あさが来た 92話 榮三郎が銀行開業を決断

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年1月19日(火)放送
第16週 第92話 「道を照らす人」

『あさが来た』第16週 第92話 「道を照らす人」あらすじ

ある日、榮三郎は雁助に相談しました。新しい時代の中で加野屋が生き残るためにも、加野屋は銀行を開業したほうが良いのかと。銀行開業に心が傾く榮三郎の本心を知った雁助は言い切りました。銀行業に乗り出すことが加野屋の暖簾を守り続ける道であると。

よのも加野屋の将来を案じていました。よのはあさに説明を求めます。加野屋が銀行になると加野屋はどう変わるのかと。加野屋が銀行になると、女中以外の者は自宅を構えて加野屋に通うことになると知ったよのは、男性の店員への配慮をあさに求めました。

あさもよのに相談しました。九州の炭鉱の商売が大きくなったので、鉱山を加野屋から切り離して別会社にする必要がある。そして、これから新しく作る会社の社長に据える人物の希望をあさはよのに相談したのです。

一方、うめは雁助を案じていました。加野屋が銀行になると雁助の暖簾分けの夢が断たれてしまうからです。そんな中、雁助はうめに言いました。もう潮時だ。自分と一緒に加野屋を出てくれないかと。

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midokoro
今週は五代さまが退場する悲壮感あふれる一週間となりそうですが、その一方で雁助さんとうめさんの切ない恋も描かれます。

加野屋を去ることを考えている雁助さんの本心はどこにあるのか。

そんな雁助さんの本心を知ってしまったうめさんは、そのことをどのように受け止めるのか。

今回、悲しい物語に切ない物語が交錯してゆきます。

『あさが来た』第16週 第92話 「道を照らす人」
 事前発表あらすじのレビューと解説

遅ればせながら榮三郎も加野屋が両替屋から銀行に商売替えしなければ生き残れないことを察し始めました。

かつて榮三郎が、加野屋の銀行進出に難色を示していたのは正吉に重用されるあさへの嫉妬や、心服している雁助の影響によるところが少なくありませんでした。

確固たる信念を持って銀行に反対していたわけではなかった榮三郎が、時代の流れの中で銀行への商売替えに心が移っても決して不思議ではありません。

一方、加野屋と両替屋という商売を心から愛していた雁助にとって、加野屋の商売替えは受け入れられるものではありません。

しかし、当主が銀行開業が必要と考える以上、当主に仕えることが絶対の美徳の雁助が榮三郎の考えに異を唱える選択肢はありません。

いよいよ雁助は「しおどき」と感じ始めるようです。そして、そんな雁助の異変をうめが察します・・・

『あさが来た』第16週 第92話 「道を照らす人」
 朝ドラ観賞後の感想

「暖簾を守るためにも銀行にいたしましょ」

加野屋の銀行への商売替えを受け入れる雁助さん。それは、ある意味で自分の夢につながる道を断つ苦渋の決断でした。

現代人の感覚からは想像もつきませんが、明治初期以前の老舗の大店で手代から番頭にまで登りつめた男性なら、ついに暖簾分けを許されて自分が一国一城の主になる。

そして自分がかつて仕えた店のように、商いを一家みんなで守るそんな店をつくることに自分の人生のすべてをかけるくらいの意気込みで働いていたのかも知れません。

加野屋の銀行への商売替えを受け入れることは自分の夢を断つこと。しかし、銀行への商売替えなくして、長年月にわたって仕え愛した加野屋の暖簾を守ることは出来ない。

雁助さんにとっては究極のジレンマだったことかと思います。

あさちゃんの相談ごとは新次郎さん社長就任の件?

前回、榮三郎くんに言いかけてやめ、今回、よのさんに炭鉱会社の社長人事の相談を持ちかけたもののその部分だけ映像カット。

そして、新次郎さんに話そうとしたところでうめさんがやって来る。

あさちゃんが「相談と言うより心を決めた」と言いつつも、まだ明らかにされていない決めたこととは、もしかして社長を新次郎さんに任せたいということでしょうか。

千代ちゃんから、何故働かないのかとグサッと胸をひと突きされたものの、まだどこか真剣さが足りないでもない新次郎さん。

まさかの社長就任依頼にどんな風に反応し、どんな風に迷い、そしてどんな風に決断を下すのか。これからの新次郎さんの一連の動きは要チェックですね。

「わてと一緒にこの家出えへんか」

ついに雁助さんが言ってしまいました。

重苦しい空気の中、苦渋に満ちた表情でする雁助さんの告白。恋バナと呼ぶにはあまりにも切なすぎる大人の恋バナのスタートです。

亀助さんとふゆちゃんの恋バナは一週半ほどで完結しましたが、雁助さんとうめさんのそれは完結までに二週間はかかりそうな気配がします。

五代さまと砂時計

雁助さんとうめさんの回でありながら、五代さまもしっかりと登場させてくれました。

しかし、その登場の仕方が悲しくてたまりません。砂時計の、刻一刻と落ち行く砂に自分の寿命を重ね合わせていたのでしょうか。

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2 Responses to “あさが来た 92話 榮三郎が銀行開業を決断”

  1. よるは去った より:

    奉公の話を本で読んだり、ドラマなどで観たりする度に「何て厳しい制度だったのだろう。しかも親元から離れて。」と思ったりしたものですが、今日のドラマの中の手代さんたちの「わてらどないなるんやろ?」の声を聞くといつの時代でも急に雇用形態や待遇が変更が使われる人たちにとっては不安の種なんだなとも思いますね。よのさんの指摘通り、今まで住み込みで三度の食事を当たり前に奉公先で食べていたのに急に「明日から『衣食住』全て自分の給料で何とかしろ。」と言われたら大抵の人は悪い意味で「びっくりポン」ですよね。私も一企業に勤めている者としても人事制度等が変わる度に「やれやれこれからどうなることやら。」なんて思いますしね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      加野屋さんの場合、雇用形態だけでなく商売そのものも大きな変更が加わり、しかもまだあまり知られていない商売。お店の人たちの動揺もさぞかし大きかったろうと思います。

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