あさが来た 第3週 新選組参上!

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年10月12日 〜 10月17日放送
第3週「新選組参上!」

『あさが来た』第3週「新選組参上!」あらすじ

新次郎とあさの祝言を終えた夜、初夜に動揺したあさは新次郎を投げ飛ばしてしまいます。あさがまだ子供であることに落胆した新次郎は、初夜の日からひと月もの間、外泊を続けていました。新次郎が向かう先はただ一つ。三味線の師匠・美和が一人で暮らす家でした。

1866年(慶応2年)。あさはその頃より加野屋の商売に関心を持つようになりました。英国帰りの五代才助とも再会しあさの商売への興味が増す一方で、正吉はあさを家業に関わらせようとはせず、大福帳にも指一本触れさせませんでした。

1867年(慶応3年)のある日の夜遅く。加野屋の戸を叩く者がありました。新選組の土方歳三でした。幕府再興のため大金を用立てせよという土方の物言いに怒り心頭のあさは反論。あさの肚の据わった様子に、新次郎はあさは大人だと見直します。

新次郎はあさの望みに応えて加野屋の大福帳を正吉の目を盗んであさのもとへ。新次郎の協力のもと、あさは加野屋のすべての大福帳に記されている諸藩への貸付金を計算。正吉の見積もり以上の貸付金が焦げ付きかねない事態にさすがの新次郎も驚きを隠せません。

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『あさが来た』第3週「新選組参上!」各回あらすじとレビュー

第13話 10月12日(月) 初夜で新次郎を上手投げ
第14話 10月13日(火) 加野屋での暮らし始まる
第15話 10月14日(水) 一ヶ月外泊続ける新次郎
第16話 10月15日(木) 往年の勢い失う山王寺屋
第17話 10月16日(金) 新選組が金の工面に来る
第18話 10月17日(土) 諸藩への巨額の貸付判明 

『あさが来た』第3週「新選組参上!」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

倒幕に向かって走りだす時代に呼応するかのように、この週よりヒロイン・あさの将来を予感させるようなエピソードが描かれます。

また、時代の急激な変化を表現するため第3週にして劇中時間のスキップに次ぐスキップ。これほど早い時期での相次ぐ時代スキップは珍しいのではないでしょうか。

第3週のレビューと見どころ

商売への強い関心。嫁ぎ先の当主をも驚かせる加野屋の経営状態への鋭い洞察力。あさを実業の世界に導こうとする五代才助(友厚)の存在。そして新選組・土方歳三を相手に見せる度胸と一歩も引かない交渉力。

これから激動の時代を駆け抜けることになる、躊躇という言葉を知らないヒロインを暗示するようなエピソードの数々がテンポの良い時代スキップを活かしながら描かれます。この心地よいスピード感は『カーネーション』以来かも知れません。

一方、あさにただならぬ関心を寄せる五代才助(友厚)。初夜の晩から美人師匠の家で外泊を繰り返すヒロインの夫の新次郎。この先に生じるかも知れない夫婦関係、男女関係のもつれを暗示するエピソードも加わり、情報量が極めて多い週になりそうです。

歴史・時代背景

1865年(元治2年/慶応元年)
姉・はつが嫁いだのは1865年3月。その時の元号は元治2年でしたが、元号を元治と改めた前年より「池田屋事件」や「蛤御門の変(禁門の変)」など社会を揺るがす事件が相次いだためにこの年の4月に再び改元。

あさが嫁いだ1865年秋には、元号は慶応元年になっています。なお、この時の改元の新元号の候補の一つに「平成」が含まれていました。

1866年(慶応2年)
あさが嫁ぎ先の家業に強い関心を示し始めたその頃、幕府の弱体化を鋭く洞察した西郷隆盛は、坂本竜馬と中岡慎太郎の仲介により長州藩と薩長同盟を締結。

時代は倒幕に向かって動き始めます。

1867年(慶応3年)
あさの嫁ぎ先・加野屋に新選組が乗り込んで来たその年の10月。15代将軍・徳川慶喜は大政奉還を表明。260年以上続いた徳川幕府はついに幕を閉じるのでした。

『あさが来た』第3週「新選組参上!」一週間のエピソード観賞後の感想

あさちゃんが白岡家に嫁いできたのが今週・第3週の月曜日。その放送回で勃発した新次郎さまの祝言遅刻騒動が遠い昔のことのように感じられてしまうほどにビックリポンの出来事の数々が矢継ぎ早に起こった一週間でした。

初夜に新郎を上手投げで投げ飛ばしたことで、新次郎さまからまだ子供だと呆れられてしまったあさちゃんが、その新次郎さまの度肝を抜くような肚の座った姿を見せることで、一瞬にして新次郎さまからの評価を反転させてしまう痛快さ。

一方、それぞれの婚家に嫁いだあさちゃんとはつちゃん。二人の結婚前、結婚直後、そして結婚後しばらく経た頃に至るまでの姉妹の運命が二転三転する様の描きかたの丹念さ。

そして、風雲急を告げる象徴として登場した新選組と土方歳三の存在を、あさちゃんへの新次郎さまの評価、加野屋での評価の転機となるエピソードに取り入れる巧みさ。

一歩間違えれば詰め込みすぎになりかねないほどに数多く盛り込まれたエピソードも、職人芸を極めたストーリーテリングによってテンポ良く運ばれ、まったく違和感を感じさせないところもまたビックリポンです。

まだ第3週。初月すら終わっていないのに、ずっと以前からあさちゃんの物語を見ているような気になってしまうほどに感情移入してしまう登場人物たちの造形も深い。

今から来春のあさロスが怖いほどです。

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2 Responses to “あさが来た 第3週 新選組参上!”

  1. 里のたぬき より:

    全く同感です。
    幕末維新を新政府側の女性の目から描いた大河「花燃ゆ」、佐幕派からの「八重の桜」に比べても、秀逸。当時の一般の人達がどの様に時代の変化に対応したか、現在の私達にも身近な課題だけに面白さも倍増です。
    スピード感と対比の妙は「カーネーション」「あまちゃん」とも通じ、毎日わくわくどきどき、びっくりぽんです。役者さん達の関西弁の台詞が流暢で、独特のユーモアがあって、朝から明るい気分になれるのが最高!
    個人的には玉木宏の二枚目と三枚目の落差にめろめろ。三味線場面はもちろん、若旦那らしい立ち居振る舞いの美しさは歌舞伎を、愛嬌ある話しぶりは落語を、深く研究したと思われ、役者としてまた一歩大きな成長を遂げつつあると確信します。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      鋭い鑑賞眼によるコメント、今回も勉強になりました。

      > 当時の一般の人達がどの様に時代の変化に対応したか

      大河ドラマが常に為政者たちの視点から歴史が描かれるのに対して、今井家や白岡家の人々が普通の庶民ではないながらも民間人の視点から描かれた幕末が実に新鮮です。

      > 玉木宏の二枚目と三枚目の落差

      二枚目と三枚目の間を上手に行ったり来たりする芸には驚かされてばかりです。

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