まれ 128話 一子が祝いに駆けつける

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年8月25日(火)放送
第22週 第128話「出産クッサンベイビー」

『まれ』第22週 第128話「出産クッサンベイビー」あらすじ

希の妊娠をお祝いしようと一子が帰って来ました。その頃、一子はライターの仕事も順調で、圭太と希の結婚も心から祝福出来るようになっていました。一子は改めて希と圭太の結婚を心から祝福するのでした。

希は妊娠が判明後、少しづつ仕事量を減らしながらも働き続けていました。半年間の休業期間のロスを少しでも取り返そうと努めるものの、店の売り上げは相変わらず赤字を辛うじて回避出来るレベルで低迷を続けていました。

そして月日が流れ妊娠七ヶ月目。産休前最後の希の店の営業日に、妊婦の客が希の店にやって来ました。その客は迷っていました。希のように出産後も仕事を続けるべきなのか。それとも出産を機に仕事をやめるべきなのかを。

2008年8月9日。妊娠十ヶ月目に入った希は、自分と徹の誕生日に当たる翌日の8月10日に子供が生まれて来るのではないかと感じていました。その希の予感は的中しました。ついに希に陣痛がはじまったのです。

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『まれ』第22週 第128話「出産クッサンベイビー」
 事前発表あらすじのレビューと解説

一子は「わんこ」を名乗るブロガーとして一時期一世を風靡しましたが、その時の経験を機に自分の文才に目覚めたのでしょうか。「わんこ」返上後に目指したライターの職で成功。ライターとして順調な歩みを続けていることが今回説明されます。

一子の成功は喜ばしい一方でとても気になる点が一点。洋一郎の存在です。身を持ち崩す危機に瀕していた一子を救出するために八面六臂の活躍を見せた洋一郎でありましたが、その働きによって一子に振り向いてもらえることもなく二人の関係に前進は皆無。

一徹とみのり、そして希と圭太も子供を授かり、高志は許されぬ恋に苦悩する中、相変わらずおひとりさまの洋一郎が心配です。結末までには一子が振り向いてくれるのか。それとも『梅ちゃん先生』の山倉くんのように最後の最後まで空振り続きの人生に終わるのか。

『梅ちゃん先生』の山倉くんの空振り人生は納得できる面も多々ありますが、洋一郎にそんな人生を強いるのはあまりに気の毒です。そろそろ彼に春を到来させて欲しいものです。

話を『まれ』に戻します。今回は前回から4ヶ月ほどスキップ。希は出産を三ヶ月後に控えたタイミングとなり産休の準備がはじまります。

『まれ』第22週 第128話「出産クッサンベイビー」
 朝ドラ観賞後の感想

希ちゃんと一子ちゃんの関係が完全に修復

希ちゃんと一子ちゃんの幼馴染にして親友の二人の関係がずっと気になっていました。いくらある時期の一子ちゃんの心の中がすさんでいたとはいえ、いくら希ちゃんが寛大な性格だとはいえ、あそこまで対立してしまったら二人の間には心の溝が生じているだろうと。

希ちゃんのことをずっと大嫌いだったと言い切り、コンビニスイーツ対決まで仕掛け激しく対立。そこまでやったにも関わらず、希ちゃんと一子ちゃんの対立の回収の仕方が甘いというのが今回を観るまでの正直な感想でした。

コンビニスイーツ対決直後の能登に帰りたいという一子ちゃんの涙。そして、その涙を受け入れた希ちゃんの寛大さに甘える回収の仕方はいかがなものかと思う一方、どこかで二人の関係を総括するのだろうと期待していました。その総括が今回やっと行われました。

一子ちゃんとしても本当はもっと早く今日のセリフを希ちゃんに伝えたかったのかも知れません。希ちゃんのケーキ店開業直後、一子ちゃんは何故ここまで熱心に希ちゃんの店を手伝うのかとその理由が見えませんでした。(浅井くんの場合は業務命令でしたが)

希ちゃんの店の開店を手伝ったのは、希ちゃんとの関係の修復の可能性を探る段階。そしてその段階を経て希ちゃんの妊娠を機に、希ちゃんの妊娠を祝う形でそれまでの関係を総括。そんな丁寧で念入りな関係修復だったのかと納得の『まれ』128回でした。

ついでながら、希ちゃんの妊娠を機に圭太くんとの間のわだかまりも清算されましたが、ぎこちなさがたっぷりと残る清算の仕方が妙に生々しく、嘘っぽさのないところに好感を持ちました。結末に向けてのキレイな回収・清算だったと思います。

元治さんと文さん

自分ではチャッカリと希ちゃんの店に足を運び、希ちゃんの様子を見つつ客寄せのサクラを演じながら、希ちゃんのもとに足を運びたくてならない元治さんを制止する文さんが相変わらず最強です。

しかし、元治さんの行動を常に先読み出来ている文さん。きっとジャガイモを持って行ってあげたい。圭太に忠告してやりたいと、元治さんと同じことを考えていたのかも知れません。だからこそ元治さんの心を先読み出来た。

元治さんの行動を止めることで、自分のはやる心をも止めていたのかも知れません。そして希ちゃんは孫ではないと言い切り元治さんを我に返らせる文さんで。いかにもリアリストの文さんらしい発言でしたが、この言葉は元治さんに対してだけでなく、自分にも言い聞かせていたのかも知れません。自分の行動が行き過ぎるのを戒めるために。

行動の裏にある本心を掘り下げようとすればいくらでも掘れる、実に深い老夫婦です。

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16 Responses to “まれ 128話 一子が祝いに駆けつける”

  1. tonko より:

