あさが来た 31話 はつが妊娠、惣兵衛失踪

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年11月2日(月)放送
第6週 第31話 「妻の決心、夫の決意」

『あさが来た』第6週 第31話 「妻の決心、夫の決意」あらすじ

はつが妊娠していることがわかり栄達らが喜んだのもつかの間、惣兵衛が失踪してしまいました。しかし、はつは夫が行方をくらました不安に耐え、栄達も生まれてくる孫を楽しみに惣兵衛がいなくなった分まで仕事に励んでいました。

一方で新次郎は再び夜遊をはじめ、新次郎が朝帰りを繰り返すのは、あさが嫁のつとめをないがしろにし家業に没頭するせいだとよのは考えていました。そして、よのは雁助と亀助に命じます。新次郎が毎晩通っている先がどこなのか突き止めるようにと。

惣兵衛が失踪したはつを案じて、あさははつのもとに通い続けました。しかし気丈に振る舞うはつはあさを諭します。石炭のことで新次郎とのすれ違いが続く自分たち夫婦のことを心配しろ。寂しいのは自分よりも、むしろあさの方ではないかと。

はつに説得され、あさは決心します。新次郎と向き合い話し合おうと。しかし、新次郎との会話は再び石炭をめぐって激しい口論に発展。あさと新次郎の喧嘩が続いていたある日、思いがけない来客がやって来ました。あさの父・忠興が加野屋に姿を現したのです。

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『あさが来た』第6週 第31話 「妻の決心、夫の決意」
 事前発表あらすじのレビューと解説

第1週から前週まで、あさとはつの姉妹の人生の浮き沈み、それぞれの夫(許嫁)との関係の明と暗が、反転に次ぐ反転を繰り返しながら描かれてきました。

あさが明のときはつは暗に陥り、はつがささやかながらも明を見出すとあさが暗に転じる。しかし今週あたりから、あさとはつのそれぞれの人生の中に明と暗の両方を抱え込み、大人の複雑さが見え隠れしてくるようです。

今週冒頭ではつの妊娠が判明。義父の栄達は嫁の懐妊を心から喜ぶものの人生は皮肉です。はつの妊娠を知らずして、困窮を極めた生活に心が折れたのか惣兵衛が失踪。

一方、維新の逆風を耐え抜き新しい時代の風に乗り家業を発展させようと常に前を向くあさはしかし、家業に没頭するあまり新次郎と心のすれ違い。

妻とのすれ違いから夜遊びにふける新次郎を案じたよのは、新次郎に目掛を持たせようと準備をはじめます。

順風満帆に見えながらも、夫とのすれ違い、白岡家の後継ぎをもうけるためにも夫が目掛を持つことを受け入れざるを得ない状況。あさの苦悩のはじまりです。

『あさが来た』第6週 第31話 「妻の決心、夫の決意」
 朝ドラ観賞後の感想

あさちゃんと新次郎はんのすれ違い

あさちゃんと新次郎はんのすれ違いが前例にないほど深刻です。

店の前で夫の帰りを出迎えたあさちゃんに、皮肉に満ちた言葉で応じるような態度に出る新次郎はんの姿まで見せられることになるとは驚きです。

しかも、夫婦のすれ違いは思いのほか長引き、よのお母ちゃん、そして雁助さんと亀助さんまで巻き込む。(二人の番頭さん、お気の毒です)

そんな中、あさちゃんと時間をずらしてはつちゃんのもとに通っているらしい新次郎はんとの会話から妹夫婦の危機を察したのか、他人のことより自分のことを心配しろとあさちゃんを諭すはつちゃんの言葉が重い。

と同時に、自分も不安な立場にありながら妹夫婦のことをここまで心配できるはつちゃんの優しさが泣かせます。

また、これまでになく「本気で」夜遊びを繰り返す新次郎はんの残念な一面が描写される一方で、はつちゃんの言葉から浮かび上がってくるいつもの優しい新次郎はんの姿。

新次郎はんが白蛇はんを探してくれるとはつちゃんに申し出たというが救いでした。

山王寺屋の勢力図が激変する

かつて菊さんの前で何も言えなかった栄達さんが、菊さんに説教をし、仕事を手伝えと指図までしている!

一方で菊さんのいけずは最早はつちゃんと栄達さんには通用せず、山王寺屋の勢力図が倒産前とは反転。

相変わらずイケズがやめられない菊さんではありますが、栄達さんがすっかり強くなってくれたので、イケズをつぶやく置き物にしか見えなくなりました。これで安心して菊さんのイケズを楽しんでいられます。

二組の夫婦漫才

息子の夜遊びは嫁が悪いと決めつけたその直後には自分はイケズな姑ではないと釈明。嫁よりも息子が、そして息子よりも自分が可愛いよのお母ちゃんの暴走ぶりが楽しい。

暴走しながらも愛されキャラのよのお母ちゃん。一方で、イケズが過ぎて誰からも相手にされず、ついに置き物と化した菊お母ちゃんとの対比もコミカルで笑えます。

そんなお騒がせ奥様を巧みに操縦する正吉お父ちゃんと栄達お父ちゃんが、二人揃って大人の男です。

二組の大人の夫婦漫才を満喫させてもらいました。

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10 Responses to “あさが来た 31話 はつが妊娠、惣兵衛失踪”

