まれ 106話 義母直美が希に女将修行

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年7月30日(木)放送
第18週 第106話「親心ロールケーキ」

『まれ』第18週 第106話「親心ロールケーキ」あらすじ

圭太が塗師屋を継ぐことが決まり、圭太の母で塗師屋の娘として育った直美は希の女将修行を引き受けました。人の話しに全く耳を貸さず自分だけが正しいと信じる性格の直美に、希が翻弄される日々がはじまります。

そんな中、弥太郎の引退宣言を知らされた漆器組合の組合長が能登の職人たちを率いて血相を変えて弥太郎のもとに集まって来ました。彼らは口を揃えて弥太郎に抗議しました。圭太に五代目を継がせるのには無理がある。圭太に五代目がつとまるはずなどないと。

その騒動はほどなくして博之の耳にも入りました。輪島中の塗師屋たちが圭太の五代目継承に反対していることを知った博之は意外な行動に出て周囲を驚かせるのでした。博之は塗師屋に足を運ぶと、弥太郎に五代目を継がせてほしいと頭を下げに来たのです。

弥太郎は博之の申し出を受け入れ、圭太も納得しました。しかし、その直後に博之は陶胎漆器のキャンセルを宣言。さらに希はキミ子から意外な話しを聞かされます。博之が塗師屋を継ぐのは市長選で有利に働くという計算が働いているとキミ子が言うのです。

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『まれ』第18週 第106話「親心ロールケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

能登に帰還早々、弥太郎の引退表明があり塗師屋の女将になってしまった希は早速様々な騒動に巻き込まれはじめます。その第一弾は義母。義母となる直美は自分の言うことが一番正しいと信じ、それを他人にまで押し付けるよくいる困ったタイプの女性です。

夫の博之も似たような性格ですから、いわゆる似た者夫婦なのかも知れません。しかし、お互いに自分が一番と信じ合っている二人が夫婦として成り立つものなのか。この似た者夫婦は一体どのような描かれ方をするのか、見所になりそうです。

さて、その困った性格の直美の指導により希は女将として仕込まれて行きます。希の言うことに耳を一切貸さず自分の考えだけを一方的に希に押し付ける直美。希にとっては市役所時代の博之、横浜時代の陶子に次ぐ希の天敵キャラの登場です。

そして騒動の第二弾は、漆器組合の面々や職人たちの反乱。彼らは圭太の五代目襲名をよしとせず、弥太郎に猛然と抗議。そんな騒動を聞きつけた博之は、混乱に乗じて「五代目紺谷弥太郎」襲名を宣言。五代目の名前を乗っ取ってしまうまさかの暴挙。お家騒動勃発です。

ちなみに博之の意図するところは、今週中に劇中で判明する見通しです。

『まれ』第18週 第106話「親心ロールケーキ」
 朝ドラ観賞後の感想

カメレオンキャラの直美さん

相手によっていとも簡単に態度を豹変させることが可能な直美さんのカメレオンキャラは、姑というよりもむしろ日和見中間管理職者に近い性格なのかも知れません。

会社組織に少なくない数存在する日和見中間管理職者に共通して見られる特徴の一つは、「会社の利益」という相手の反論を許さない大義を隠れみのにした自己への利益誘導。

直美さんの場合も、残念ながら今のところそれと似たようなものに見えてしまいます。

「塗師屋・紺谷弥太郎」の看板の名を振りかざし、実は弥太郎さん、そして「博之さん」や「圭太ちゃん(笑)」の歓心を買っているようにしか見えません。

比較しては申し訳ないですが、『マッサン』の早苗お母ちゃんの嫁イビリには、亀山家と愛する息子を守ること以外に他意はありませんでした。

さて、そんな腹の一物ありそうな直美さんが「意外な一面」を見せ感動させてくれるまさかの展開、意表をついたサプライズ演出を期待せずにはいられません。

博之さんもまた怪しい

日和見中間管理職者タイプの奥様を持つ博之さんもまた、奥様に負けず劣らず日和見主義臭が濃厚な安定感あるクセ者キャラです。

そんな博之さんの本心を推察する裏市長キミ子さん。まだキミ子さんの憶測の域を出ないながらも、博之さんが塗師屋を承継したその理由が将来出馬するつもりの市長選を有利に戦うための手段にするため。

いかにも博之さんらしい理由がリアル過ぎてたまりません。博之さんのまさかの展開は少しだけ見えていますが、奥様ともども今週からはじまった怪しい展開をどのような形で回収するつもりなのか。

