あさが来た 19話 家業に強い関心示すあさ

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年10月19日(月)放送
第4週 第19話 「若奥さんの底力」

『あさが来た』第4週 第19話 「若奥さんの底力」あらすじ

あさは、はつを訪ねるものの門前払いされてしまいます。あさははつが心配でした。ほどなくして元気なので心配は無用である旨、はつから手紙が届いたもののそれが偽の手紙であることをあさは知りませんでした。

その頃、加野屋の経営に危機感を感じ始めていたあさは、大番頭の雁助につきまとい加野屋の経営についての質問に次ぐ質問で雁助を辟易させていました。そして諸藩への貸し付けの証文の整理を終えたあさは正吉に願い出ます。

諸藩の中では付き合いの浅い宇奈山藩が一度もお金を返してくれていない。しかも他の両替屋からも借金を重ね返済が出来ていないようだと。宇奈山藩への貸し付けの取り立てを認めてほしいと。あさの願い出に、正吉はやってみろと応じます。

ようやく貸し付けの取り立てを正吉から認められたあさは、早速、宇奈山藩の蔵屋敷に足を運びました。しかしあさの思うようには事は運びませんでした。あさは蔵屋敷で門前払いをされ、貸し付け返済の交渉の席にすらつけなかったのです。

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『あさが来た』第4週 第19話 「若奥さんの底力」
 事前発表あらすじのレビューと解説

前週の最後、第3週にして早くもヒロインの本業スイッチが入ったことを受け、今週からいよいよヒロインは具体的な行動を開始します。このスピード感は『カーネーション』以来かも知れません。

加野屋では、正吉が見積もった以上の諸藩への貸し付け金があったことに加え、貸しっぱなしのまま取り立てていなかったため、手元の現金はわずかしか残されていませんでした。

大番頭の雁助は、手元に現金がなくとも諸藩に貸し付けた証文が資産になるから安心なのだと説明します。しかしあさにはこれが納得ゆきません。

史実では、広岡浅子が嫁いだ直後に諸藩への貸し付けの取り立てに動いたという記録は残されていないようです。

しかし、諸藩への貸し付けを原則行わない三井家の堅実経営を見て育った浅子にとって、リスクを一切考慮に入れず諸藩への貸し付けを繰り返す婚家の経営に大きな危機感を抱いたのは間違いなさそうです。

劇中の加野屋同様、実在モデル・加島屋の蔵の中には諸藩に貸し付けた証文が山と積み上がり、一方で現金はわずかにしか残されていなかったようです。

現代の言葉で表現すれば、加島屋はキャッシュフロー軽視(と言うか無視)の経営状態にあったようです。

『あさが来た』第4週 第19話 「若奥さんの底力」
 朝ドラ観賞後の感想

姉妹の運命の明暗反転

【2週】許婚に恋するあさちゃん vs 婚家に不安を募らせるはつちゃん
【3週】夫が連日の朝帰りを繰り返すあさちゃん vs 夫と心を通い合わせるはつちゃん

これまで繰り返されてきた姉妹の運命の明暗の反転が今週早々再び反転しました。

【4週】読書を許され家業に関わることも認められ解き放たれたあさちゃん vs 偽の文を強要され心を閉ざすはつちゃん

食事を拒絶し偽の文を書かされたことに対して無言の抵抗を試みるはつちゃん。そのはつちゃんに跡継ぎを産まなければならないのだから食事しろと白蛇はん。

白蛇はんの突き放すような物言いが冷たい印象を与えましたが、しかしあれが不器用な白蛇はんの精一杯の愛情表現なのだろうとも思いました。

ちょっとネタバレになりますが、白蛇はんがはつちゃんに心を開き誰の目にもわかるような形で妻への愛情を見せてくれる日が間もなく訪れます。

前週で蔵に閉じ込められたはつちゃんを助けてあげられなかった白蛇はん。そして今回、残念な形でしか妻への心遣いを表現出来なかった白蛇はんの態度。数回先に見せてくれるはずの白蛇はんの真の姿に免じて、目をつむってあげようと思います。

正吉お父ちゃんの大英断

付き合いの歴史が浅い藩とはいえ大名貸しを取り立てる決断。恐らくは前例がないであろう債権回収をよりによって嫁に一任してしまう正吉お父ちゃんの英断。

「やってみなはれ」

正吉お父ちゃんがあさちゃんに放った『マッサン』鴨居の大将へのオマージュ(?)のような一言が重く潔い。

そしていつも思うことですが、春風に吹かれるようなやわらかなお人柄の正吉お父ちゃんが時折見せる厳しい表情が、今回も素敵過ぎて見とれてしまいました。

逆境パワーアップキャラ

宇奈山藩の蔵屋敷で門前払いを食らったばかりか、屈強な門番の男たちに突き飛ばされたあさちゃんが見せた闘魂に燃える瞳の力強さに鳥肌が立ちました。

叩かれれば叩かれるほどに強くなっていった『カーネーション』の糸子さん以来となる、逆境パワーアップキャラは大好物なので、ワクワクが止まりません。

世の中の大きな変化。男尊女卑の時代を走り抜ける女性実業家ならではの苦悩。これから展開される物語の中で様々な困難が予想されますが、立ちはだかる壁を生来の闘魂でぶっ壊し続けるであろうあさちゃんの痛快な活躍が楽しみでなりません。

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4 Responses to “あさが来た 19話 家業に強い関心示すあさ”

  1. koji より:

    そうそう

    やってみなはれ!

    は、鴨居の大将と英一郎との確執が解消されたときの台詞でしたね(^_^)。

    それと今回、あさちゃんのジッとしていられない性分ことを

    サンマやカツオに例える台詞がありました。

    これを聞いて、一瞬

    「マグロの方が解りやすいのでは?」

    と思いましたがマグロは現在のような漁船での急速冷凍技術が確立するまではなかなか庶民の口に入ることはなかったと何かで聞いたことを思い出しました。

    これは、一本取られた気分になりました(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > サンマやカツオ

      新次郎さまの謎かけはいつも秀逸です。
      しかし、今回は新次郎さまの謎かけを発展させた正吉お父ちゃんが当主の貫禄を見せてくれましたね

  2. ちぃちぃ より:

    おはようございます。

    はつちゃんを庇いたくても庇いきれない、優しい言葉すら掛けてやれない自分をもどかしく思っているような表情の惣兵衛さんが印象に残りました。

    不器用な人ですね。

    一方のあさちゃんと新次郎さん。

    商売に口を出すあさちゃんを咎めはしないものの、商売のことにはあくまで消極的な新次郎さん。

    新次郎さんには商売に関わりたくない深い理由があるというのはネタバレを拝見して存じておりますが、それを知らなければ、ちょっと薄情なようにも見えちゃいますね。

    さっそくお金の回収に動き出したあさちゃん、前途は多難なようです。
    頑張れ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 優しい言葉すら掛けてやれない自分をもどかしく思っているような表情の惣兵衛さん

      白蛇はんへの優しさに満ちたコメントですね!この部分、何度も読み返してしまいました。

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