あさが来た 100話 新次郎が紡績工場を創業

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年1月28日(木)放送
第17週 第100話 「最後のご奉公」

『あさが来た』第17週 第100話 「最後のご奉公」あらすじ

亀助が九州の炭坑から戻ってきました。加野屋の銀行開業を控え、その打ち合わせをするために大阪に呼ばれたのです。よのから助言を受けていた銀行で働くことになる従業員たちの処遇問題など、あさたちは銀行経営の様々な面を会議の席で話し合いました。

そんな中、相変わらず商売に対しての真剣さに欠けているように見えていた新次郎の意外な宣言が、あさを心底喜ばせました。その頃、新次郎は謡い仲間たちとともに尼崎に紡績工場を創立する計画を進め、その発起人になることが決まったのです。

一方、うめと雁助のことをあさは案じていました。あさはうめに告げました。雁助とともに加野屋を出て行っても構わない、自分の幸福のことを考えて欲しいと。しかし、うめはあさに応えます。これから先もずっと、あさに仕え続ける覚悟が自分にはあることを。

その頃、あさは面会を求めていた渋沢栄一からの返事の便りを待ち続けていたました。渋沢の話を聞いてから銀行を開業をしたいとあさは望んでいたのです。そんなある日、ようやく渋沢との面談が決まり、あさと新次郎は大阪商法会議所に足を運ぶのでした。

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亀助さんまでもが久々に登場し銀行の準備が着々と進んで行きます。

しかし、銀行の準備が進めば進むほど。銀行の開店日が近づけば近づくほど、気になるのは雁助さんの去就と、雁助さんの決断へのうめさんの反応です。

しかし、生涯をあさちゃんに尽くすことを自分に誓っているうめさんがどのような人生の選択をするのでしょうか。

実業家として更に一歩踏み込んだ新次郎さんの明。一方で雁助さんとうめさんの暗。今回は、明暗が交錯する見どころいっぱいの回となりそうです。

『あさが来た』第17週 第100話 「最後のご奉公」
 事前発表あらすじのレビューと解説

銀行開業が近づくにつれ雁助の加野屋退店も現実味を帯びてきます。あさに生涯を捧げると心に誓ったうめの苦悩もより深くなってきます。

あさはうめが幸福になる道を望むものの、うめがその道を選択するか否かはこの記事をエントリーした時点では不明です。

一方、新次郎が仲間たちとともに紡績工場を新たに建設するプランが浮上。新次郎の事業欲はあさたちを心から喜ばせることになりそうです。

さて、この新次郎の尼崎の地での紡績工場プランは史実に基づいたエピソードです。

1889年(明治22年)、新次郎の実在モデル・広岡信五郎は当時有数の綿の産地だった尼崎で尼崎紡績会社を設立。初代社長に就任しています。

なお、広岡信五郎が創業した有限責任尼崎紡績会社は現在のユニチカ株式会社です。

『あさが来た』第17週 第100話 「最後のご奉公」
 朝ドラ観賞後の感想

雁助さんと亀助さんの絆

亀助さんが再び、雁助さんの離婚に触れる。

亀助さんの雁助さんへの徹底した遠慮のなさ(笑)に、恐らくは亀助さんが手代の頃より親のように兄のように慕っていた雁助さんとの距離のなさがよく表れています。

今回冒頭の、久しぶりに雁助さんの顔を見た時の亀助さんのあの喜びよう!そんなところにも二人の関係が見え過ぎるほどに見えていました。

そんな親と子のような、兄と弟のような雁助さんと亀助さんの長きに渡った関係も間もなくおしまいです。

亀助さんが雁助さんの顔を見るのはこれが最後になってしまうのか。もう一度、会うことは出来るのか。

雁助さんとうめさんの関係にばかり気を取られていましたが、今回、ふと雁助さんと亀助さんの絆の深さを思い出し、切なさを感じる二人の再会場面でした。

うめが大好きや

うめさんの職業人としてのプライドに心打たれました。

「今井の両親の命令だけでおあさ様の側にいるのではない。おあさ様のそばにいてこれ以上愉快なことはない」

うめさんにとって何よりの誇りなのかも知れません。今井の両親から大切な娘を託されたことが。そんなプライドが、まだまだ大店の女将として不十分という言葉にこもっていたような気がします。

うめさんが何に誇りを持っているのかを知って、やっと僕の中でうめさんと雁助さんの悲恋への覚悟が固まりました。

雁助さんとの恋が悲恋に終わらなければ、うめさんは自分の誇りを捨てることになる。大人の恋が子供の恋と大差ないものになってしまう。この先の展開は、悲恋しか選択肢がないような気がします。残念ですが。

