あさが来た 10話 あさが新次郎に頼みごと

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年10月8日(木)放送
第2週 第10話 「ふたつの花びら」

『あさが来た』第2週 第10話 「ふたつの花びら」あらすじ

あさが新次郎に手紙を出してから二ヶ月。惣兵衛の人柄をたずねるためにあさが新次郎に宛てた手紙は、誤って新次郎の母・よのによって破り捨てられていました。亀助は破られた手紙を修復し、あさの頼んだことはようやく新次郎の知るところとなりました。

一方、今井家ではあさとはつがそれぞれの許嫁のもとに嫁ぐ日を目前に控え、嫁入りの準備が着々と進んでいました。家の者たちがお祝い気分で浮き立つ中、あさだけは自分の結婚にもはつの結婚にも納得が出来ませんでした。

そんなある日、あさの頼みを受けて新次郎は料亭に惣兵衛を呼び出しました。新次郎があさの差し金で探りを入れていることに勘づいた惣兵衛が語り始めます。自分は母親の言いなりではない。いつか母親を折檻する。自分は女が嫌いなのだと。

惣兵衛のあまりにも意外な本心を聞かされ新次郎は毒気を抜かれました。惣兵衛の本心をあさにどう伝えたら良いものか、新次郎が思案に暮れているその時、危急の事態が発生しました。新次郎の兄・正太郎の容態が急変したのです。

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『あさが来た』第2週 第10話 「ふたつの花びら」
 事前発表あらすじのレビューと解説

あさは姉のはつのことが心配でした。イケズを言う姑。母の言いなりで愛想のひとつも言えない夫。そんな母子のことを調べてほしいと新次郎に宛てた手紙の返事も返って来ない。

我慢強いはつの、口が裂けても嫁入りへの不平や不安を口に出そうとしないその悲壮な覚悟が、あさをさらに悲しませます。

ところで、あさとはつの嫁入りに伴わせるお付きの交換を忠興は承諾しました。しっかり者のうめがはつのお付きとなったのです。

子供の頃から心を許していたうめに、あさは大好きな姉のことを託します。はつをどんなことがあっても守ってほしいとあさは涙ながらにうめに懇願します。

そして、うめと嫁入り前の最後の相撲をとりながら、あさが募らせた感情を爆発させる場面は号泣シーンの予感がします。

一方、五代才助が前週に引き続き登場します。もっとも手紙だけでの登場となるようですが、二週続けての登場によって、五代が極めて重要なキャラクターであることを印象づけようとしているのでしょうか。

『あさが来た』第2週 第10話 「ふたつの花びら」
 朝ドラ観賞後の感想

モンスターお母ちゃんと白蛇はん

白蛇はんが胸中深く抱いている母親への強烈な憎悪は「確執」などという言葉で表現するには甘すぎるほど根が深いようです。しかも、憎悪の対象は自分の母親だけではなく、どうやら女性全般にまで及んでいるらしい。

状況は違えど心の中に抱える闇の深さは『ごちそうさん』の和枝姉さん以来。否、もしかすると和枝姉さん超えも確定かも知れません。これまで朝ドラ劇中で繰り返し描かれてきた親子の涙の和解など到底望めそうもありません。

この望みがまるでなさそうなモンスターお母ちゃんと白蛇はんの母子の関係。結末までにどのように回収されるのか、恐ろしいけれど楽しみにもなってきました。

お母ちゃんの言いなりになっていると周囲から思われていることも承知し、その残念なポジションに敢えて甘んじながら心の中に溜め込み続けてきた積年の憎悪。大人のドラマならではの複雑で強烈なキャラクターの登場です。

新次郎さまの本気

新次郎さまは申し分のない素敵な男性ですが、申し分なさ過ぎるというか如才なさ過ぎることでかえって、これまであさちゃんに言った言葉の数々がどこまで本気なのかと疑ってしまう自分がいました。今回、その疑いがようやく晴れました。

破り捨てられ亀助さんが修復に当たっていた手紙が、あさちゃんから新次郎さまに宛てたものだと分かった瞬間のあの慌てぶり。正太郎兄貴以外には見せたことがなかった真剣な表情。あさちゃんに対して新次郎さまが本気であることがよくわかる瞬間でした。

しかし次週以降、あさちゃんと新次郎さまは当面の間、不安定極まる夫婦関係状態が続くようで、この「夫婦漫才」が待ち遠しくてなりません。

正吉お父ちゃんはのらりくらりとしたお人柄ながらも、その実しっかりと遊んでいるんですね。新次郎さまと亀助さんの会話でよくわりました。

うめさん

忠興お父はんが、うめさんとふゆちゃんの「お付き」の交代を宣言。

突然の交代宣言に驚くあさちゃんの胸中を察しつつもその場ではあさちゃんとは視線を合わせようとはせず、突然の「業務命令」を粛々と受け入れる決意を静かに見せるうめさんの女中の道を極めた姿が美しい。

一方で不安を募らせるあさちゃんを相撲によって全身で受け止める慈愛。あさちゃんの迷いを投げ飛ばすごとくあさちゃんそのものを勢いよく投げ飛ばすうめさんの厳しさ。

あさちゃんの不安を媒介にして描かれるうめさんの魅力と人物の器の大きさ。今回、うめさんに心を鷲掴みされました。

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4 Responses to “あさが来た 10話 あさが新次郎に頼みごと”

  1. koji より:

    惣兵衛さんの「こっそりころしたろ思てますねん」発言には驚愕でした。

    これまでの朝ドラでは絶対に有り得なかったようなおどろおどろしい台詞ですよね。
     
    また、五代才助絡みでは拳銃の描写もあったりと本当に新しい試みの多い朝ドラですね。

    今後、惣兵衛さんは、はつ姉ちゃんには心を開くようですが惣兵衛さん母子の行く末はどうなるのか気掛かりです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > これまでの朝ドラでは絶対に有り得なかったようなおどろおどろしい台詞ですよね。

      やっぱりそうでしたか。
      過去の事例を知らなかったのでコメントは差し控えましたがかなりビックリポンの台詞でした。しかし、おいおい白蛇はんは実力行使に出るので、その時はビックリポンとじぇじぇじぇとてっが一挙に襲ってくるような衝撃があるかも知れません。

  2. より:

    朝蔵さま、おはようございます。

    今日の放送は深いですね。
    白蛇さんの本当の想い。理解出来なくはないけど、怖いですね。柄本佑さん、本当に凄い役者さんですね。

    あと、あさとうめの相撲。いろんな想いが詰まったシーンでした。

    最後は、新次郎様。あさの手紙に気がついた時の豹変さがまた素敵です。
    で、しっかりとあさの頼みを聞く。しかし、内容が内容だからのみ込む。あー素敵です。

    ただ、明日は新次郎様にはショックな事が起きるみたいで。その時の新次郎様が楽しです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > しっかりとあさの頼みを聞く。しかし、内容が内容だからのみ込む。あー素敵です。

      新次郎さまは劇中では今のところ20代後半ですが、すでにこれだけの大人。40代、50代となり本格的に大人になった時、どれほどの人物になるのか楽しみでなりません。

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