あさが来た 76話 福沢諭吉があさを励ます

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年12月24日(木)放送
第13週 第76話 「東京物語」

『あさが来た』第13週 第76話 「東京物語」あらすじ

あさは東京で弟の忠嗣(久太郎)とだけ会うつもりでいました。しかし、待ち合わせ場所には忠嗣と共に父の忠興が姿を現しました。嫁としてのつとめを果たさず東京に来たあさを忠興が詰ります。あさは『学問のすゝめ』を引き合いに出して忠興に説得を試みました。

そのあさと忠興の会話を横で聞いている者がいました。福沢諭吉でした。福沢諭吉はあさを励まします。男性と女性の相違は腕力だけだ。これからは女性も勉強し経済的に自立する必要がある。あさは日本初の女性社長を目指したらいいと。

あさと忠興の時間をかけた話し合いの末、ついに忠興はあさを一人の実業家として認めるに至りました。そして忠興は亡き忠政に敗北を認めます。あさを男として育て家督を継がせると提案した忠政の慧眼に忠興は感服したのです。

東京に数日間滞在したあさとうめが大阪に帰る日を迎えました。汽車に乗るため駅に向かうあさは新聞の号外を受け取ります。そこには大久保利通が暗殺されたことが報じられていました。同じ頃、五代のもとにもその事件のことが伝わるのでした。

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『あさが来た』第13週 第76話 「東京物語」
 事前発表あらすじのレビューと解説

動機はともかく、よのから子育ての協力を得られたあさですが、実業家としてこの先突っ走ってゆくには、もう一つ越えねばならない大きなハードルが残されています。父・忠興の存在です。

いくら実の娘とは言え、すでに嫁入りしたあさの指図、忠興が出来るものではありません。それでも尚、忠興が認めてくれなければあさとしては動きにくいはず。その忠興というハードルを越えるエピソードが今回描かれます。

あさが忠興というハードルを越えるにあたり、サプライズゲストの登場です。金八先生が『学問のすゝめ』の先生として登場。あさに激励の言葉を贈ります。

『学問のすゝめ』の先生の「贈る言葉」があさの背中を押し、忠興ハードルを突破。「贈る言葉」すなわち「社長を目指せ」という福沢諭吉の一言によりあさが経営者として活躍する姿が、2016年放送分の『あさが来た』では描かれることになるようです。

福沢諭吉の登場。あさを一人の実業家としてついに認める忠興。見所がいっぱいの『あさが来た』第76回です。

『あさが来た』第13週 第76話 「東京物語」
 朝ドラ観賞後の感想

忠政おじいちゃんと忠興お父はん

かつて忠政おじいちゃんが、あさちゃんを男として育てて家督を継がせようと提案したのは決して変わり者の思い付きなどではなかった!

忠政おじいちゃんがあさちゃんを溺愛し過ぎて目がくらんだわけでもない。あさちゃんが男勝りだからと言うだけの理由でもない。

あさちゃんの資質を忠政おじいちゃんはしっかりと見抜いていたのでしょう。あさちゃんには家督を継いで家業を発展させるだけのポテンシャルがあることを。忠政おじいちゃん、恐るべしです。

その忠政おじいちゃんに「負けた!」と、素直に敗北を認めてしまう忠興お父はんもまた器が大きい。敗北を認めたのと同時にあさちゃんが類い稀な才能を持っていることを認めてしまうところにも器の大きさを感じます。

ところで今回も、再会して早々は嫁のつとめを放って東京くんだりまでやってきたあさちゃんに怒りまくる忠興お父はんでありました。しかし「こらっ!あさっ!」がないのは、すでにあさちゃんを認め始めていた証でしょうか。

ついでながら「おいど出せっ!」もなかったのは、これは単に人前だから出来なかっただけのことでしょう。(実は「おいど出せっ!」を期待してました)

忠興お父はんからも一目置かれ、加野屋の嫁もない、今井家の令嬢でもない、実業家・白岡あさがついに誕生です。

福沢諭吉登場

福沢諭吉先生の登場です。

福沢諭吉といえば「歩く教科書」とでも呼ぶべき謹厳実直な堅物。僕はそう思い込んでいました。今日までは。

金八先生がコミカルに演じる福沢諭吉先生の姿を見て、一体リアルの福沢諭吉はどんな人物だったのかが気になり調べてみてビックリポンです。

劇中でもどちらかと言えば「変人」として描かれている福沢諭吉先生ですが、リアルの先生は「どちらかと言えば」レベルではなく、明らかな変人です。

以下、これは福沢先生の少年時代のエピソードですが、この少年がそのまま成長すればどんな大人になるのか。想像はお任せします。

迷信を疑った福沢少年は祠に祀ってあった御神体(石)を、ただの石ころとすり替え天罰が下るかどうかを検証。この検証作業はさらにエスカレートし、お札をトイレットペーパーとして用い天罰の有無を検証。

