まれ 148話 大輔が徹と埼玉県で遭遇

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年9月17日(木)放送
第25週 第148話「秒読みコンクールケーキ」

『まれ』第25週 第148話「秒読みコンクールケーキ」あらすじ

大輔が能登にやって来た本当の理由。それは大輔が埼玉県所沢市で行方不明になっている徹の姿を見かけたことを圭太と一徹に伝えるためでした。所沢で遭遇した徹に大輔は声をかけたものの、居所を見つけられてしまった徹は再び行方をくらましたと大輔は語ります。

その夜、圭太と大輔ははじめて盃を交わしました。世界中を旅してきた大輔でしたが、輪島塗というただ一点を見つめ続ける圭太の生き方が大輔には眩しく映りまます。圭太に感化され、大輔は「待たせている相手」との結婚を考え始めるのでした。

一連の出来事を希と藍子に伝えるかどうかは圭太の判断に委ねると言い残し、大輔は能登を去って行きました。子供が愛おしいほど父が許せなくなると、徹への複雑な感情に苦悩する希にこのことをを告げるべきか圭太は迷っていました。

一方、一徹は自分の口から藍子にこのことを告げようと心に決めていました。大輔が横浜に帰った翌日の夕方、一徹は意を決して藍子に話しがあると声をかけました。その頃、まだ何も知らない希は店でケーキづくりに励んでいました。

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『まれ』第25週 第148話「秒読みコンクールケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

大輔が能登にやって来た本当の理由を聞かされた圭太と一徹は心底驚かされました。大輔は徹と遭遇していたと言うのです。大輔が徹に出くわしたのは埼玉県所沢市。一時は希をめぐって対峙したこともある徹と大輔がお互いの顔を忘れるはずがありませんでした。

大輔に声をかけられた徹は、自分の居所を家族に突き止められたくないばかりに大輔の前から忽然と姿を消し、再び行方不明に。大輔は徹と遭遇した事実を圭太と一徹にだけ告げると能登を去って行きました。

徹との遭遇の事実を藍子や希に告げるか否か、判断のすべてを圭太と一徹に委ねる大輔。徹の実の息子である一徹はともかく、圭太に全幅の信頼を寄せすべてを託す大輔の振る舞いが男前過ぎて泣かせます

また、失踪したままの徹の目撃情報を大輔という重要キャラを用いて告げさせるストーリーテリングも粋な計らいだと思います。

希がいよいよ「世界一のパティシエ」に向かって夢の仕上げをしはじめたその時、離れ離れになった最愛の父との再会のフラグがついに立ちました。

『まれ』第25週 第148話「秒読みコンクールケーキ」
 朝ドラ観賞後の感想

三人の男たち

圭太くんとゴン太くんの男と男の語らいが美しい。

この二人の男、かつては恋敵どうしであった上に、数時間前まで火花を散らし合っていたにも関わらずこの余裕。それでいて、完全に心を許し合ったわけではない適度な距離感が妙にリアルで心地よい。二人とも器の大きな男です。僕はこんなこと出来ません。

正反対の生き方をしてきた二人が「器の中に世界」のゴン太くんの一言で心を通い合わせる瞬間の描写も秀逸。そしてこの場面の直後にゴン太くんがさりげなく口にした「結婚を待たせているコ」とは 美南ちゃんに違いない。 美南ちゃんではなさそうです。残念。

話しが前後しますが、徹さんの目撃情報を藍子さんと希ちゃんに伝えるか否かを、ゴン太くんが圭太くんに一任するくだりはグッと来ました。あれだけ圭太くんのことをもてあそびながらも、実はそこまで信頼していたのかと。

さらに、動揺を隠しきれない一徹くんにさりげなく心配りするゴン太くんの繊細な気遣いには大人の貫禄を感じさせました。

盃を初めて酌み交わす圭太くんとゴン太くん。窓を閉め切って大切な秘密を共有する三人の男たち。男たちばかりの場面の美しさが目にしみる回でありました。

一徹くん

苦悩に満ち溢れた一徹くんから目が離せませんでした。父親が去って行くところを目撃しながらそれを止められなかった。そしてそのことを(みのりちゃんを除いて)誰にも言えない。その苦悩をこの数年間抱えてきた一徹くんの辛さが吹き出し始める表情が辛い。

救いはすべてを察しているみのりちゃんが、何も言わずにそっと一徹くんに寄り添ってくれたこと。この二人、劇中ベストカップルだと思います。

無言と言えば、魔性の女・文さんも無言ながら何かを察しているような表情を見せていたのが強く印象に残っています。おとろしい女性です。

【御礼】

昨日の追記へのコメントを下さった皆さん、ありがとうございました。この場にて御礼申し上げます。

思いがけずたくさんの応援のコメントを頂戴し驚きましたが、幸か不幸かこれくらいの批判で傷ついてしまうほどには若くありませんのでご安心ください(笑)

