まれ 154話 希の誕生日に披露宴開催

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年9月24日(木)放送
第26週 第154話「希空ウェディングケーキ」

『まれ』第26週 第154話「希空ウェディングケーキ」あらすじ

コンクールの翌日、希たちが能登に帰ってきました。結果は5位に終わったものの希に悔いはありませんでした。世界一になると何が見えるのか自分の目で見るまで、この道を歩んで行きたい。希は夢に向かう決意を新たにしました。

そんな中、来たる8月10日の希の誕生日に、まだ挙げていなかった希と圭太の結婚式を行うことが決まりました。元治の肝いりによって、その年の夏祭りは二人の結婚式を挙げることになったのです。早速、村の面々は打ち合わせをはじめました。

希が、コンクールまで休業していたフランス菓子店再開の準備をはじめると常連客たちが集まって来ました。地元の人々に愛されている希の姿を見て一子は言いました。希が風の人で良かった。能登に来てくれて良かったと。

一方で圭太は、徹の倒産した会社の元従業員との和解交渉を成立させました。圭太は東京の法律事務所を通じて交渉を重ねていたのです。徹が巻き込まれていたトラブルは完全に解決しました。あとは徹が姿をあらわすのを待つだけです。

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『まれ』第26週 第154話「希空ウェディングケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

フランス菓子コンクールがすべて終了し、いよいよ劇中で最後となるイベントが動き始めます。それは希と圭太の結婚披露宴です。突然決まった二人の遠距離結婚で披露宴を開く暇もなかったことを元治が惜しみ開催の運びとなったのです。

結婚披露宴を開く日に選ばれたのは8月10日。希と双子の子供・匠と歩実。そして行方知れずのままの徹の四人の誕生日が重なった大切な日です。

結婚披露宴の開催を受けて一徹が再び動き始めます。希の店のホームページ上で一徹は「店長の結婚披露宴」を告知。顧客に向けたその知らせは、どこかで希の店のホームページを見ているはずの父・徹に向けた一徹からのメッセージでした。

話変わって、希の結婚披露宴が行われるのは2015年8月10日の月曜日。リアルの『まれ』の放送期間と重なります。

ちなみに8月10日の放送回は洋一郎に縁談が舞い込んだ回です。洋一郎の縁談は破談になるものの、その後、見合い相手の母親に気に入られた慎一郎の見合いに発展。その見合いの席で今は亡き最愛の妻と過ごした大切な時間を思い出してしまう慎一郎。

その慎一郎の姿に、徹や藍子、そして希たちは心打たれ、それぞれが家族の幸福の形に想いを馳せる。その直後の徹の失踪という皮肉な物語展開があったのがこの週です。

『まれ』第26週 第154話「希空ウェディングケーキ」
 朝ドラ観賞後の感想

盛り上がるクライマックスを直後に控えての、これまでの出来事やそれぞれの想いを総括するような静かな静かなストーリーの運びが心地よい回でした。

悔いはないと言い切る希ちゃんがすがすがしい

いつぞや大悟シェフが希ちゃんに言いました。世界一とは何かと禅問答している暇があったら世界一になってみろ。世界一になれば見えてくるものがあると。

世界一はまだまだ先の話しになりそうです。もしかするとこの先も世界一にはなれないかも知れない。しかし、世界一にはなれなくても、世界一を目指す具体的な行動をとることで始めて見えてきたものがあるようです。

だから、世界一のタイトルにはほど遠い結果に終わったものの、何かが見えた希ちゃんに悔いはありませんでした。そう言い切る希ちゃんのすがすがしい笑顔は忘れられません。いい顔してました。

希ちゃんと一子ちゃんの関係

『あまちゃん』のアキちゃんとユイちゃんの関係と比較されたり、パクりだと非難されたりする希ちゃんと一子ちゃんの関係。

もし「パクり」という言葉を使うのであれば、希ちゃんと一子ちゃんの関係は『ちりとてちん』のA子とB子の関係の「パクり」と言うべきかと思います。

希ちゃんと一子ちゃん。A子とB子。二組ともに愛憎入り乱れた複雑な感情をお互いに抱きつつ、そんな愛憎が様々な試練をへて浄化されるまでが描かれました。

希ちゃんと一子ちゃんの二人の関係の描写。大人のリアルな愛憎を泥沼にはまるすんでのところで止めたバランス感覚がみごとでした。

そして、過去の愛憎のすべてが浄化されきった今回の海辺の場面の透明感が美しい。

追記:『あまちゃん』のアキちゃんとユイちゃんは、リアルな愛憎と直面する大人になる一歩手前で終わらせたのが秀逸でした。

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8 Responses to “まれ 154話 希の誕生日に披露宴開催”

