まれ 97話 大悟が希に渡仏を奨める

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年7月20日(月)放送
第17週 第97話「究極選択パリブレスト」

『まれ』第17週 第97話「究極選択パリブレスト」あらすじ

2007年5月、希と一子の対決イベントから半年が経った頃。一子は能登に帰る決意を固めました。一方の藍子は横浜への移転準備をすすめていました。そんな中、希は大悟から思いがけない命令を下されます。フランスに行って来いと。

大悟は希に言いました。希は味覚は鋭敏だが美的センスが皆無であることが将来致命傷になりかねないと。大悟はフランスの知り合いの店に希を送り込み、その店で修行させようと考えていたのです。

願ってもない大きなチャンスをつかむことが出来た希は、圭太にそのことを報告しようとするものの、圭太は電話に出て来ません。同じ頃、一子がついに能登に帰って来ました。戻って来た娘を一喝して迎えたはるは、再び東京で粘ってみろとすすめます。

そんな中、かつて能登で騒動を引き起こした経営コンサルタントの安西が逮捕されたとテレビで報道されました。希や藍子がそのニュースに沸きかえる中、徹は一人、激しく動揺し顔面蒼白になってしまうのでした。

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『まれ』第17週 第97話「究極選択パリブレスト」
 事前発表あらすじのレビューと解説

希が市役所を辞めてパティシエ修行の道を志した折りに、フランスで菓子店を構える祖母の幸枝のもとでの修行も選択肢にあったはずです。しかし「幸せ貧乏家族」だった津村家の家計がそれを許しませんでした。

希もアッサリと断念したパティシエたちの聖地、フランス行きの話しが希のもとに舞い込んできます。先代スーシェフの陶子にもそのようなオファーがあったのかは定かではありません。しかし、希が大悟からそれだけ力量を認められたということなのでしょう。

否。力量を認めた以上と言っても過言ではない。フランス行きという厚遇。これは二人といない希有な才能を持った希を手放さないための大悟なりの懐柔策なのかも知れません。

しかし、良いことが起きた後には悪いことが起きるのがストーリーテリングの鉄板です。そして『まれ』は今週、その鉄板のセオリーに従って物語が展開してゆきます。

圭太がなかなか電話に出ないのもこれから起きる「悪いこと」のフラグです。希が直面する人生のリアリティーは、ますます酸味と辛味を強くして希の前に立ちふさがります。

『まれ』第17週 第97話「究極選択パリブレスト」
 朝ドラ観賞後の感想

  • 一子ちゃんの両親の「飴とムチ」のバランスが素晴らしい
    あらゆることにつけて価値観が真逆なことが功を奏した浩ちゃんとはるさん夫婦の、期せずして「飴とムチ」になったバランス感覚が素晴らしい。

    無条件に優しいお父ちゃん。それに対して厳しすぎるのではとハラハラしながら観ていたお母ちゃんが、まさかの一子ちゃん応援。失敗しても構わないから粘って来いと一子ちゃんの背中を押すはるさんに泣けました。

    娘にやっと「お帰り」と言えた後、涙が吹き出すはるさんは名演でした。今日も朝からいいものを見せてもらえました。

  • 能登の一子ちゃんに癒される
    能登にいる一子ちゃんはやっぱり和みます。洋一郎くんも残念な返事しか一子ちゃんからもらえなかったけれど、久し振りに見る洋一郎くんの屈託のない笑顔が強く印象に残りました。再び東京に戻ったほうがいいと一子ちゃんを応援するみのりちゃんもさすがです。

  • 希ちゃんが前向き過ぎる
    美的センスがない。幼稚園の粘土細工だ。ここまで言われたら普通なら凹みそうなところをセンスがないお陰でフランスに行けることになったと喜ぶ希ちゃんが前向き過ぎて良い意味で笑えました。月曜の朝をこんな能天気から始められて幸福です。