今回の案件に限らず、『まれ』の作品そのものの出来栄えや登場人物たちの言動や行動については多くの否定的な意見が寄せられていることを僕も承知しています。

中には論理的に説明され納得出来るものも少なくありません。

しかし、自分は自分の仕事に最善を尽くしているかと厳しく問い詰めてみたとき『まれ』の出来栄えへの意見を作り手の方々を安直に否定することは出来ない。自分の過去の恥ずかし過ぎる行いの数々を思い出した時、登場人物たちの行動を無闇矢鱈に批判など出来ない。

今後もこのスタンスでブログの更新を続けてまいります。

また、私自身も若い頃は自分の仕事や人格は棚に上げ、他者に罵詈雑言を浴びせて自分は偉いと勘違いしていた、思い出すだけで真っ赤になってしまいそうな、かなり恥ずかしい過去があります。だから、そんな方々にも偉そうなことは言えません。

自分が再び道を踏み外すことのないよう自分を戒めてまいります。

今後ともよろしくお願い致します。

【追記】「今後とも」で思い出しました。昨日、次作朝ドラ『あさが来た』の映像の一部と主題歌が初めて(?)公開されました。

AKBと幕末から明治、大正の世界がどうしても結びつかずにいましたが、主題歌はAKBらしからぬやわらかでシンプルな曲調の楽曲です。

また、『まれ』が恐らく朝ドラ史上最貧とも言える一家を描いたのに対して、『あさが来た』は間違いなく最富裕の一族の物語。

セットも衣装も驚くほどに美しく、眼にも楽しい半年間がはじまりそうです。

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いつも、当ブログ『朝ドラPLUS』をご覧頂き誠にありがとうございます。当ブログでは、誤記、誤変換、事実誤認をなくすべく努めておりますが、もし文中に誤りや表現の不明な点がございましたら、ご指摘頂けますと幸甚に存じます。今後とも『朝ドラPLUS』をよろしくお願い致します。ありがとうございました。

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29 Responses to “まれ 148話 大輔が徹と埼玉県で遭遇”

  1. koji より:

    しかし、なぜ徹さんの潜伏先が埼玉県所沢市なのか?。

    埼玉。。。

    玉。。。

    水晶玉。。。

    もしかすると輪子さんだけは徹さんの居場所をお見通しなのかも。。。

    まさかゴン太くんは輪子さんから徹さんの居場所を聞いて。。。

    実はゴン太くんは所沢市から姿を眩ました徹さんの行方を知っていたにもかかわらず圭太くんと一徹くんに託したのかも。。。

    所沢は外浦村のロケ地の大沢地区との沢繋がりでしょうか?。

    それと、沢沙耶ちゃんは「爽やか」をもじったネーミングだと思うのですが。。。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > もしかすると輪子さんだけは徹さんの居場所をお見通しなのかも。。。

      そう言えば、横浜の「天中殺」で輪子さんが徹さんを占った時、何か見えたにも関わらずあえて口を閉ざした場面がありましたね。

      あのあたりと繋がったら面白そうですが、もう残された時間がありません(涙)

  2. koji より:

    まさか?

    ゴン太くんサンパチけ?

    ○子いけるかも!。

    きのうの台詞にありましたよね!。

    これってスピンオフのフラグ???。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      同じことを気にしてました。
      しかし、あのゴン太くんもすでに中年男とは・・・

  3. tomo より:

    追記に寄せての皆さんの感想を読んでとても温かい気持ちになりました。
    私も「まれ」がとても面白く、仕事上リアルタイムでは見られないので毎日録画を見て楽しんでいます。
    他のサイトでの酷評をを見るとやり切れない気持ちになります。
    批判しかできない人はかわいそうとさえ思います。批判しているときの自分、どうですかね。どんな顔してますかね。
    まあ人それぞれですけどね。
    私は「まれ」も朝蔵さんの感想も大好きですよ。必ず毎日見ています。なかなかコメントはできませんが。
    でもコメントをすると、どんな風に受け止めてくださったのかまた気になって、このサイトにおじゃましてます。
    最終回まであとわずか。
    がんばってくださいね。
    皆さんも書いてみえますが、大輔と圭太のシーンいいですね。
    一徹もお母さん思いのいい息子ですね。

    結局「まれ」って悪者は誰もいないですよね。
    陶子さんも直美さんも博之さんも、みんな愛情あふれる人たちで、だからあったかい気持ちになるのでしょうね。
    あっ。悪者いた。安西だ!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      心豊かな多くの方々に集まって頂き心から幸福に思っています。
      本当に有難いことです。

      > 安西だ!