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26 Responses to “あさが来た 76話 福沢諭吉があさを励ます”

  1. るんるん より:

    私も、お父はんが激怒して「おいど出せ~!」期待してましたが、あきれながらも娘の成長に目を細めるお父はんって感じでしたね。
    相対して変わらないのが姉弟のやりとり。「お土産持って~」に反応して「お土産はある」と余計なことを言うあさと、「お母はんになんて言おう?」と応える久太郎(笑)いつになっても変わらないのが兄弟姉妹なのかなと思いました

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      久太郎くんは、成長してから妙に真面目な青年になってしまったと思ってましたが、今回久しぶりに見た久太郎くんは口の減らない子供時代のテイストが戻ってきた気がします。そしてそんな久太郎くんとお姉ちゃんの会話も昔のまんまなのが嬉しい。・・・おっと、忠嗣と呼ばないと怒られますね(笑)

  2. すすむ より より:

    いつも読んでいます。牛鍋の件ですが文明開化の頃はみそ味で角切り肉だったみたいです。料理についても細かい気配りにとても感心しました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      当時のレシピの再現だったんですか!
      『ごちそうさん』の時みたいにレシピ本が欲しいところです。

  3. tonton より:

    今日のオンエアでショックだった事

    1.大好きなキャラである忠興の「こらーっ!あさーっ!」が聞けなかった事

    2.このドラマに於いて大久保ロスになっただけでなく薩摩弁まで
     退場してしまった事

    今日の回で明治11年と紹介がありましたが、西暦では1879年で
    あさが29歳。今週で20代はおしまいで年明けから30代に突入するんですね。
    3ヶ月があっという間でした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      僕も忠興お父はんの決め台詞が聞けなくて寂しい思いをした一人です。
      残念ではありましたが、あさちゃんに一目置いたことを表現したのだろうと自分に言い聞かせ納得することにしました。(「おいどを出せーっ!」も期待してました)

  4. misty より:

    いつも見させて頂いてます

    福沢諭吉さんですが、武田鉄矢さんピッタリですね~
    顔が違うとか年齢違うとか背が違うとか金八だとか言われてたようですが
    そんなことよりも
    説教臭さ、変人ぶりは諭吉さんそうだったんだろうな~と感じ入りました
    ここを意識したキャスティングですよね
    素晴らしかったです
    もう出演はないのですかね
    あさの支えになって欲しいです

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      福沢諭吉さんを演じるのが何故武田鉄矢さんなのか。
      実は今日まで疑問でした。そこで調べてみたのですが・・・

      > 説教臭さ、変人ぶり

      本作で最たる適役かも知れないですね。

  5. よるは去った より:

    大久保利通卿と五代友厚氏が酒を酌み交わす場面は空気がなんとなく「別れの宴」みたいだと思っていたら案に違わず•••••••。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      本作は大仰な演出を避ける傾向にあるので、それだけに二人の男の場面はフラグ色が濃厚でした。友を亡くした五代さまの姿を見るのが辛くなりそうです。

  6. よるは去った より:

    福沢諭吉先生のあの場での言葉が日本女子大創設の礎になっているのかな?でもあの場所が「牛鍋」屋だったなんて昨日は気づかなかったな。いかにも文明開化の時代ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 日本女子大創設の礎

      今週は来年放送分に向けてのフラグが随所に組み込まれているみたいなので、今週の出会いがどこかで回収されるのかもしれませんね。

  7. らんぼるぎーに より:

    唐突ですが、広岡浅子さんが創立した日本女子大の愛称”ぽん女”とあさちゃんの口癖”びっくりぽん”、ぽん繋がりですよね‼︎

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      「ビックリポン」の由来判明ですね!
      ちなみに次作『とと姉ちゃん』のヒロインもポン女出身(中退)なのだそうです。