  • 二つの不穏な動き:電話に出ない紺谷家と顔面蒼白の徹さん
    一方で不穏な動きが二つ。

    希ちゃんからの電話に出ようとしない圭太くん。やっと出ても疲れ切った様子を隠せない。同時に、藍子さんがさりげなく弥太郎さんが電話に出ないことに触れる。そして不安を煽るかのような能登の雷鳴。その雷鳴に続いて、もう一つの不穏な動きは安西氏逮捕のニュースで顔面蒼白になる徹さん。

    希ちゃんの前向き過ぎるスタートから一転、嵐の予感で締めくくられた月曜日の回。週の冒頭から飛ばしまくりで今週も慌ただしくなりそうです。

  • 追記:弟子思いの大悟シェフ
    美南ちゃんが言いました。お父さん(大悟シェフのこと)が大喜びでフランスに電話をかけまくっていると。弟子を渡仏させることにノリノリになっている大悟シェフの姿を見せて欲しかった。
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6 Responses to “まれ 97話 大悟が希に渡仏を奨める”

  1. えびすこ より:

    07年5月ですか。「能登沖地震」からまだ日が浅い頃ですね。
    今週の番組内でそれに触れるかも。一子が数年ぶりに能登に戻りました。おそらく地震が起きたことも帰郷の動機になったのでは?
    土屋さんと山崎くんが映画でもカップルになるようですね。朝ドラそのままの組み合わせで直後に映画共演も珍しいですね。

    ところで土屋さんは井上真央さんと4年前のおひさまで共演していますが、今年はお互いに朝ドラと大河ドラマの主役と言う立場です。
    おひさまに出た満島ひかりさんをいつか大河ドラマでも見たいですね。

    大河ドラマの主役は「過去に大河ドラマに出ていない人でも他のドラマ番組で主役を経験している人」が大半ですが、「大河ドラマ主役がテレビドラマ初めての主役抜擢」という人が出る事は今後可能性はあるのでしょうかね?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 「大河ドラマ主役がテレビドラマ初めての主役抜擢」という人が出る事は今後可能性はあるのでしょうかね?

      よほどカリスマ性のある新人が登場し、一方で新しい試みが必要となればその可能性も排除出来ないかも知れませんね。

      大河といえば、ゴン太くんが大河向きの顔立ちだと思います。

    • そよ風 より:

      私も「地震」の扱いが気になってます・・・
      朝ドラでは災害はわりときちんと取り上げてきたのに、今回はスルー??輪島では当時かなりのニュースだったはず・・・
      これからでてくるんでしょうかね?

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        コメントありがとうございます。
        塗師屋「紺谷弥太郎」のモデルにもなっている塗師屋さんの土蔵が地震で崩れてしまったというのを以前に何かで読んだことがあります。その塗師屋さんで使う漆を熟成させるための大切な土蔵だとか。
        そんなエピソードもあるので登場するかなと思っていたのですが、スルーになりそうですね。

  2. Bullet man より:

    「幸枝・ロベール」が突然出て来る(31〜36話)は、不可解なものでした。ただ、「キッチン・ウィッチ=(魔女)」が導く世界なので予測出来ませんけど、アメ細工を作れるおばあちゃん。孫の「希」が作ったキャロットケーキを35点と評価する凄腕。フランス留学というか、おばあちゃんの元での修行をする過程がどうしても不可欠になっています。私は今の「圭太」の考えは浅はか過ぎて、男の私でも石川方言「だら=阿呆」というしかありません。スーシェフ=「第一助手」になった「希」独特の「堅実」と「夢」の両立はなかなか難しそうですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 私は今の「圭太」の考えは浅はか過ぎて、男の私でも石川方言「だら=阿呆」というしかありません。

      奇しくも7月2日放送回では「だら=阿呆」ぶりを露呈しましたね。しかもその「だら=阿呆」という言葉を希ちゃんに対して連発する「だら=阿呆」さ加減がちょっこし痛過ぎました。

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