    お久しぶりです。
    今、まとめて録画分を観ています。

    この回の、希、圭太、一子の場面は、
    「ちりとてちん」でA子が草々さんを訪ねてきたとこを
    思い出しました。
    まあA子はあの時、心がまだ黒かったけど…

    つくづくA子と一子がかぶります(^_^;)

    まだ続きが残っているので
    引き続き、見続けます(o^-^o)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > まあA子はあの時、心がまだ黒かったけど…

      A子ちゃんが早々さんを久しぶりに訪ねてきたあの場面。
      何をしでかすかまんで見えない怖さがあの時のA子ちゃんにはありました。

  2. tomo より:

    圭太の親バカぶりが目に浮かびます
    漆を塗っていてもニヤニヤ
    こんにちは赤ちゃんを歌いながら帰って…でも今回は音痴じゃなかった(笑)

    一子とのわだかまりもすっきりと。圭太はちょっとどぎまぎしてたけど。
    一子も成長したなあ。

    元治さんと文さんもほっこりしますね
    愛情たっぷりの2人に包まれて希も幸せです。

    一回の放送で出産前を放送するのって、どうかなと思っていたけど、意外に自然だった
    明日の出産の場面も楽しみです。
    また圭太はぐるぐる回ってそう。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 圭太の親バカぶりが目に浮かびます

      129話の親バカ炸裂ぶり、あそこまで親バカだとすがすがしさすら感じてしまいます。でも「重魂」案はボツになってよかった。

  3. ちぃちぃ より:

    こんにちは。

    妊娠発覚から二日で産気づく……。
    さすがドラマ、展開が早いです(笑)

    それにしても、立ち仕事を妊娠八カ月まで続けていながら、双子を早産することなく妊娠10カ月までこぎつけるとは、何という丈夫な体でしょう。
    私は実は双子なのですが、私の母は妊娠八カ月で私と妹を産み落としています。

    双子は妊娠中も出産も、さらに子育ても普通の倍以上大変らしいです。(人ごとのようですが…)

    これから圭太君や藍子さん達も巻き込んでの大騒動になりそうですね。

    一子ちゃんの素直な言動や態度に、今の仕事や生活の充実感を感じます。
    あれだけこじらせて、先行き心配だったのですが、こちらのほうはもう心配なさそうですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 双子は妊娠中も出産も、さらに子育ても普通の倍以上大変らしいです。

      129話を見て子育てが倍以上になるというのがよくわかりました。休む間がない分だけ体力の消耗はかなりなものになりそうですね。

  4. えびすこ より:

    今日気が付きましたが、徹・希の誕生日を既に過ぎていたんですね。失念しました。1週間後は9月。月日が経つのは早いですね。

    ところで先日誰かが言及していましたが、「視聴率の揺るわないドラマのDVDは良く売れる」とよく聞きますがこれはどういう理由でしょうか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      『ちりとてちん』は視聴率は低かったもののDVD売り上げは『あまちゃん』までトップを維持していた旨、僕が記しました。

      視聴率とDVD売り上げが反比例という意味ではなく、視聴率とDVD売り上げは比例していないという意味です。

  5. 悩めるワーママ より:

    あらすじのところですが、本庄まなみさんは産休を取るかどうか悩んでいたのではなく、出産後も仕事を続けるかどうかを悩んでいたのだと思います。

    個人事業主の店を続けながら生後三か月の双子を育てるのは実際のところ無理だと思いますが、希の世界ならばさらっと実現するのでしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      ご指摘頂きました件、見直した上で訂正させて頂きました。
      ありがとうございました。

  6. うら より:

    出産前の最後のお客の波多野都さん役の本上まなみさん、役名あるのでまた出てきますよね。どう絡んでくるか楽しみです。
    一徹は今は塩作り一本なんでしょうかね?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 出産前の最後のお客の波多野都さん役の本上まなみさん

      今週、再び登場みたいですよ。

      > 一徹は今は塩作り一本なんでしょうかね?

      デイトレードの様子を見なくなったので塩づくりに専念しているのかも知れません。しかし塩づくりが出来ない冬の間は一体どうしてるんでしょうね。冬の時間の使い方が前から気になっていました。

  7. スピカ より:

    高志のメジャーデビューしたテレビを観ている希と圭太の姿。
    その二人を見つめる複雑な表情の一子のシーンは、やっぱり過去のことと割りきるには、まだこころの奥に蟠りがあるんだろうなあ~と見ていました。(その一子を見つめる洋一郎が悲しかったけど…)
    圭太も一子に対して、しっかり目をみて話すことが出来ないでいましたものね。
    やっぱり別れた恋人が友達に戻るって、かなりの覚悟と時間がかかるんだろうなあ~。
    でも今回で改善されて良かった◎

    しかし井田さんの片想いも、洋一郎以上に回収が難しそう…。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > やっぱり別れた恋人が友達に戻るって、かなりの覚悟と時間がかかるんだろうなあ~。

      本当にリアルな描写でした。

      一方、この先でゴン太くんが再登場するみたいですが、こちらのほうはいとも簡単に友達に戻ってみごとです。そういえば梅ちゃんと松岡くんも、わだかまりは一瞬で消えましたね。

  8. koji より:

    火曜、まれ視聴中!。

    希のとこにジャガイモ持ってくと言う元治さんを文さんが諌めたシーン。

    元治さんの所作が本当の「爺さん」のような気がして

    ホノボノしてしまいました(^_^)。

    元治さんは台詞だけでなく動きも本当に素晴らしい役者さんですね!。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      128話、129話と、元治さんがじじ可愛いくてたまりません。

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