あさが来た 第9週 炭坑の光

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年11月23日 〜 11月28日放送
第9週「炭坑の光」

『あさが来た』第9週「炭坑の光」あらすじ

1873年(明治6年)。あさは九州の蔵野炭鉱改め加野炭鉱と大阪の間を往復する多忙な暮らしをしていました。その頃、炭鉱経営は順調で加野屋も負債も減少。その頃、退官した五代友厚は事業に成功し鉱山王の異名を持つほどになっていました。

一方ではつは、母の梨江から和歌山の土地の証文を譲り受けていたことをようやく惣兵衛に明かしました。はつは証文のことで夫が気分を害することを案じていましたが、意外にも惣兵衛は義母の申し出を喜びました。しかし菊は和歌山行きに反発します。

あさは炭鉱夫たちが将来に希望を持って働ける環境づくりに心を砕いていました。あさは炭鉱夫たちの処遇の改革案を提案。親方の治部作はじめ炭鉱夫やその妻たちとの話し合いを重ね理解を得られる一方で、あさの改革案に背を向ける者もいました。

あさに強く反発しているのはサトシという名の納屋頭でした。サトシは納屋頭たちを扇動するなどして、あさの改革の邪魔を繰り返しました。そのサトシは何故か加野屋と新次郎のことをよく知り、あさを不思議がらせるのでした。

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『あさが来た』第9週「炭坑の光」各回あらすじとレビュー

第49話 11月23日(月) 炭鉱での新たなトラブル
第50話 11月24日(火) 坑夫サトシの働きが問題
第51話 11月25日(水) 坑夫らの処遇改善を提案
第52話 11月26日(木) あさ、納屋頭たちを説得
第53話 11月27日(金) あさ,はつ,新次郎の孤独
第54話 11月28日(土) 当主引退を宣言する正吉 

『あさが来た』第9週「炭坑の光」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

前週から半年以上の月日が流れ、1873年(明治6年)の夏から今週ははじまります。加野屋が買収した鉱山はその名を加野炭鉱と改め経営も順調です。

第9週のレビューと見どころ

炭鉱経営が順調がその一方で今後の展開が気になるフラグが第9週ではいくつか埋め込まれています。僕が特に気になった2つのフラグは以下の通りです。

【1】五代友厚が想いを寄せる女性
前週あたりから五代友厚があさに想いを寄せている暗示めいたエピソードが登場しはじめましたが、今週はそれがより明瞭になります。

五代友厚は一旦は横浜に異動となったものの退官し大阪に戻ってきます。官職に復帰し上京を求める大久保利通の頼みを友厚は固辞。友厚が復官を拒む理由を大久保が説明します。友厚は大阪に意中の女がいるから大阪を離れたくないのだと。

友厚はその意中の女性を、他者に先駆け海に飛び込む「ファーストペンギン」と喩えます。さらに別の場面ではあさ本人にはっきりと言います。あさは「ファーストペンギン」だと。実にわかりやすいフラグです。

【2】大番頭・雁助の複雑な想い
もう一つは加野屋の大番頭・雁助の、順調な炭鉱経営に抱きはじめる複雑な感情です。雁助は両替商という商売に誇りを持っていました。しかし、今の加野屋を支えているのは両替商ではなく炭鉱業。その現実が雁助には受け入れがたいのです。

公式サイトの雁助の説明によれば、将来、雁助は加野屋と袂を別つとの由。悲しいことですが今週の雁助の複雑な感情はその時のフラグかも知れません。

水落ち
これはフラグではありませんが、朝ドラ恒例の水に落ちる場面が久しぶりに登場します。ただし水に落ちるのはヒロインではなくヒロインを陰に陽に支える夫の新次郎です。

水落ちは朝ドラ成功のおまじないみたいなもの。その役割を夫が引き受けるのは、妙な言い方になりますが「逆内助の功」みたいなものでしょうか。

歴史・時代背景

1873年(明治6年)
明治6年と言えば「征韓論」をめぐる激しい論争の末に起こった「明治六年政変」が有名です。この時「征韓論」に反対の立場を表明していた大久保利通も今週劇中に登場しますが、劇中エピソードは「征韓論」と一切関わりを持っていません。

『あさが来た』第9週「炭坑の光」一週間のエピソード観賞後の感想

大阪から遠く離れた九州の地で夫の傍にいられない寂しさを募らせるあさちゃんの顔。妻不在の寂しさを悟られまいとしながらも隠しきれない新次郎さん。

そして同病あい憐れむということなのか。新次郎さんの気持ちが痛いほどわかるはつちゃんもまた旅に出た白蛇はんが心配でならない。

寂しげな表情ばかりが続いた第9週でしたが、今週最後となる土曜日の放送回でようやく見ることが出来たあさちゃん、はつちゃん、そして新次郎さんの笑顔、笑顔、笑顔。

辛い一週間でしたが、最後の笑顔に救われました。最後まで観て報われた気持ちです。

一方で、脇キャラの方々の心の揺らぎの描き方も秀逸で、強く印象に残った週でした。

家が安泰のよのさんは孫が欲しい。孫に恵まれた菊さんは家の復興が悲願。お互いに無い物ねだりで心を通わせる二人のお母ちゃん。

加野炭鉱の看板と正吉さん引退に複雑な胸中が見え隠れする雁助さん。その雁助さんを案じているうめさんの表情が日に日に真剣味を帯びる。

そして、亀助さんの号泣は忘れられません。いつの間にか、心からの若奥さんの味方になってくれている亀助さんの姿も頼もしい。(さらに、ふゆちゃんと再会するや、若奥さんの事は頭から飛んでしまったらしいニヤケ顔がいかにも亀助さんらしい)

加えて、あさちゃんへの想いがいよいよ本気モードに突入したらしい五代さま。美和さんは五代さまに関心を持ち始めたのか。

最後に正吉さんがついに引退を宣言。

一見すると静かな週でしたが、登場人物たち一人一人の心が激しく揺れ動いた週でした。

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2 Responses to “あさが来た 第9週 炭坑の光”

  1. tonton より:

    先ほどNHKの番組表を見たら、第9週のサブタイトルが
    「遠く離れて」から「炭坑の光」に変更になってました。

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