あさが来た 第7週 だんな様の秘密

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年11月9日 〜 11月14日放送
第7週「だんな様の秘密」

『あさが来た』第7週「だんな様の秘密」あらすじ

蔵野炭鉱に初めて足を踏み入れたあさは、炭鉱夫たちの思いがけない抵抗に遭いました。これまでと同じ仕事、これまで以上の厚遇を約束しても親方の治部作が率いる炭鉱夫たちは、あさが女であることを理由に働くことを拒み始めたのです。

あさと炭鉱夫たちの間でこう着状態が続いていたある日のこと。あさと炭鉱夫がもみ合いになった際、あさが隠し持っていたピストルが地面に落下し暴発してしまいました。恐れおののいた炭鉱夫たちはこの事故を機にあさへの抵抗を諦めるのでした。

一方、惣兵衛の居場所が五代友厚を経てはつに伝わりました。早速、場末の賭場まで足を運んだはつは惣兵衛と再会を果たします。はつを不幸にしてしまったことを思い悩んで姿を消したと語る惣兵衛をはつは受け入れ、二人は肩を並べて家路につきました。

蔵野炭鉱に新次郎がやって来ました。事業への協力を求めるはつに、新次郎は自分が商売を嫌う理由を初めて口にします。幼馴染の父親が破産し一家で夜逃げした苦い思い出が新次郎の心の傷となり、それ以来新次郎は家業から距離を置くようになったのです。

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『あさが来た』第7週「だんな様の秘密」各回あらすじとレビュー

第37話 11月9日(月) 働こうとしない炭鉱夫達
第38話 11月10日(火) あさと坑夫が激しく対立
第39話 11月11日(水) 惣兵衛の居所が判明する
第40話 11月12日(木) はつと惣兵衛再会果たす
第41話 11月13日(金) 新次郎が蔵野炭鉱に来訪
第42話 11月14日(土) 新次郎が家業を嫌う理由

『あさが来た』第7週「だんな様の秘密」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

前週までは、一週の中で劇中時間のスキップが繰り返され、それによって時代の変化の速さが表現されていましたが、今週は一転、約10日間の出来事が一週かけて描かれます。

第7週のレビューと見どころ

これまで、宇奈山藩の蔵屋敷で勘定方を相手に貸し付け金の取り立てをした際も。そして奈良の豪商・玉利に借金を頼みに足を運んだ際も。あさは女性であることを理由に相手から疎んじられてきました。

そして再びあさは女性であることを理由に相手から疎んじられる事態に直面します。しかも今回あさを疎んじるのは、あさの部下であるはずの者たちでした。

過去二回の試練はあさの一プレイヤーとしての力量が試される試練でした。しかし今回はあさの経営者としての器が初めて試される試練です。それ故なのか、今週は一週かけてあさの試練が丹念に描かれてゆきます。

また、新次郎が家業に無関心でいることの理由も今週初めて明かされます。新次郎の秘密が明かされるのが何故、家ではなく炭鉱なのか。その理由は次週以降に明らかになりますが、ここでは伏せておきます。

さらに今週ははつが失踪した夫の惣兵衛と再会。見所が今週もたくさんある『あさが来た』第7週です。

歴史・時代背景

1872年(明治5年)
前週、劇中であさが買収した鉱山視察に出発したのが1872年(明治5年)4月。今週はあさが鉱山に到着してから約10日間の出来事が描かれます。

この年、新橋・横浜(桜木町)間の鉄道開通をはじめとして、富岡製糸工場開設、日本最初のガス燈点火(横浜)、翌年からの太陽暦採用を決定するなど日本の夜明けを感じさせる様々な新事業や改革が行われています。

『あさが来た』第7週「だんな様の秘密」一週間のエピソード観賞後の感想

第7週も前週に引き続き、一週間がとてつもなく長く感じる週となりました。

次郎作さんの親分の風格

あさちゃんと炭坑夫たちとの対立とこう着状態の打開までの息の詰まるような展開。その中で特に印象に残ったのは次郎作さんの親分の風格でした。

宮部支配人、炭坑夫たち、そして次郎作さん。三者のあさちゃんへの態度は今週の前半と後半とで劇的な変化を見せました。

ただし、態度が変化した三者の動機はまったく異なります。宮部支配人の場合はお茶目なほどにわかりやすい手のひら返し。炭坑夫たちは親方の指示待ち。

そんな中、終始一貫してあさちゃんの真価を見極めることに徹したのが次郎作さんでした。そしてあさちゃんがどれほどの人物がわかるやそれまでの非を詫びる潔さ。相撲であさちゃんを素直に応援するその衒いのなさに親分の風格を感じました。

愛すべき日和見主義者・宮部支配人

宮部支配人の描きかたも秀逸です。あからさまな手のひら返しをする人物というのはとかく嫌われキャラとして描かれがちです。

しかし、宮部支配人は薄っぺらな嫌われキャラでなくどこか愛嬌があり、身近にもいそうな憎めないタイプ。

小さな役にまでたっぷりと愛情を注いで人物造形に取り組んでおられる作者の姿勢が、宮部支配人から伝わってきました。

はつちゃんの凛々しさ

あさちゃんが主人公の物語の中では、はつちゃんと白蛇はんの再会の物語は位置づけとしてはサイドストーリーなのでしょう。

しかし、サイドストーリーと呼ぶことがはばかられるほどのクオリティを持った美しすぎるエピソードに言葉もありません。

失踪した夫と妻の再会場面。よくありがちなのは喜びの涙を流しながら夫を責め立てる妻の図ですが、そんな決まり切ったパターンをきっぱりと拒否。

白蛇はんの失踪の理由を静かな笑顔ですべて受け入れてしまうはつちゃんの凛々しさに、涙腺をはげしく攻撃される忘れられない夫婦の再会場面でした。

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2 Responses to “あさが来た 第7週 だんな様の秘密”

  1. MISAKO より:

    初めまして、あさドラは、平成になってからのヒロイン像が苦手で、観始めては脱落をくりかえしていました。

    この作品も当時は特に珍しい女性実業家はモデルとありましたから、どうかな?
    しかし時代が一番興味深い幕末から明治維新を見せてくれる!そこに惹かれて見始めました
    そしたらどうでしょう、主人公は私の大好きな天然キャラとして、描かれているではないですか、もう夢中ですよ
    でも、あさドラを見る習慣がなかったから、あさどら独特な流れに戸惑ってもいまして、こちらにだどりついたわけなのです
    ただ一つ思うことは、サイドストーリーであるはつのところを、確かに魅力的ですがメインにはもう持ってきてほしくはないです。
    あささんの物語が見たいです

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      『あさが来た』は、それぞれ理由は異なれど、夢中になる人が続出していますね。
      僕の朝ドラ歴はたかだか『ごちそうさん』以来と浅いのですが、これまでのところ一番夢中になっています。

      ところであと数週で、はつちゃんは遠くに引っ越すため、それ以降はあさちゃんの物語をじっくりと観ることが出来ると思います。

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