まれ 102話 能登に戻る決意固める希

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年7月25日(土)放送
第17週 第102話「究極選択パリブレスト」

『まれ』第17週 第102話「究極選択パリブレスト」あらすじ

能登に戻る決意を固めた希が横浜に戻って来ました。希は「マ・シェリ・シュ・シュ」に戻ると、早々に大悟に告げました。夫の塗師屋を手伝うために能登に戻りたい、店を辞めさせてほしいと。しかし大悟は希の願いを一蹴します。

大悟は希に詰め寄りました。今日まで追って来たパティシエの夢はその程度のものだったのか、世界一のパティシエになる夢は嘘だったのかと。大悟は希を手放したくありませんでした。大悟は希に難題をふっかけます。自分を満足させるロールケーキを作ってみよと。

一方、相変わらず抜け殻のようなままで日々を過ごしている徹は藍子に告げました。一緒に能登に帰ろうと。藍子は徹の言葉を受け入れ、希と横浜の街に別れを告げると、二人して能登の外浦村に帰って行きました。

卒業課題を言い渡された希は、大悟に厳しく鍛えられた日々を思い出しながらロールケーキをつくりました。そしてこれまで大悟から教わったことのすべてを注ぎ込んだ渾身の一作を完成。しかしそのロールケーキを食べた大悟はその仕上がりを認めませんでした。

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『まれ』第17週 第102話「究極選択パリブレスト」
 事前発表あらすじのレビューと解説

二人とない才能を持った愛弟子をフランスに行かせ、更なる高みにのぼらせようと大悟が考えたその矢先に、師として胸の引き裂かれるようなまさかの展開に発展。

希の退店願いは、大悟にとってもしかすると前妻を亡くした時に次ぐ辛い出来事かも知れません。大悟の胸中を思うとこちらの胸まで痛んできます。

フランス行きオファーで幕を開けた第17週は、大悟の店の退店という辛い結末でその幕を閉じます。来週は大悟と希、師弟最後の一週間になるかもです。

ところで、朝ドラ『まれ』制作発表時、ヒロイン・希は能登を離れ横浜でパティシエ修行した後、再び故郷に戻り洋菓子店を開業するとの解説がありました。

いよいよ希が、横浜から再び能登に戻る日が近づいてきたようです。

横浜での暮らしをはじめたばかりの徹・藍子夫妻も、皮肉にも能登に戻らざるを得ない事態に追い込まれてしまいました。能登編第二部が間もなくはじまりそうです。

『まれ』第17週 第102話「究極選択パリブレスト」
 朝ドラ観賞後の感想

直視できないほど痛々しい大悟シェフ

「マ・シェリ・シュ・シュ」に希ちゃんが姿を現した時の大悟シェフの喜びを隠しきれない表情が実にチャーミングながらも切なさが胸を締め付けます。

希ちゃんが、これまで大悟シェフから教わったすべてを注ぎ込んだ「横浜ロールケーキ」を大悟シェフが口にした大悟シェフの瞬間の表情も忘れられないものになりました。

大悟シェフにはそれが本当は美味しかった。しかし美味しいさは悲しみになった。美味しいと言ったら希ちゃんを手放すことになる。だから咄嗟に嘘をついた。俺は嘘は言わないとは言ったものの理性は感情には勝てなかった。・・・と、今回の最後の大悟シェフの反応を僕はそんなふうに解釈しました。

名演でした。辛いけれどすごいものを見せてもらったと思います。

失意の徹さんが見せる初めての涙

会社の窮地を救おうと奔走したものの万策尽きたらしい徹さんがついに見せる失意の涙。思えば第1週も自己破産した直後のはずでした。しかしあの時は自己破産した人としては不自然に明るい表情に失意の「し」の字もありませんでした。

前回の自己破産に至るまでの日々と、今回の自己破産に至るまでの日々。本気度と時間の重みが違うのでしょう。徹さんはネコもラクダも時間の重みは同じだと絶叫してましたが。

ところでちょっこりネタバレになりますが、徹さんはこの先に更なる試練が待ち受けています。それを知ってしまった上で観た今回の徹さんは余計に切ないものがありました。徹さんの復活の日はまだまだ先の話しになりそうです。

あおげば尊し我が師の恩

渾身の一作「横浜ロールケーキ」を完成した直後の、大悟シェフに深々と頭を下げる希ちゃんの姿が美しい。

かつて、希ちゃんが「マ・シェリ・シュ・シュ」にやって来たばかりの頃、見覚えのある大悟シェフの顔に向かって指を指す非礼な振る舞いにがっかりしたものですが、あの非礼な振る舞いがあったからこそ、余計に今回の希ちゃんの姿が美しく見えたようが気がします。

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6 Responses to “まれ 102話 能登に戻る決意固める希”

  1. しょこりん より:

    今日の大悟さんと徹さんの二人のシーンは見ごたえがありました。
    特に、大悟さんが「何で漆職人なんかとの結婚を許した!」「責任取れ!」と絶叫する場面は迫真の演技で、胸が詰まる思いでした。
    私も出来れば何が何でも希にはフランスに行って欲しかった。今回の
    決断は残念でなりませんが、何かを得るには何かを捨てなければならないというのも又大悟さんのかつての言葉にありましたよね。
    希もきっと断腸の思いだったと思います。それ以上に得たいものが圭太との絆だったのだと思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 決断は残念でなりませんが、何かを得るには何かを捨てなければならない
      > というのも又大悟さんのかつての言葉にありましたよね。

      確かに今回の決断は大悟シェフの教えの通りの行動ですね。
      大悟シェフの教えの通りなので、最後は大悟シェフもきっとわかってくれるのでしょう。

  2. スピカ より:

    今回の大悟さんがつらかった…。
    太鳳ちゃんもお店をやめる報告をする時、泣いてはいけないのに、どうしても泣いてしまって何度もテイクし直したそうですね。
    これまでのふたりの関係性を見守った私も(視聴者として勝手にですが…)胸が締め付けられた15分でした。

    さて横浜編では役名はなかったですが、和泉ちぬさんと藤本静さん、マシエリシュシュに入り浸りでお店の事情通、料理の巨人、コンビニスイーツ対決の際も応援に駆けつけたり、普段は何をされているのかしら?っていつも思っていました。
    そして疑問が解決しないまま横浜編が終わってしまいそうです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 太鳳ちゃんもお店をやめる報告をする時、泣いてはいけないのに、
      > どうしても泣いてしまって何度もテイクし直したそうですね。

      そうだったんですか。はじめて知りました。
      でも確かに演じていて泣けてしまうでしょうね。あの場面は。
      思い出がいっぱいある恩師に別れを切り出す場面ですから。

  3. えびすこ より:

    次週予告を見る限りでは横浜の人たちはまだ出るようですね。
    でも希と言う人は物事に冷めやすい人なんでしょうか?
    能登に戻ることで単身赴任状態を解消となりますが、最近の朝ドラでは夫婦がしばらく離れている(戦中の夫の出征を除く)というのは少なかったですね。

    週間平均で見て視聴率が伸び悩む理由はここまで見てきて感じたことで、展開がやや盛り上がりに欠いているように見え、先の見通しが難しいということもあるのでは?この点は大河・花燃ゆと同じですね。
    あと、あまちゃんや花子とアンに比べるとキャストが地味かな?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 先の見通しが難しいということもあるのでは?

      これはあるかも知れません。何かの心理調査で、推理小説などを読む際、結末を知らないで読むのと結末を知った上で読むのとでは、後者の結末を知った上で読んだほうが満足度が高くなるという報告を読んだことがあります。

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