あさが来た 30話 惣兵衛が忽然と姿を消す

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年10月31日(土)放送
第5週 第30話 「お姉ちゃんに笑顔を」

『あさが来た』第5週 第30話 「お姉ちゃんに笑顔を」あらすじ

正吉とあさは、才助の「カンパニー」に協力する決意を固め、その旨を知らせるために才助のもとに足を運びました。加野屋が協力を申し出たことで、他の大阪商人たちも才助の「カンパニー」への協力を決めました。

しかし、才助の「カンパニー」が緒に就いた頃、才助は横浜への異動を命じられてしまいました。あさや大阪商人たちが才助の異動を惜しむ中、才助は再び大阪に戻ることを約束し旅立って行きました。

そんな中、あさは炭鉱経営への思いが日増しに募るばかりでした。鉱山を買いたいと願うあさをはつは諭します。夫を意見を聞いてからにしろと。その新次郎は、いつになく厳しい口調であさが炭鉱経営を手がけることに反対しました。

一方、はつが妊娠していることがわかりました。しかし、妊娠を一刻も早く知らせようとするはつの前から、惣兵衛が忽然と姿を消してしまいました。惣兵衛ははつの気付かぬところで、ずっと苦悩を抱え込んでいたのです。

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『あさが来た』第5週 第30話 「お姉ちゃんに笑顔を」
 事前発表あらすじのレビューと解説

今週になって新たに登場した二つのトピック。「カンパニー構想」と「炭鉱経営」。前者の「カンパニー構想」はついに正吉が設立への協力を申し出ることで回収されました。

一方の「炭鉱経営」は、日に日に炭鉱への関心を深めるあさの情熱にほだされ、一度は話しを一蹴した正吉も、にわかに無視出来なくなってきます。

しかし、何事にもこだわりのない新次郎が意外にも「炭鉱経営」に異を唱え続けたことにより今週中の回収には至りませんでした。あさの初の大仕事となる「炭鉱経営」は次週以降に持ち越しです。

一方、はつに関するグッドニュースとバッドニュースが今週の最後に紹介されます。グッドニュースは、はつの懐妊です。はつにつわりが起こるのです。バッドニュースはお腹の中の子の父親、惣兵衛のことです。惣兵衛が家を出たまま帰って来ないのです。

『あさが来た』第5週 第30話 「お姉ちゃんに笑顔を」
 朝ドラ観賞後の感想

新次郎はんの猛反対

炭鉱視察のための九州行きをいつになく厳しい口調で猛反対する新次郎はん。あさちゃんにこれほど厳しい顔を見せるのは、あさちゃんが蔵屋敷で一泊した時以来でしょうか。

言葉も表情も厳しい新次郎はんでしたが、蔵屋敷騒動の時に見せた新次郎はんの厳しい顔はあさちゃんを心から心配してのことでした。

そんな前例があったので、今回の新次郎はんの厳しい言葉に対してあさちゃんもさほど反発しなかったのでしょう。残念そうではありましたが。

あさちゃんが心配だから猛反対。そんな新次郎はんの気持ちがわかっているから、あさちゃんも強くは反発しない。夫婦喧嘩になりそうでならない、味わい深い夫婦の口論でした。

皮肉な展開続きの山王寺屋一家

山王寺屋が倒産し後継ぎが必要とされなくなった状況の中でのはつちゃんの妊娠。今さら子供が出来たところで山王寺屋はもうないと相変わらずの憎まれ口を叩きながらも、はつちゃんの異変の正体を真っ先に見抜いた菊お母ちゃんが微笑ましい。

後継ぎなど最早必要ないと口では言いつつも、はつちゃんの妊娠を察した菊さんがはつちゃんの体に手を添えるまでの動きの早いこと。孫が出来た喜びが、その身のこなしによく現れていたと思います。

嫁への嫌味な言葉は出てくるものの、菊お母ちゃんの言葉にかつてのトゲトゲしさがないような気がするのは僕だけでしょうか。

夢も希望も失ったと思っていた中で芽生えた明日への希望。栄達お父ちゃんの、諦めと望みが入り混じったような笑い声も絶妙。悲しいのか嬉しいのかわからないような、あんな笑い声は初めて聞きました。

そして、はつちゃんの妊娠を一番喜ぶに違いない黒蛇はんの、妊娠がわかった矢先の失踪。もう少しだけ、はつちゃんの妊娠が早く分かっていれば、黒蛇はんも心の闇を抱えながらも生まれてくる子供のために踏ん張ることが出来たかも知れません。

貧しい中でも幸福の絶頂の瞬間になるはずだった妊娠が、無条件で喜べなくなったはつちゃんが気の毒過ぎて言葉もありません。

五代さま

後継ぎが必要とされない状況下でのはつちゃんの妊娠。妊娠判明のタイミングでの黒蛇はんの失踪。皮肉な展開続きの今回は、もう一つの皮肉な展開が観ていて辛い。

五代様のビックリポンな河童に協力者が集まった矢先の五代様の異動。その異動に強く抗議する五代様の一言はまるで東京に一極集中した現代の状況への予言のようです。

東京にすべてが集まりすぎている!

実在の五代様が同じことを言ったのかどうか定かではありませんんが、鋭い一言でした。

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2 Responses to “あさが来た 30話 惣兵衛が忽然と姿を消す”

  1. KAMIGATA より:

    五代友厚は明治18年に亡くなりましたが、大阪で行われた葬儀には、4000人以上の人が参列し、葬列は数キロにも及んだと言われています。
    現在、大阪市内には大阪証券取引所と大阪商工会議所の2カ所に銅像が建っています。その他、地場の証券会社の前にもあったりします。確かめたわけではありませんが、こんなに銅像が多いのは、他には真田幸村くらいだと思います。大阪の人間にとって五代友厚は、徳川家康に挑んだ真田幸村に匹敵する人物なのでしょう。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 4000人以上の人が参列し、葬列は数キロ

      それはすごいですね!

      第30回でついに大阪の商人たちの心をつかむ場面が登場しましたが、これから大阪経済の復興と発展に寄与する姿が描かれることになるのでしょう。楽しみでなりません。

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