まれ 30話 圭太破門撤回/藍子の母

連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年5月2日(土)放送
第5週 第30話 「情熱ミルフィーユ」

『まれ』第5週 第30話 「情熱ミルフィーユ」あらすじ

キミ子から弥太郎の弱点は文だと教えられた希は、文と元治を連れて弥太郎の説得を試みました。文は、弥太郎の若い頃の失敗談や破門されたかけたことなど、弥太郎の耳に痛い話を畳み掛けて揺さぶり、圭太の破門を解くよう迫ります。

希と文が弥太郎を説得している席に亜美が飛び込んで来ました。ミルフィーユの生地を重ねる意味がわかったので今度は輪島塗の重ねを極めたいと、亜美は輪島への移住を決意。亜美の決意に背中を押された希は涙ながらに弥太郎を説得しました。

その頃、希に喝を入れられた圭太は輪島塗にもう一度向き合う覚悟を固めていました。一子に東京行きを断った圭太は再び弥太郎を訪問。もう一度、漆を教えてほしいと手をつく圭太に、弥太郎は破門は取り消さない。一からやり直しだと圭太を受け入れました。

一方、徹がすすめていた貝殻ビジネスはスポンサーが降りてしまったためその企画は潰れてしまいました。しかし、徹は夢を追うことの楽しさを思い出していました。そんなある日、希が帰宅すると希の知らない高齢の女性が家でケーキを焼いているのでした。

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『まれ』第5週 第30話 「情熱ミルフィーユ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

圭太の破門が解かれました。亜美の、ミルフィーユで目覚めた漆芸への情熱にほだされた弥太郎。その勢いに乗じて希は説得に成功します。腐っていた圭太も希の情熱にあてられたようです。

一方で、徹が再び夢を見つけてワクワクしはじめます。計画はあえなく頓挫するようですが、夢を見つけて明るさを取り戻した夫の姿が心から嬉しい藍子。津村夫婦の一時こじれた関係も完全に修復されたとみなして良さそうです。

ところで徹が見つけた夢は「貝殻ビジネス」。地元のじいちゃん、ばあちゃんに貝殻を集めてもらい、それを装飾用に売り出すというアイディア。これとそっくりな実話があるのをご存知でしょうか。その名は「葉っぱビジネス」。

四国のとある農村では、農家のばあちゃんたちが自宅の庭の葉っぱを料亭のツマ用に出荷。一見地味に見えるビジネスですが、これがものすごいビッグビジネスなのです。このビジネスを開拓した方の講演を聞きに行ったことがありますが、その優れた着想に度肝を抜かれた経験があります。

余談ながら「貝殻ビジネス」そのものも実在します。世界規模の石油メジャー・シェル石油の原点はなんと「貝殻ビジネス」。日本の相模湾で拾った美しい貝殻に商機を見いだしたあるユダヤ人の青年がその貝殻を装飾用にヨーロッパに輸出。彼がその後、シェル石油を創業。同社のロゴが貝殻なのは相模湾で拾った貝殻に由来します。

『まれ』第5週 第30話 「情熱ミルフィーユ」
 朝ドラ観賞後の感想

弥太郎さんの工房から安西氏が職人を引き抜いた際、人手不足を補うためにも圭太くんを許したらどうかという提案を一蹴した弥太郎さん。苦虫を潰したような顔で、圭太の名前を出すなと言ったのは、孫が憎いからでなく孫を失ったことが悲しかったからに違いない。

その孫を取り戻すことが出来た弥太郎さんの満足そうな笑顔が心に沁みます。しかしこの時の弥太郎さんの笑顔に、圭太くんを一番下っ端の弟子にすることで意趣返しを果たしたことに満足する、いたずらっ子のような笑顔が見え隠れしていたのは眼の錯覚でしょうか。

そんなクセものの弥太郎さんを自在に操る文さん、魔性の女の貫禄は今回も健在です。文さん、元治さん、そして弥太郎さん。かつての三角関係のこの三者が顔を揃えたのはもしかするとこれが初めてのことでしょうか。

歯に衣を着せず言い難いことを涼しい顔をして平然と言ってのける文さんの一言一句にたじたじになる弥太郎さん。一方の元治さんも文さんの意外過ぎる言葉の数々に、時に動揺し時に安堵する。文さんに翻弄されっぱなしで威厳のイの字も失ってしまった元治さん・弥太郎さんが可愛いことこの上ない『まれ』第30回でした。

▼ポイントレビュー
・夢破れた徹さんの寂しそうな顔が切ない
・夢破れる前の徹さんが楽しそうだったとしみじみ語る藍子さん
・希ちゃんが再び夢を思い出したのは次週へのフラグかも知れません
・希ちゃんに振り回される圭太くん。そんな圭太くんが気が気で無い一子ちゃん。その一子ちゃんの心痛をただ一人理解している洋一郎くんを見ていると胸がヒリヒリします。

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7 Responses to “まれ 30話 圭太破門撤回/藍子の母”

  1. tonko より:

    初めてコメントします。
    (もしかしたら以前ちりとてちんでコメントしてます)

    1話からのレビューをまとめて拝見しました。
    そのなかで、私の大好きな「ちりとてちん」に似ている…
    とのコメントがあり、
    私も同じように思っていたので、嬉しかったです。

    最初は、方言が似ているからだと思っていたのですが、
    何となく、登場人物のキャラとか、エピソードとか…
    漂ってくる香りが似てるな~と思います。

    久し振りにハマりそうなので、こちらの方にも又お邪魔します。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      『ちりとてちん』と似ているところを挙げたらいくらでも出て来そうですが、
      二作品に共通する、やわらかな方言と、方言がかもし出すゆったりした空気が
      何とも言えずいいですね。朝から癒されます。

      また書き込みして下さいね。ありがとうございました。

  2. えびすこ より:

    いわくつきの3人。お互いの長所・短所はわかっているという感じですかね?
    ところで「主題曲の2番の歌詞を公募する」と発表されましたが、歌の歌詞で1番と2番で作詞者が違うと著作権の問題が出そうですが大丈夫かな?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      著作権がNHKに帰属することになるのかも知れません。

  3. koji より:

    恒例の名前アレコレです。

    結局、安西と手を組んだ「八島」と言う塗師は画面上は登場しませんでしたね。。。

    この「八島」は、前作のマッサンの俊ニイ役の八嶋智人さんとは何の繋がりもないと思います。。。

    実は、輪島の北、約20km沖合いに大小七つの島からなる「七ツ島」と言う無人の群島があります。

    さらに輪島の北、約50km沖合いには「舳倉島」と言う有人島があります。

    七ツ島と舳倉島で「八島」

    おそらく、そう言う事だと思います(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      名前つながりで思い出しました。マキちゃんの苗字「小原」は『カーネーション』のヒロイン一家の苗字。そして六角精児さん、板尾創路さんなど『カーネーション』の役者さんが登場しています。

  4. koji より:

    たしかに弥太郎さんと元治さん、可愛かったですね(^_^)。

    それと輪島の裏市長「キミ子さん」が

    いつの間にか徹さんのことを息子のような眼差しで見るようになりましたね(笑)。

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