  1. 1013 より:

    毎回加野屋のシーンで気になる、よのお母ちゃんの細工物。
    今回は嫁入りの時に貰った犬張子がはつちゃんの妊娠に合わせて再登場しましたね。
    安産のお守りなのではつちゃんにもご利益をお願いしたいものです。
    しかし菊お母ちゃんにあの器用さがあったら、張子や水引の内職で稼げたのにうまくいかないものですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 菊お母ちゃんにあの器用さがあったら

      そうですね。よのお母ちゃんと違って菊お母ちゃんは、口は立つものの言い方を変えると口だけ達者。無芸では身を助けられない悪い例かも知れません。

  2. tonton より:

    新次郎さんが断固として九州行きを許さないシーンで
    炭鉱のある筑前も五代さんの出身地も九州なのが面白くない。という解釈をネットで見受けてほほぉ、そういう見方もあるのかと新鮮な気持ちで受け止めました(序盤のあさと五代とのやりとりを覗き見しているシーンをあえて持ってきた事で)。

    なぜならば私は九州旅行が好きで福岡にも鹿児島にも行った事があって北と南ではかなり風土が違い、全く別の場所という認識があったので、安全面だけの問題では無かったのか?と
    このドラマは特に人によって様々な解釈を与える珍しい番組だと思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 炭鉱のある筑前も五代さんの出身地も九州なのが面白くない

      これは面白い見方ですね。僕もtontonさん同様、九州は北から南まで周り、それぞれ全く異なる土地という認識でいました。九州をひとくくりで見る発想は皆無だったので、炭鉱と五代さまを九州つながりで結びつける発想は新鮮でした。

  3. ケーキ大好き より:

    はつが栄達の事を「おてふりやら荷運びやら」してくれると言ってました。
    荷運びは判りますが、「おてふり」って何でしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      >「おてふり」って何でしょうね。

      「おてふり」でなく「ぼてふり」のようです。

      「ぼてふり」とは漢字で「棒手売」と書き、天秤棒を振り担いでの行商で「ふりうり「振り売り」とも呼ばれるそうです。

      白蛇はんが、何度か天秤棒を担いで登場し、失踪直後にも河原に天秤棒が投げ捨てられていましたが、あれが「ぼてふり(棒手売)」の道具だったのでしょう。

  4. atsu より:

    惣兵衛ときたら自分の両親をはつに押し付けて逃げ出したんですか。ひどいじゃないですか。新次郎の方もどうやらあさの商売熱心は、五代の影響を受けているのはないかとやきもちを焼いているようだし。しっかりせい、若旦那ども!!
    菊も以前は「早くやや子を」と騒いでいたが、よのも「新次郎に妾をもたせては」、こういう言葉も嫁としてはつらいところ。時代が時代だけに仕方ないのですが、女性としては残念。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      今回はご年配の旦那衆がちょっと困った奥様を上手に制御して立派だったのとは対照的に若旦那の二人が頼りなかったですね。それでも、若奥様の二人が驚くほどしっかりしているのが救いです。

  5. hiyoko より:

    こんにちは!毎日朝蔵さんのブログを楽しみにしています。

    今日もホントに楽しい内容でしたね。
    実際は重たい場面でも、なにかコミカルで楽しんで鑑賞する事が出来ます。
    今日、気づいたのですが、BGMがいいですね。
    夫婦の丁々発止やちょっとコミカルなシーンで流れる音楽がギターの音も賑やかなハードロック風だったりして、BGMがストーリーを更に盛り上げているのがよく解ります
    (とは言え、こういうRockな音楽は好き嫌いが分かれますが)
    以前、どこかのサイトで、主題歌がAKB48に決定した事が話題になり「朝からヘタな歌など聴きたくないからもう朝ドラは見ない」とか「紙飛行機が幕末にあるはずないのにw」みたいな残念な?コメントを見かけました。
    私も当初「え?AKBなの?(;゜ロ゜)マジ?」と思いましたが、聴いてみればとても清々しく、メインの山本彩さん?の澄んだ歌声にすっかり魅了されています。

    紙飛行機もハードロックも幕末には無いけれど(笑)そんなのどうでもいいし(笑)聴いていて心地好く楽しければOKだと、私個人は思っています。

    今日のBGMの使い方も、とても効果的だった様に思うので、夜の再放送をもう一回観たく、いえ、聴きたくなりましたww

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      『あさが来た』は、1日の始まりが楽しくなるような爽やかな主題歌にはじまり、劇中挿入曲も元気をくれるものばかりで本当に楽しめます。

      今回の、新次郎はんとあさちゃんが火花を散らす場面のエレキギターの曲。これまでいつも五代さまが登場する時に使われてましたが、あさちゃんにも良く似合うなと思いました。

      江戸時代の時代劇に普通は使わないだろうという楽器を使いながらも、全然違和感がないのはすごいと思います。

      > 主題歌がAKB48

      僕もこれにははじめこそ驚きましたが、今では朝ドラ主題歌のベスト3に入れたいくらいに気に入っています。

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