まれ 24話 文さんクイズ勝敗の行方

連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年4月25日(土)放送
第4週 第24話 「さよなら桜もち」

『まれ』第4週 第24話 「さよなら桜もち」あらすじ

「文さんクイズ」がはじまりました。津村家と哲也夫婦を文に関するクイズで競い合わせ、哲也夫婦が勝てば哲也との同居を話し合ってもいいと言うのです。希は勝ってはいけないと家族に釘を刺すものの、藍子は真剣に勝負する気満々です。

文にまつわるマニアックを極めた問題が次々に出題される「文さんクイズ」は大いに盛り上がり、勝敗は五分五分。そして出題された最後の問題の答えは希が知っていることでした。しかし文に答えろと促されても、希はその答えを口にすることが出来ません。

しかし、哲也は勝負を断念。一年前にリストラされたことを両親に白状し、自分のことしか考えていなかったことを詫びると東京での再起を誓うのでした。そして哲也は、元治と文のもとに戻って欲しいと津村一家に頭を下げ、東京に戻ってゆきました。

一方、市役所主催の春祭りとミズハのコンサートは大盛況のうちに終りました。徹の機転によりミズハのCDは会場の外で販売。ミズハは初めて希にありがとうと告げました。そして数日後、津村一家と文と元治は再び一緒に暮らしはじめるのでした。

<<前回23話 | 次回25話>>

『まれ』第4週 第24話 「さよなら桜もち」
 事前発表あらすじのレビューと解説

元治と文と息子の哲也との桶作家の泥沼化した家族問題を解決すべく、文が切ったカードは「文さんクイズ」。文のことを一番よく知っているのは津村一家と哲也一家のどちらなのかをマニアックなクイズで競い合わせるという趣向です。

言葉を失ってしまうほどのバカバカしさでありながら、実はさりげなく奥が深い「文さんクイズ」は、実の息子に母のことをどれだけ知っているのかと問いかけます。勝負は五分五分で進行しつつも最後の超難題がわかったのは希だけ。

「遠くの親類より近くの他人」ということわざ通りの現実を突きつけられた哲也は勝負を断念。東京での再起を誓い、再び故郷を去って行くことでこの度の騒動は回収されます。津村一家も桶作家と同居再会。津村一家が桶作家から出て行くことで、元治・文の出番の減少を案じていましたが懸念は払拭されました。

一方、シタール奏者・ミズハのコンサートも盛況のうちに終了。公務員の希を自分の下僕のごとく使って当然と考えていた勘違いミズハも、やっと希に「ありがとう」のひと言をかけることが出来て第4週は終了です。

追記:能登の人の優しさを際立たせるために、勘違い東京人・ミズハを我がままキャラにしたのでしょうが、ミズハが典型的な東京人と誤解を招きませんように。少なくとも昔から東京に住んでいる東京人は近所付き合いを大切にしています。

『まれ』第4週 第24話 「さよなら桜もち」
 朝ドラ観賞後の感想

魔性の女の涙が美しい。

片手で数えられるほどの回数ながらも、これまで幾度か見せてくれた文さんの一人息子を思う母親の表情を、今回は二度も見せられ涙腺を攻撃されました。詫びる哲也さんに、初めて見せた涙。能登を発つ哲也さんに桜餅を持って来た時の文さんからは魔性の女の顔は完全に消え失せていました。

しかし、桶作家に戻って来た津村一家に敷金礼金を請求する時の顔はお馴染みの魔性の女の顔。この使い分けがすごい!

家族も他人も関係ない。真剣に自分たちのことを考えてくれる者を他人とは思えない。蝶ネクタイをつけながら真顔で語る元治さんの言葉も深い。(そして、でっかい蝶ネクタイをつけながら真顔で出題する元治さんが今日も可愛い)

哲也さんも実にいい男でした。さすがは元治さんと文さんの息子です。津村一家に深々と頭を下げてまで両親と一緒に暮らしてほしいと頼んだのは、哲也さんが父親の言葉の意味するところを深く正確に理解した何よりの証しかと思います。

また、能登を発つバスの最後尾の車窓にベッタリと張り付いて、自分を見送る母の姿をずっと見守っている哲也さんに泣かされました。母親の愛情をたっぷり注がれて育った哲也さん、いつか故郷に錦を飾ってほしいものです。

「遠くの親戚より近くの他人」という諺の教えるところを、実にわかりやすく見せてくれた馬鹿馬鹿しくも深い『文さんクイズ』でした。そして、深い愛情に結ばれた母と息子が美しい第24回でした。

追記:春祭り会場で、京極ミズハが歌った楽曲は『I am here』。ミナクマリさんという日本人のシタール奏者が作詞作曲したものです。

▼ポイントレビュー
・ビジネスチャンスは規則の外にある。お客さんのために規則の抜け道を探すのが本当の仕事。トイレの神様のご託宣が深い。
・もしダメだったら帰って来い。別れ際に息子に言った文さんの言葉が優しい。

<<前回23話 | 次回25話>>

Sponsored Link
Sponsored Link
いつも、当ブログ『朝ドラPLUS』をご覧頂き誠にありがとうございます。当ブログでは、誤記、誤変換、事実誤認をなくすべく努めておりますが、もし文中に誤りや表現の不明な点がございましたら、ご指摘頂けますと幸甚に存じます。今後とも『朝ドラPLUS』をよろしくお願い致します。ありがとうございました。

icon_mareicon_mareicon_mareicon_mareicon_massanicon_hanakoicon_umechicon_umechicon_umechicon_itokoicon_umechicom

関連記事

6 Responses to “まれ 24話 文さんクイズ勝敗の行方”

  1. koji より:

    テレビドラマでプログレッシブカメラを本格的に使用したのは

    大河ドラマ『龍馬伝』らしいですね。

    僕も龍馬伝の第一話を観たとき

    前作の『天地人』とは打って変わって

    ほのかにセピア色のかかった奥行きのある画質に映画を観ているかのような錯覚に陥ったのを鮮明に覚えています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      プログレッシブカメラを大胆に導入した『カーネーション』の映像は美しかったですね。またあんな映像の朝ドラを観てみたいです。

  2. koji より:

    突堤で希が「カモメー!カモメー!」

    圭太が「タイヤー!タイヤー!」

    と叫んでいたシーンも映画のカメラで撮影したのかな?

    と思いました。


    近年は、テレビドラマでプログレッシブカメラを多様するようになったためか普通に映画を観ている感覚になることもありますね(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。
      映画についても、日本映画はフィルムでの撮影がなくなってしまったので、映像だけを観る限り映画とテレビドラマの境界線がなくなりつつあるような気がします。

  3. koji より:

    拡声器で呼び込みする希の耳元で囁いた「ありがとう」は、ミズハにとっての精一杯の感謝の表現なのでしょう(^_^)。

    「I am here」も素敵な歌声と音色でしたね!。

    桜餅の濃い色は演出だと思っていましたが、もしかするとあの色こそ「能登の桜餅」の色なのかもしれないと思いました。

    バスの見送りのシーンは感動モノでした!。

    本作を見て初めて泣いてしまいました。。。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      哲也さんが津村一家に頭を下げる場面、文さんが哲也さんを乗せたバスを見送る場面。両場面とも映画撮影用のカメラを使った情感たっぷりの映像が、素敵な場面を盛り上げてくれました。本当にいい場面でしたね。

コメントを残す

サブコンテンツ

ページトップへ