似た者夫婦、紺谷博之・直美ご夫妻の動向から目が離せません。

追記:博之さんの五代目襲名が認めらるや、有無を言わさず陶胎漆器のキャンセル宣言。異を唱える圭太くん。異論はあれども身を引いた立場だからと口を挟まぬ弥太郎さん。

この場面の呼吸の取り方を観て『ゴッドファーザー』で描かれた、ヴィトーからマイケルへのコルレオーネファミリーの「ドン」の継承場面を思い出したのは僕だけでしょうか。

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14 Responses to “まれ 106話 義母直美が希に女将修行”

  1. ちい  より:

    はじめまして。いつも楽しく拝読しております。
    直美さん役の藤吉久美子さんは、「ちりとてちん」草若師匠のおかみさんでしたね。和装がとても素敵です。あのときはすでに亡くなっていて、B子ちゃんと接する場面はありませんでしたが、今回作品を越えてヒロインのもとへ女将修行しにやって来た?と考えると面白いです。きっと、お見合い写真の比嘉愛未さんのときと同じ、過去の朝ドラへのオマージュですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 直美さん役の藤吉久美子さんは、「ちりとてちん」草若師匠のおかみさんでしたね。

      直美さん、どこかで見覚えがあるなと思いながらも全く思い出せませんでした。草若師匠の遺影の中のおかみさんと知り、怖い姑にもかかわらず高感度が急上昇してしまいました。

      > お見合い写真の比嘉愛未さんのときと同じ、過去の朝ドラへのオマージュですね。

      草若師匠のおかみさんも、きっと草葉の陰で夫と息子の不仲に心を痛めていたはず。今の直美さんが同じ状況なのはやっぱりオマージュかもしれません。

  2. スピカ より:

    いけない!!
    今録画を見直したら、合コンで買ったスカートは赤でした!
    漆器組合の方々との話し合いの席で着ていたスカートはまったく別物でした!!
    すみません(>_<)

  3. スピカ より:

    希はスカート持っていないんですねえ。
    横浜で合コン用に買った貴重なスカート。

    パジャ代わりの黄色のコアラTシャツも高校時代に着ていて
    一徹くんと色違いでした。
    塗師屋の後継ぎのお嫁になろうとも、相変わらずの倹約家です。

    あまりストーリーと関係ないですけど気になったので
    一筆書いてみました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 相変わらずの倹約家です。

      徹さんも微妙に変化しているとは言え同じ衣装が繰り返されていて、派手なようで実は倹約家なところが徹さんらしいなと思っています。

  4. 浜のおばば より:

    こんばんは。

    昨日の直美さん登場での「圭太ちゃん」には目が点でした。
    今日は藍子さんもタジタジでしたね。
    でも塗師屋の女将さんとしてはさもありなんといった印象ではないかと思います。(藤吉さん適役なのではないでしょうか。)
    希ちゃんがどうついていくか楽しみです。

    オープニングが一部変更になりましたね。
    歌詞の公募、出演者の合唱、そして岬でのみんなの映像と(個人的には岬の映像好きです。)今までと違った手法でのドラマ作りしているのでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 藤吉さん適役なのではないでしょうか

      みごとにハマり役かと思います。ハマり過ぎて朝から怖いです。

      > 今までと違った手法でのドラマ作りしているのでしょうか。

      僕の場合、朝ドラ歴がそう長いわけではないので間違っているかも知れませんが、確かに過去数作品と比べて新しい試みらしき箇所がありますね。

      オープニングの映像を差し替えたというのも、過去数作品にはない試みかと思います。

  5. tonden より:

    やっぱり朝ドラのセオリーぶっ壊しにかかってる感じですね今日の展開は(笑)
    これまでの朝ドラにありがちな嫁姑戦争とはちょっと違うなと見てて思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > これまでの朝ドラにありがちな嫁姑戦争とはちょっと違うなと見てて思いました。

      どのような点が従来とは異なるのでしょうか?
      とても気になります。お時間のある時にご教示いただければ幸いです。

      • tonden より:

        マッサンやごちそうさんと比較しても、姑の嫁いびりかというとそうでもないんですよ。
        言ってることは陶子さん並みに正論だし、希の存在を認めつつ育てようとしてるのかなと感じました。
        実際ネタバレ見てると、お店持つことになりますが、直美さん反対した形跡ないですし。

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。

          イビリの件、早速ありがとうございます!
          『マッサン』や『ごちそうさん』との比較であれば僕にもその違いがわかるかも知れません。直美さんの新パターンを楽しみにしています。

  6. アーモンド より:

    姑さんの嫁イビり。それも現代劇で平成で。
    今までも朝ドラで何回もあったが、昔の話だった。
    近頃は同居も珍しい。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      平成の嫁イビリという点で新機軸が打ち出されているわけですね。
      思いつきそうで思いつかない切り口でした。

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