  8. Alison より:

    今井のおじいちゃまこそが、一番の慧眼の持ち主だったのですね。
    あさちゃんが「男」として育てられ、今井の家督を継いで
    お父さんの右腕になっている姿も、見てみたかった気がします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      あさちゃんが「男」として育てられていたら『ベルサイユのばら』日本版ですね。フランス革命が明治維新に置き換えられるのでしょうか。

  9. 新次郎さまファン より:

    いつも読んでいます。
    特に感想を読むのが好きです。

    さて、大写しで映った親子でつつく鍋、なんか煮詰まってないか?と感じていたのですが、これは親子の話し合いに時間がかかっていたということを示していたのですね。そこを見逃さない朝蔵さん、さすがです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      牛鍋。かなり辛そうでしたね。タレが見るからに濃厚そうで。テーブルにはご飯と生卵も一緒に並んでいたので、今でいうすき焼きみたいなものなんでしょうか。気になります。

    • misty より:

      すみません、コメントしていいか迷いましたが
      明治初期の牛肉は、固く匂いが相当だったらしいです
      でも、びっくりぽんな新しい食生活を始めたい
      だから味噌でじっくり煮詰めて食べていたとのこと
      西洋文化への過渡期を表現してるのでは無いでしょうか
      制作側はよく調べてるなと感心しました
      ま、時間もかかるのでゆっくり話しできたでしょうね
      出すぎてすみませんでした

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        コメントありがとうございます。
        牛鍋の件、詳しくありがとうございます。

        > 明治初期の牛肉は、固く匂いが相当だった

        牛肉食が当たり前になっている現代人の僕ですら、実は牛肉特有の匂いが苦手です。まして牛肉を食べ慣れていない当時の人はかなりつらかったはず。

        新しい食べものに関心があるけれど匂いが我慢できない。そんな当時の様子を想像出来るコメントをありがとうございました。

  10. うみがめ より:

    史実では五代さまが既婚者で女好きだったのですが、ドラマの中ではぼかされてきました。五代さまが女性にもてる描写があったのにあさちゃん一筋だと、ヒロインに都合よすぎだなと思っていました。なので史実通り女好きだそうでよかったです(笑)。五代さまがいい意味で生々しく人間らしいキャラクターになったので。
    また史実では糖尿病でお亡くなりになり、その原因がお酒の飲みすぎだったとか。今回はお酒を飲む場面が多かったので、フラグかもしれないですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      二日酔いで眉間にしわを寄せる五代さまもこれまでになく生々しい姿をさらしてましたね。次回あたり、さらに生々しい姿が披露されるかもです。

  11. koji より:

    「負けたわ、お父はん」

    忠興さんのこの台詞は何気に凄いですね。

    忠興さんの先見の明は勿論のこと、忠政さんの方がもっと先を見越していたことになりますからね(笑)。


    そして、その直後に「イギリスの酒」が登場。

    ご偉いはんのお二人が粋に飲んでいたのにはビックリポンだした。

    マッサンや鴨居の大将よりも随分と前に。。。。

    「取って置き」やて???。

    「模造品」の可能性大ですかね???。

    でも、もしかすると当時のご偉いさんは既にスモーキーフレーバーを嗜好されてたのかも。。。

    だとしたら、そっちの方がビックリポンだす!。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      ウイスキーは英国土産と大久保卿が仰せだったので、きっと本物でしょう。おそらく大久保卿にとっては初めてのウイスキー。「煙臭っ!」を期待したのですが、さすが薩摩の男です。そんな軽々しい反応はしないですね。

  12. atsu より:

    うめのおいど発言で今井のお父さんの存在を意識しだしたところで、今日ご本人登場。(断髪・洋装、私見No.1の男性です!!)あさが大久保の手が柔らかかったとか、五代と東京をあちこち見物したとか言うたびにひやひやしてしまいました。幸いお父さんはあさの話の内容に集中していて、しかも福沢先生登場で大いに考えるところがあったようで、あさのおいどは無事でしたが。
    五代の朝帰りとは、どこに泊まったのでしょう。そういえば三味線のお師匠さんはどうなったのでしょう?
    なんだか今日は本筋以外のところが色々気になってしまいました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 断髪・洋装、私見No.1

      断髪がすっかりサマになってきましたね。違和感も全くない。洋装で、しかも東京で見る姿なので余計にお似合いなのかも知れません。

      > 三味線のお師匠さん

      社交場のママ構想。年内登場を期待していたのですが、年明けになりそうですね。

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