「うめが大好きや。色恋に鈍い自分がうめの気持ちだけ気がついてしまった」

あさちゃんのうめさんへの言葉も暖かでした。あさちゃんいつの間にか大人になりました。そんなあさちゃんの成長もまた、うめさんの楽しみでもあり誇りでもあるのでしょう。

追記:二人の会話を聞いてしまったことで雁助さんの心の始末もついたのかも知れません。雁助さんも、これで去る準備が整ったのでしょうか(悲)

【追記】フラフラ

「社長!」「仕事ですか?」

亀助さんのツッコミに照れ隠しする新次郎さんが応えます。

「謡いでフラフラ」

その新次郎さんを無言で睨みつけるあさちゃんの背景に流れる挿入曲は、これまで笑いを取る場面では一度も使われたことがない場面の深刻さを演出する時だけに用いられる楽曲。

新鮮な使い方が印象に残りました。

と言うか、あさちゃんがどれほど本気かがよくわかりました。

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10 Responses to “あさが来た 100話 新次郎が紡績工場を創業”

  1. ホシカ より:

    このサイトを見付けてとても嬉しいです。
    朝蔵さんは文才がありますね。
    普段仕事が早くて朝ドラは観れません。でもこのサイトを読ん何が起きているのかわかります。
    土曜日に纏めて観ています。

    因みに今日はうめのストーリーに大泣きしました。うめ大好きやね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      当ブログをお楽しみいただけてとても嬉しく思っています。
      うめさんには僕も泣かされました。今も思い出しただけでウルウルしてきます。

  2. たける より:

    今日はうめさんの言葉に涙して、久しぶりの亀助さんで笑わせて貰えました。
    うめさんとあさちゃんの話を後ろで聞く雁助さんの表情が何とも言えなかった。

    弥七の名字が五郎丸やったのが(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      亀助さんが一人いるだけで明るくなるから不思議ですね。

  3. misty より:

    渋沢栄一

    いよいよ100話ですね~
    でも全くブレないのがあさちゃんの物おじしないこと
    チビあさちゃんの啖呵、新選組、大名屋敷、奈良、炭鉱などなど
    祝賀パーティでも大活躍したのでしょうね
    今井の娘、炭鉱事業で知られてたかもですが「何この女」と思われるのが普通
    でも「渋沢栄一」を引き当てましたね
    総理大臣とか男でも萎縮するのに真っ直ぐさは経営者として素晴らしい資質があります
    五代さんの助言があったとしてもね
    ちなみに「へえ」さんは五代さんの差金かなと思ってます

    多分明日は渋沢さんから金言が聞けることでしょう
    楽しみです

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。
      月曜日のへいさんが五代さまの差し金というのはあり得るかもしれません。
      銀行の実務に明るい人材が加野屋にいないことを知っていたはずですからね。そしてそんな加野屋=あさちゃんが心配だったかと思います。

  4. atsu より:

    うめの言葉の端々から想像するに、うめは若い頃ある男性と恋におち、しかし実らず、すっぱりと思いを断ち切って今井に奉公するようになったようですね。
    もともと愛情深いうめは主人とその家族だけでなく同輩たちにも、相手を思って行動し、周りからも信頼され好かれてきました。ふゆが新次郎に思いを寄せたときも、(あさに対して申し訳ないだけでなく、)「ふゆも幸せになれない」と止めていました。そういう生活を「愉快」といううめは自分の居場所と幸せをちゃんと自分で作り出してきたということ。うめに惹かれた雁助も目が高いと言うべきなのですが・・・。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      うめさんは滅私奉公時代の象徴のような存在でいて、その実、もしかすると劇中で最も自立した女性なのかも知れません。自分の幸福も自立も、自分の置かれた環境ではなく自分の心で決める。うめさんの生涯を描いた朝ドラを観たいほどです。

  5. うみがめ より:

    今週はずっと五代さまロスで困っています。あさが来たは変わらず面白いのですが、何かが足りない。
    それでも加野屋の場面はおもしろいですし、へいさんがいい味を出してきたので今後に期待です。渋沢さんの登場シーンはなぜか久しぶりにワクワクしました。銀行編が加速しそうです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      劇中で時折出てくる五代さまの遺品やお名前が五代さまロスを癒すどころかますます深くするような気がします。僕も困っています。

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