  1. koji より:

    「東京っちゃ、故郷(ふるさと)から出て来た土の者だらけやった」

    一子のこの台詞を聞いて確かにそのとおりだと思いました。

    いまの東京都民の中で「生粋の江戸っ子」なんて、ほんの一握りくらいでしょう。

    しかし、一子と同じように東京に「夢」を求めて辿り着いてから挫折を味わいながら「夢」を実現された人も少なからず居ることは確かですね。

    東京にも「夢」の実現の場はある!

    東京は第二の故郷である。

    そう言ってるようにも聞こえました。

    それにしても希たちも30歳を超えて本当に大人になりましたね(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 東京都民の中で「生粋の江戸っ子」なんて、ほんの一握りくらいでしょう。

      『まれ』のはじめの頃に登場した、東京から能登に移住してきたシタール歌手の女性。東京から来たことが自慢の彼女は、いかにも「生粋の江戸っ子」らしからぬ東京の風の人でした。

  2. のよ より:

    いよいよ、ラスト2回を残すところになり、幸福な最終回に気持ちの良い号泣(?)間違いなしです。
    いろいろと、素敵な偶然のテンコ盛りで、オイオイって、突っ込みどころも満載のドラマでしたが、どなたかのコメントにもありましたように、ドラマですものね、いいのです。
    オイオイって突っ込みながらも、ニマニマして幸せな気持ちになっている自分がいるのです。
    『純と愛』をご覧になっていないと数日前におっしゃっていましたが、これは本当に辛いお話でした。主人公演じた夏菜さんも、あまりに辛くて止めたくなったというようなことをテレビで言っていたとか。
    最終回まで、ぎゅっと拳を握りしめながら純ちゃんを応援していましたが、見事に突き放されました。朝ドラは朝ドラらしく、わかりやすいハッピーエンドにしてほしいです。それが朝ドラなんです(^O^) 小難しい結末は、映画や小説で…。
    『純と愛』のあらすじとレビュー、感想は、もしも『純と愛』が再放送のあかつきには朝蔵さん、ぜひ書いてください!……とお願いしたいところですが、メインの放送がありますから、無理ですね(^-^;
    どんなレビューと感想をお書きになるか、想像するのもまた楽しいです。
    「まれ」から話が逸れてしまいました。
    あと2日、楽しみにしております。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      コメントを拝見し『純と愛』に心ひかれました。観るのは辛く悲しそうですが異色の作品は大好物なのでとても気になります。
      朝ドラは過去三作続いて困難な時代が描かれていました。『まれ』にはそれが一切なく、安心しきって楽しめることが出来ました。都合が良すぎる展開もまたいいものですね。

  3. スピカ より:

    家族写真に添えられた藍子さんの指にささくれ…。
    女優の常盤さんなら爪の手入れをしていると思うので
    これも演出!?

    『まれ』ラスト2回になりましたが、浩ちゃんと慎ちゃんは最終回まで白い靴下で通すのか!?というところも
    私の注目ポイントです。

    それにしても『まれ』の登場人物
    “一”がつく名前が多い!!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 家族写真に添えられた藍子さんの指にささくれ…。

      相変わらずすごい観察力ですね。僕が気づいたのは、藍子さんの化粧を以前より濃くして加齢を演出しているところくらいでしょうか。

      次作でも鋭い観察眼を期待しています。

  4. ちぃちぃ より:

    おはようございます。

    希ちゃんとお客さん達との会話を見守る一子ちゃんの表情がとても温かかったです。
    本音をぶつけ合ったことで本物の友情が芽生えたんだなと、観ていてとても清々しかったです。

    ホームページに希ちゃんの結婚式の情報を載せ、さらに元従業員との和解を成立させて徹さんが帰ってきやすい状況を整える…。
    さすがですね。
    これで徹さんが帰ってきやすい状況は整いました。

    残り二話、終わってしまうのは淋しいけれど、徹さんが帰ってくるところが早く観たいです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      圭太くんは地味にいい仕事してましたね。
      親方の貫禄を感じます。

      残り二話。
      明日あたり徹さんがちょっこし出てくるか、
      徹さんの抱いた子豚が飛ぶか。
      何かあるかも知れません。

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