あさが来た 8話 新次郎の兄・正太郎肺病

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年10月6日(火)放送
第2週 第8話 「ふたつの花びら」

『あさが来た』第2週 第8話 「ふたつの花びら」あらすじ

菊の、はつの心を傷つけるような態度。そんな菊からはつをかばおうともしなかった惣兵衛に怒り心頭のあさは両親に抗議しました。はつを山王寺屋に嫁に出すのは考え直して欲しいと。しかしあさの抗議を制止したのは、はつでした。

一方、その日にあさを訪ねてくるはずだった新次郎から、あさに宛てた手紙が届きました。都合が悪くなりしばらく今井家に来れなくなったあさを気遣うその手紙を読み、はつは手紙を受け取ったあさ以上に感激していました。

その頃、白岡家では騒動が起こっていました。次期当主になるはずの正太郎が重い肺の病に倒れてしまったからです。正太郎にもしものことがあったら、加野屋の跡取りはどうなるのか。大番頭の雁助と中番頭の亀助は案じていました。

その頃、嫁入りに不安を募らせるはつが涙を浮かべながら意外な言葉を発したことがあさを驚かせました。自分の相手が新次郎だったら良かったとはつが言ったのです。はつを案じるあさはあることを思いつき祖父の忠政に手紙の書き方を教わるのでした。

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『あさが来た』第2週 第8話 「ふたつの花びら」
 事前発表あらすじのレビューと解説

『ごちそうさん』の和枝姉さん以来となる、激烈なイケズ劇を暗示するようなキャラが前回から登場します。はつの嫁入り後の義母となる眉山菊の存在です。

『マッサン』でも姑と嫁の葛藤は描かれました。しかし、姑のイケズから嫁を庇おうと懸命になる夫の姿も描かれていたのが救いとなっていました。

『あさが来た』で描かれる姑のイケズにはその救いすらありません。姑の息子、すなわちはつの夫である惣兵衛は母の言いなりだからです。菊の夫・栄達も入り婿の立場上、妻にものを言えない。八方ふさがりのイケズ劇は朝から見るには厳しいものがあるかもです。

このイケズに救いがあるとすれば、ヒロインが巻き込まれるイケズではないので劇中に登場する頻度が少ないということくらいでしょうか。

想像するだけで憂鬱な気持ちになりそうなイケズ劇ですが、長い目で見ると実は救いが用意されています。それは朝ドラ史上最も暗い男と前評判も高い(?)惣兵衛が、少しづつ成長を見せてくれるのです。

『あさが来た』前編の最大の見所のひとつは、この惣兵衛の成長する姿かも知れません。

さて、そんな中であさの嫁ぎ先で騒動が勃発します。

『あさが来た』第2週 第8話 「ふたつの花びら」
 朝ドラ観賞後の感想

忠興お父はん

お姉ちゃんの嫁入りに抗議するあさちゃんを止めたのは、他ならぬはつちゃんでした。

一方「こらっ!あさ!」の忠興お父はんがあの時ばかりは、あさちゃんの抗議を一言も咎めなかったのには驚きました。父親として、あさちゃん以上に最愛の娘を白蛇はんに出すことにためらいがあったのかも知れません。

今回は束の間の青春ドラマ

新次郎さんの手紙に対してあさちゃんとはつちゃんが正反対の反応を示す。季節ごとに許嫁が顔を出し続けてくれてきたあさちゃんにとってみれば味も素っ気ない手紙も、許嫁が一度も顔を出さないはつちゃんにはその手紙は眩し過ぎました。

手紙をもらった本人以上に、本物の恋文をはじめて見たと興奮を隠せないはつちゃんも、しっかり者のお姉ちゃんとは言えどもやっぱり娘盛り。数ヶ月先に嫁入りし自分の人生が決まってしまう直前、こんなささやかな手紙に束の間の青春を見出すはつちゃんが切ない。

そして、ふゆちゃんたち女中らが「恋文」という言葉の響きにはしゃぐ姿が、はつちゃんの恐らくは最初で最後の胸のときめきを代弁するかのようでした。『あさが来た』全156回の中で、今回はただ一回の青春回だったのかも知れません。

病気の兄を案じる新次郎さまの表情が辛い

肺の病に倒れた兄・正太郎さんを案じる新次郎さまの表情を見るのが辛い。いつも(と言ってもまだ一週と2日しか見ていませんが)お気楽な新次郎さまだけに、その顔から笑顔が完全に消え失せてしまうことで、ことの深刻さが伝わってきます。

外出を制止しようとする亀助さんに険のある表情、険のある言い方で応える、新次郎さまらしからぬ態度に、兄が心配でならない新次郎さまの兄への深い愛情と尊敬が垣間見られ、家族想いの新次郎さまの一面をこんな形で見せるストーリーテリングも秀逸です。

今回の新次郎さまは名演でしたが、願わくばまたいつも通りの明るい新次郎さまの表情を見たいものです。

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4 Responses to “あさが来た 8話 新次郎の兄・正太郎肺病”

  1. ちぃちぃ より:

    おはようございます。

    厳しい菊さんとそっけない惣兵衛さんに不安を感じ、涙するはつさん…。
    嫁入りしたら、もう両親も妹のあさちゃんも傍にいない。
    知らないところで一人ぼっちになってしまう…。
    まだうら若い娘さんにとったら胸が張り裂けそうなほど不安でしょうね。
    この時代の女性の幸せは結婚した相手次第な所が今以上にあると思います。
    お金持ちのお嬢様に生まれつくのもいいことばっかじゃないですね。
    現代の平凡な家庭の女性でよかったとつくづく思います。

    あさちゃん、誰に対してどんな手紙を書くつもりなんでしょうか。
    こちらの内容も気になりますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > まだうら若い娘さんにとったら胸が張り裂けそうなほど不安でしょうね。

      はつちゃんはしっかり者のお姉ちゃんですが、実際はまだ恋文に無邪気に喜ぶようなお年頃。将来への不安も並大抵のものではなかったかと思います。

  2. koji より:

    もともと嫁ぎ先が逆だった話は

    このまま、はつ姉ちゃんには内緒にしておくのかどうか気になるところですね。

    たとえ内緒にしていても何らかの事由で知る由となれば姉妹間の確執も「無し」とはならないと思いました。

    さて、成長した久太郎くんの出番はまだなのかな?。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      姉妹間の確執も年内はなさそうですが、来年放送分でともすれば描かれるかもですね。

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