      『ごちそうさん』で和枝姉さんを騙した安西ほどに『まれ』の安西は憎めないところも、『まれ』のいいところでしょうか。形容するなら愛すべき悪漢です。

  4. しるぞ より:

    このブログをいつも楽しく拝見させていただいてます。
    大輔の待たせている相手…
    スピンオフの予告で一つ答えがわかりますね…

  5. ふーじー より:

    いつも楽しみに読ませていただいてます。大輔のお相手は別の人では?公式のHPのスピンオフに美波ちゃんの名前が出てくるので・・・
    違ったらごめんなさい!

  6. 浜のおばば より:

    こんにちは。

    終わりに向かうにつれて名シーンが多くなっている気がしますが、
    今日は若手男優3人のシーン良かったですね。

    3人の会話からの一徹くん、そこからの流れのシーンには涙が出ました。寄り添うみのりちゃんも素敵。

    圭太くんと大輔さんの会話はグッとくるものがありました。
    圭太くんのセリフは希ちゃんにも通じるものがありますね。

    「まれ」を観て、中の方たちの他の作品を観てみたくなりました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      ゴン太くんを演じた柳楽優弥さんが中学生の頃に主演し、カンヌ国際映画祭で史上最年少の最優秀主演男優賞に輝いた『誰も知らない』はオススメです。僕はこれに深くハマり映画館に何度も通ってしまいました。

  7. りょう より:

    いつも楽しみに読ませてもらってます

    スピンオフのストーリーが発表なった時に
    美南ちゃんが兄の結婚が決まり司法試験にも落ちてどん底……ってのあったので
    ゴン太くんが言う「待たせてる子」と言うのは残念ながら美南ちゃんではないかと思います

    ネタバレすみません

  8. ちぃちぃ より:

    こんにちは。

    男三人だけで秘密を共有する場面。
    いつも若いながら何か達観している風情のある一徹君がちょっと弱い表情を見せ、年長者が気遣う…そんな場面が心に残りました。

    一徹君にそっと寄り添うみのりちゃんもよかったです。
    この二人、結婚して十年くらいは経ってるんですよね。
    実にいい夫婦になりました。

    一徹君は藍子さんにどう話すんでしょう。
    いずれにしても、藍子さんが心配です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      一徹くんが藍子さんに話しがあると呼び止めた次のカットが、お店で仕事をする希ちゃんのカット。希ちゃんはあの時ヤケドしましたが、あのヤケドした瞬間が一徹くんが藍子さんに告げた瞬間かなと、そんな気がしました。いずれにせよ藍子さんの反応が気がかりです。

  9. スピカ より:

    『まれ』スピンオフの内容が一部出ていましたが…
    大輔のお相手は…どうでしょうねえ~(  ̄▽ ̄)ニヤリ

  10. VEGA より:

    大輔の「待たせている相手」が「みなみ」だとしたら・・・。
    楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      美南ちゃんのような気がします。
      夫婦になった二人を最終週に登場させて欲しいものです。

  11. koji より:

    以前、連れ子同士の婚姻は法律で認められていると言う一徹くんの台詞もありましたが

    大輔くんと美南ちゃんの結婚

    有り得そうな感じもしますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 大輔くんと美南ちゃんの結婚

      今回、ゴン太くんにあそこまで言わせてしまったら夫婦になった姿を劇中で見せてもらいたいものですね。

  12. スピカ より:

    希の肩を抱く圭太。
    一徹に寄り添うみのり。
    二組の夫婦の言葉はなくても相手を思う気持ちがうまくかかれているなあ~と思って観ていました。
    今週の一木正恵監督は女性だからか、男女間であっても
    親子間であっても、愛情の繊細な演出が多々あって好きです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 今週の一木正恵監督は女性だからか、男女間であっても
      > 親子間であっても、愛情の繊細な演出が多々あって好きです。

      今回、男たちだけの場面がいくつもありましたが、悪い意味での男臭さがなく、爽やかで繊細な演出がいいなと思っていました。女性監督の仕事ならではのものだったのかと、合点がいきました。

    • スピカ より:

      ↑一木正恵さん
      監督じゃなくて演出でした!

  13. tontaa より:

    いつも読ませていただいてます。

    あらすじの最後のところ、
    「母と『姉』に知らせるべきか苦悩を深める」
    のまちがいですよね。

  14. tonden より:

    しかし徹がなぜ所沢にいたのかが気になりますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      所沢で仕事をしてたんでしょうか。
      ちなみに最初の家出の時は東京都大田区北六郷という架空の住所。『梅ちゃん先生』の舞台となった蒲田の隣町、六郷か南六郷で工場集積地なので工場で働いていたのでしょう。

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