から7年間の環境変化と現状説明の手際がみごと。希ちゃんと一徹くんは高校生になり、津村一家はネイティブ能登語スピーカーになり、徹さんは失踪、外浦村は輪島市に編入され、一方で村のおじさんたちは十年一日のごとく変わらずのんびり。

早朝の外浦地区、輪島朝市のにぎわい、希ちゃんが通う高校の活気に満ちた朝の様子。畳み掛けるような光と動きに満ちた映像の編成にも心奪われました。これから何がはじまるのか、楽しみにさせてくれる一週の導入部でした。

▼ポイントレビュー
・公共放送を弟の目覚まし時計変わりにするのは公私混同です(笑)
・塩田の一年の終わりを告げる儀式(?)が美しい
・志望進路:輪島市役所・福祉課、総務課、経理課。配属部署まで決まっているとは!
・データ分析にはまるような偏ったキャラの一徹くんの今後が楽しみです
・輪島塗の器を手にとる希ちゃんの、器の素人丸出しの持ち方がリアル

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10 Responses to “まれ 7話 希は高校三年生/徹失踪”

  1. いちファンT より:

    今回の「まれ」を「あまちゃん」に重ねる人が結構おられるようですが、私は個人的に「てっぱん」と重ねてしまいます。
    オープニングのエキストラの雰囲気や、スピード感のある音楽とストーリー、そして何よりも主人公を演じる太鳳ちゃんと「てっぱん」当時の主役・滝本美織ちゃんの雰囲気がとても良く似ていると思うのです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      『てっぱん』の頃は朝ドラを観ていなかったので、コメントを拝見し俄然興味が湧いて来ました。
      僕も『まれ』は『あまちゃん』にそれほど似てないかなと考えています。僕はむしろ『ちりとてちん』と似たものを感じています。方言もそっくり、幼馴染や彼らの家族の描き方が似ているなと思っています。

  2. えびすこ より:

    思った通り、一子さんはユイちゃんのスタンスですね。
    これはあまちゃんに対するオマージュかも。
    これから同級生たちがどうなっていくのかも見ものです。
    あと同級生と雑談していた部屋は部室ですかね?

    もし、まれの劇中で実際に放送された大河ドラマ「利家とまつ」に、触れる場面があれば面白いですね。
    劇中では7話時点で2001年。「利家とまつ」の放送前年。
    同番組が放送された2002年当時も石川県では経済効果があった(能登地域ではわかりませんが)と思います。
    まれは当時をしのぐ経済効果成るか?
    しかし、役場からの放送で弟を叩き起こすのはすごい。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 同級生と雑談していた部屋は部室ですかね?
      手芸部の部室だそうです。

      経済効果は絶大なものがあるかと。北陸新幹線開業とタイミングが一致したのは大きいと思います。交通の便があまり良くなかった『あまちゃん』や『マッサン』を凌ぐかも知れませんね。

    • koji より:

      石川県民です。

      すでに経済効果の実感が有りますよ。

      自分は加賀地方在住ですが何処に行ってもとにかく人が多いです。

      利家とまつの時以上ですね。

      やはり新幹線効果は絶大です。

      能登地方はこれから「まれ」の放送が進むにつれ更にアップすると思います。

      ただ、元治さんの台詞にもあったように揚げ浜式の塩は大量生産が出来ないので観光客の手に入るのは難しくなると思います。

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        コメントありがとうございます。
        朝ドラと新幹線開業の影響で、テレビなどマスメディアへの能登地方の露出も急増してますからね。東京に住まう者として石川県は遠いところという印象が強かったのですが、新幹線開業で身近に感じられるようになったのは確かです。

  3. koji より:

    (笑)

    輪島の『朝市』で太鳳ちゃんが。。。(*^o^*)

    花子とアンでも『朝市』に太鳳ちゃんが。。。(*^o^*)

    でしたよね(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      なるほど。「朝市」でつながっていたとは。
      その朝市で運命の人と再会しました。

  4. koji より:

    主題歌は輪島の人達が歌っていたなんて想いもしませんでした。子役の子供達が歌うよりも凄いことかもですね!。タイトルバックに出演されてる人達の中に主題歌も歌ってる方もいるのかな?。いや、もしかしたらタイトルバックに出演されてる人達全員で主題歌を歌っているのかもしれませんね?。だとしたら更に凄いことです!。


    今作の方言は、確かに、これまでにないほどリアルで難解な表現になっていると思います。因みに元治さんが豹変したときの台詞は勢いだけでなく標準語に直訳したなら放送が出来ないのでは?と思うほどでした。


    そして、どうやら本当に「もんじろう」が「やたろう」に時空を経て「豹変」するようですね(笑)。


    さぁ、第2週も楽しみですね!。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      主題歌の素人臭がとっても気に入ってます。
      その昔、ジョン・カサヴェテスという映画監督がいたのですが、劇中で流れる音楽はいつも素人丸出しの演奏のものばかり。それを思い出しました。

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